面白いファンドが「つみたてNISA」枠に入りましたね。
そのファンドは、「iFreeNEXT FANG+インデックス」という名前で、つみたてNISA内ではアクティブファンドに分類されています。
ではなぜ、インデックスという名前が使われているかというと、このFANG+とは、NYSE FANG+指数というものがあり、それに連動する形で運用されているからです。
このFANG+指数ですが、ちょこちょこルールが変わっていっているので、何が最新なのか分かりにくいのですが、原則として、FANGのフェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグルのネット系の銘柄に加えて、アップルとマイクロソフトを入れて、基本は6銘柄のFAANMGにしているらしいのです。
もうFANGじゃないって突っ込みたくなるんですが、アップルとマイクロソフトは外せないって感じでしょうか。
また、組み入れ銘柄は10銘柄ってことで、ルールで選定した4銘柄を入れて、計10銘柄の指数ってことになります。
さらに、面白いのが、銘柄割合が均等割ってところで、各銘柄を10%ずつ投資するってことです。
普通、有名なS&P500やNASDAQ100などは時価総額加重平均なのですが、等ウエートってところが面白いところです。
まあ、一般的には、時価総額加重平均の方がリターンは良いって話なので、等ウエートってどうなのかな?って思いますが、インデックスファンドではなく、アクティブファンドであるなら、それも面白いかなと思います。
ウエート調整もきちんとルールがあって、3月、6月、9月、12月の第3金曜日に行われるらしいので、リバランスもされます。
なかなか面白いファンドがつみたてNISAに入りましたね。
■FANG+って何?
以前からFANG+が面白いとは聞いていました。
まあ、主要な6銘柄に、さらに伸びがあるテスラやエヌビディアを入れていますから、それは相当面白いと思います。
リターンに関しても、過去10年間でS&P500が330%になったのに対し、1,000%ですからね。
このファンドを持つだけで10倍になるのですから、注目されるわけです。
けれども、忘れてはいけないのが、ボラティリティの高さです。
2021年から22年にかけて、米国利上げによって株価の調整が入りましたが、その時でおよそマイナス40%です。
これだけ利上げに敏感な銘柄が入っていたら当然といえば当然なのですが、このボラティリティの高さを許容できるのであれば、このFANG+指数に投資するのは有りなのではないでしょうか。
一応、ファンドの概要だけまとめておきます。
【ファンド】iFreeNEXT FANG+インデックス
【運用会社】大和アセットマネジメント
【設定日】2018年1月31日
【販売会社】多数取扱いあり
【信託期間】無期限
【手数料】ノーロード、信託財産留保額なし
【信託報酬】0.7755%
【ベンチマーク】NYSE FANG+指数
【運用】配当込み、円換算ベース
今回のニュースで何が良かったかというと、これにより、認知度がさらに上がりました。
これまでも資金流入額は良かったのですが、つみたてNISAに採用されたことにより、資金流入はさらに良くなっていくと思います。
まあ、ベンチマーク指数があるとはいえ、ほぼアクティブファンドに近いですから、運用実績が悪いと資金流出は起きやすいと思います。
結局のところ、主要6銘柄と追加の4銘柄の成績次第ってことでしょうね。
■積立してみる?いくらしようかな?
私はどうするのか?って話ですが、このファンド、面白いですが、このファンドだけで運用するのはかなりしんどいと思います。
ハッキリ言って、あのボラティリティの高いNASDAQ100よりも暴れますからね、このファンドだけで運用してたら寝れなくなると思います。(笑)
指数の構成は10銘柄とっても、ほぼ個別投資に近い感じではないでしょうか。
それも米国で株価を牽引している10銘柄ですから、かなり大変なことになりそうです。
でも、そのリスクを取っている分、十分にリターンはあると思います。
米国の株式市場次第ってことになると思いますが、市場の状況が良ければ、この指数に連動するのは面白い結果が出そうです。
まあ、やるとしても遊び程度ですね。
これを他のS&P500インデックスやNASDAQ100インデックスと同じように扱うのは難しそうです。
なので、私としては、毎日100円投資です。(笑)
何もしないのも面白くないですし、せっかくの投資なので、ちょっとした遊びも欲しいので、このファンドに100円投資していこうかなって感じです。
まずは、2024年の新NISAが始まるまでに、この暴れ馬の様子を見てみたいので、2ヶ月程度ですが、毎日100円で積み立ててみたいと思います。
その様子によって、新NISAでやるかどうかは最終ジャッジをしたいと思いますが、まあ、100円ですからね。
年間で3万円弱ですから、遊びには良いと思っています。
毎日100円投資といったら、今はひふみプラスとインド株インデックスを持っています。
信託報酬としては似たようなものですし、アクティブファンドのひふみプラスよりも安いですから、アクティブなひふみも持っているくらいなら、FANG+を持っていても同じようなアクティブさだと思っています。
まずは、買ってみて、積み立てみて、様子を見てみましょう。