なんでも道しるべ

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【アクティブファンドの実態】解約して欲しくないって要望するならインデックス指数に勝てよ(怒)

アクティブファンドに何を求めますか?

投資信託の評価をリターンとリスクに分けるとすると、アクティブファンドに高リターンを求める人もいれば、低リスク(低ボラティリティ)を求める人もいると思いますが、どちらかというと、高リターンを求める人の方が多いはずです。

なぜなら、信託報酬が高いから。

小さいボラティリティの低リスクを求めるのであれば、方法はいくらでもありますからね。

何を平均と見るかによって変わりますが、例えば、全世界株のオルカンを標準とすると、高配当株のファンドにするとか、債券を組み入れるとか、金やコモディティやリートへ分散させるとか、リスクを下げる方法はいくらでもあります。

問題は、リターンを求める場合です。

インデックスファンドはパッシブ投資と言われるように、基本的に分散を多くして、まんべんなくリターンを取っていくことを狙います。

リターンの究極論としては、個別株に手を出すことですが、銘柄分析まで時間が取れないって人に対しては、多少信託報酬がインデックスファンドよりもかかったとしても、リターンを取りたいっていう要望の人の方が多いでしょう。

そうなると、アクティブファンドの評価って、リターンやシャープレシオ(リスクに対するリターンの割合)ってことになるのです。

私みたいなド素人であっても、簡単にリターンの感覚って身に付きます。

毎日、ファンドの基準価額の変化率を見ていれば、指数に対してどうであったかによって、直感的にこのファンドは良いとか、ダメだとか、簡単に判断できるようになってきます。

もちろん、厳密に見るためには、過去のチャートなどを比較する必要がありますが、日々値動きを追っていれば、そんなもの全く必要ないです。

■インデックス指数を見ないファンドマネージャーなんている?

先日、とあるアクティブファンドのファンドマネージャーが「私はインデックス指数をあまり見ないので、日々比較をしたことないのですが・・・」と言っていました。

それを聞いて、「それは無いだろ!嘘つきすぎる」って思いましたね。

私のようなド素人でもですよ、指数をみれば、ファンドの勝ち負けが一瞬で分かりますし、記憶に残るので、数ヵ月や1年くらいでは勝っている、負けている、なんてチャートを見なくても想像できます。

それが、その方はプロですよ。

ファンドの運用を仕事でやっているのですから、インデックス指数を見ないなんてあり得ないと思いますし、たとえ比較をしていなくても、直感で分かるでしょう。

今の時代、私のような素人でも比較チャートくらいはすぐに確認できますからね。

示してあげますよ。

一番比較されたら嫌なFANG+指数との比較です。

一応、名誉のため、アクティブファンドの名前は伏せておきます。

分かる人には分かると思いますが。

ほぼ同じ時に設定されたファンド同士なのですが、2020年のコロナショック前から比較することができました。

これが高い信託報酬を取りながら、受益者の大多数が求めているリターンを稼げないアクティブファンドの実態なのです。

いくらカッコいいことを言っても、結果が出ていなければ何もならないっていうのがこの結果です。

この2つのファンドの値動きですが、実は初めて比較してみました。

どうせこんな感じになるんだろうなって思っていたのですが、実際にYahooファイナンスで比較してみて、想像どおりの結果でした。

この結果が、アクティブファンドが勝てないっていう事実だと思います。

■結果が乏しいなら解約されても文句は言えない

そのファンド、私の感覚では、S&P500と同等と言いますか、よく似た動きをしていました。

たまに勝つこともありましたが、ほとんど同じかちょっと負けていることも多く、これなら信託報酬の差を考えると、S&P500ファンドで十分だなと思ったくらいです。

さらに、S&P500なら、先物も動いていますし、市場が開いてもリアルタイムチャートで確認できますからね。

アクティブファンドは翌日にならないと基準価額の動きは分からないのでモヤモヤします。

これもインデックス指数の方が気は楽だと思ったことの一つです。

あと、そのファンドマネージャーが言っていたこととして、「いまは現金の比率を上げていますが、解約が増えると、いざ買いに行こうと思った時に資金が減っていて買いに向かえない」とぼやいていました。

それは仕方ないだろって思いましたね。

だって、こんな成績なんだから、リターンをしっかり稼いでくれないなら解約されても文句は言えないと思います。

ぼやくまえにポートフォリオをしっかり見直せよって話ですよ。

私自身、1年半ほど、このファンドを買っていたことがありました。

その時は期待もあり、いつか上がるだろうって思って我慢していましたが、S&P500やNASDAQ100との差が大きくなればなるほど、だんだんと腹が立ってきて、解約しました。

ファンドって、1日でも大きく負けると、なかなか取り戻せないです。

当たり前ですよね、相手のファンドだって、日々動いているんですから。

なので、私のお勧めとしては、ちょっとでもダメだなと思った日や瞬間があれば、即解約を検討をした方が良いということです。

ファンドの比較は我慢しても何も良いことありません。

市場の調整や暴落は我慢すれば戻ってきますけどね。(笑)