資産運用で株式市場を使っている人は、投資タイプとして4パターンあるらしいです。
自分はどのパターンに属しているのか、それを知ることで、注意点が分かります。
その注意点を信用するかどうかは人それぞれですし、注意したところでそれが正解かどうかも分かりませんから、注意点を克服する必要性もないかもしれません。
それでも、それぞれのパターンに属している人がどのような性格や傾向であるかを知って、注意点も知っておくことで、何かで自分が悩んだ時に対処できるかもしれません。
株の投資というのは悩みの連続です。
それは自分のお金が減るかもしれないという焦りや悩みであり、それがリスクでもあり、リスクがあるからこそ、それに見合う見返りがあるものです。
それがリターンであり、これこそがリスクプレミアムです。
リスクを取っているからこそ、リターンを享受できているということを忘れてはいけません。
リスクから逃げている人にリターンは来ないのですから。
■投資家タイプ
投資家のタイプは4パターンです。
自分がどこに属しているかをまずは知りたいところです。
- 個別銘柄分析派
- ポートフォリオ戦略派
- 長期分散投資派
- タイミング派
私が所属しているのは、今は長期分散投資派なのですが、以前はタイミング派であったこともありましたし、個別銘柄分析派だったこともあったと思います。
個別銘柄分析といっても、たいした分析はしていませんけどね。
タイミングを狙った投資をしたこともありました。
これは、上がる、下がるを、直感的に予想するものなのですが、これって、投資というよりは投機という感じなんですよね。
なので、当たるも八卦当たらぬも八卦みたいな感じになっており、結局は大きく負けて、もうやらないって感じになるんですよ。
人間って、勝っている時よりも負けている時の方が強く感じる傾向にあるみたいなので、ダメージが大きく感じるので、株のタイミング投資って難しいなと思ってしまうのです。
個別株でもやりましたし、指数でもやったことがあります。
結局は、考えることや、判断をして、投機的に突っ込むことによるストレスがあるので、それに見合うリターンが得られない、さらにはマイナスになると嫌になってくるもんなんですよね。
今は、長期分散投資派になっています。
■各タイプの注意点
1.個別銘柄分析派の注意点は、自分の勉強や努力の効果を過大評価する傾向にあるということです。
手間をかけたから良い成果が出るとは限らないのに、良かった時は自信満々になり、ダメだった時にストレスが溜まる、これが個別銘柄で勝負している人のリスクだと思います。
市場リスクというよりは自分の選定リスクの方が大きいかもしれませんね。
2.ポートフォリオ戦略派の注意点は、過去データを見る傾向が強いので、過去が将来も同じ保証でないということです。
過去のデータで儲かっていた方法が、将来も有効なのかどうかに関する判断では、過去データの説明力よりも、論理と状況認識の妥当性の方が重要な場合が多いらしいです。
そらそうだと思います。
過去データが将来にも有効になるのなら、誰でも儲かりますし、結局は過去データを使って、検証して、それの上を行くのがアクティブ戦略ですからね。
3.長期分散投資派の注意点は、この投資派の人はインデックスファンドを利用するケースが多いと思いますが、インデックスの構成銘柄の入れ替えや、インデックスのコストや癖に注意する必要があるということです。
インデックスファンドが理想の投資と言えるわけではなく、アクティブファンドよりも相対的に良いという結果なだけですからね。
あくまで個別投資の集合体がインデックスだと考えれば、究極論でいうと、最後に残った個別投資家が勝てるということになりますから。
4.タイミング派の注意点は、上手いタイミングでポジションを調整して、現実に効果を得ることは大変難しいという点です。
売り時をミスるとか、買い時を逃すとか、また、タイミング投資派は売りポジションも併用する人が多いですから、青天井の負けを被る可能性もあるということです。
自分の判断力の過信が大きな損に繋がる可能性がるということです。
■自分の得意な方法で
これらを考えると、どの戦略でも弱点があることになります。
何が正解というわけではなく、自分の投資スタイルの注意点を常に頭に入れておく必要があると思います。
注意点があるとはいえ、他の戦略が良いというわけではないです。
結局、どの戦略でも注意点があるということは、自分が得意な戦略で勝負すれば良いということです。
私自身、今はポートフォリオ戦略をやったことは無いですが、老後に近づくと、債券を取り入れたり、配当重視の株やインデックスを取り入れたり、債券やリートを含めて株式のリバランスをやっていきたいと思っています。
年齢や自分の自由時間によって、株式戦略を変えるのも一つの方法だと考えています。