先日の記事では、債券レバレッジ型のファンドを解約して、テーマ型のインデックスファンドに切り替えについて書きました。
私が保有しているeMAXIS Neoは最近急激な上昇をして、直近に急激な下落をしていますから、いろいろな意味で注目を浴びているのかもしれません。(笑)
まあ、面白いファンドではありますが、前の記事でも、これがインデックス?と思えてしかたないということを書きました。
ちょうど投信のネット記事で、同じような指摘がありました。
けれども、この切り口はちょっと違うだろ!って突っ込みたくなったので、この記事で突っ込みます。
■インデックスブームに乗って
インデックスファンドブームも一時からは去りましたが、つみたてNISAの対象ファンドになるか否かで随分注目はされてきました。
直近、コロナ禍の後でも、各国の経済政策が過激なので、銘柄選択をしておくよりも、インデックス指数のファンドを買っておく方が、何もしなくても資産が増えるという状況が続いています。
インデックスファンドは日本ではあまり定着していませんが(日経平均がショボいので)、米国では主流の投資先になっており、手数料もびっくりするくらい安いです。
今は日本で購入しても同程度まで下がっていますから、日本円からの投資でも世界中の株式のインデックス指数に手数料を安く投資できるようになりました。
そうなると、インデックスという名のもとに、少しでも手数料を稼げないかと考えられたのが、様々なインデックスファンドだと思うのです。
テーマ型インデックスであったり、債券レバレッジ型のバランスファンドであったり、それらもインデックスファンドですが、ちょっとした小細工をしているので、その分だけ手数料を取られています。
手数料は確実なマイナス要素ですから、手数料は安いに越したことはありません。
けれども、もっと重要なのは、きちんろインカムであったり、キャピタルであったりで儲けることが必須です。
いくら手数料が安くても儲からないファンドに意味がないですから。
■分散投資が善という考えにカツ!
何が当たるか(どの銘柄が儲かるか)分からないから、何でもかんでも入ったファンドが良いという考えも一理あります。
分散投資こそが、ストレスなく投資できる鉄則だという考えも同意できます。
けれども、一つの考え方として。何でもかんでも入ったバラエティー豊かなファンドからはクソ企業にも投資してしまっているということです。
日経225はヤバすぎるという話は聞いたことがあるかもしれませんが、日本の市場は自浄作用が弱いので、そんなことになってしまいます。
対して、米国のダウ平均であったり、S&P500であったりは、きちんど入れ替わりがされていますから、良い指数だとも言われています。
それでも、S&P500は500社も入っている上に、今の指数は上位の5社で半分の時価総額を占めていますから、これで本当に良いのか?とも思える訳です。
■構成銘柄数が多いと低リスクなのか?
今回、冒頭で挙げたネット記事では、テーマ型インデックスの注意点として、指数を構成する銘柄数が少ないことを挙げていました。
例えば、私が購入しているeMAXIS Neoバーチャルリアリティは銘柄数が19なので、構成銘柄の影響を受けやすく、低リスクではないというのです。
これって、???って思いませんか?
逆をいうと、そもそも、構成銘柄の影響を受けないインデックス指数って何の意味があるのか?って思えませんか?
投資なんだから、構成銘柄の指数をダイレクトに反映される指数であることが重要でしょって思うのです。
このような記事を見ると、テーマ型はハイリスク、何千銘柄に分散投資しているファンドは低リスクって誘導しているように感じます。
それっておかしく、結局は、投資の醍醐味をしらない、低リスク低リターンこそが運用だという間違った概念を日本人に植え付けているような気がしてなりません。
とはいえ、このような注意記事を書かないと、インデックス=低リスク=安全な投資という意味不明な思い込みをしている人が多いことを示しているような気もします。
■構成銘柄数なんて関係ない
米国のダウ平均なんて、30銘柄ですからね。
インデックス指数を構成している銘柄数なんて議論の意味がないのですよ。
まあ、一説には、30銘柄位に分散しておいた方がリスクが下がるということで、アクティブファンドで30種に分散している投資会社もありました。
その考えでは、テーマ型インデックスのように10銘柄~20銘柄前後だとリスクが高いのかもしれません。
けれども、これも過去のデータを踏んでいるだけです。
構成銘柄も何社で構成するのが良いのかなんて誰にもわかりません。
ただ、単純に1銘柄よりも分散しておいた方が良い事には間違いないと思います。
とはいえ、eMAXIS NeoはAIが決めた銘柄です。
人間の考えが入っていないことが特徴ですから、私はそんなものが好きです。
変な憶測が入らないコンピュータだから、こんな銘柄数で、こんな構成比率なんだと思うようにしています。
それもこれでも、やってみて、投資で成功した人が勝ちですから、自分が好きな投資先がストレスなく運用できるでしょうね。