残念でした、期待しすぎるとこんなもんです。
相場って常々そうだと思うのですが、期待すると期待を裏切られますし、期待していない時に爆上げが来るものです。
だから、急落直後に稲妻の発生があるのだと思います。
今回は、エヌビディア祭りが起きると誰もが期待していました。
実際、これまでは何度もエヌビディア祭りはありましたし、今回もきちんとエヌビディアだけは急上昇しています。
けれども、他の銘柄は追従できませんでした。
この理由は、もちろん、利下げ期待の後退、FOMC議事録からの利上げ可能性、製造PMIの上昇があったと思いますが、何よりも、利確が大きかったと思っています。
なぜそう思うのかというと、そもそもFOMC議事録なんて3週間前のものです。
その後に複数の指標が発表され、インフレが抑えられているというデータも出ているので、FOMC議事録だけでは下がってこないと思います。
もちろん、利上げというフレーズが議事録に出ているので、もしかすると・・って思うのもあるかもしれませんが、それだけではエヌビディア祭りの否定になりません。
また、製造PMIの発表がありましたが、それよりも先に先物主導で下げてきていました。
米国市場が開いた時は、まだ下げている途中だったので、プラス圏内だったのですが、どう見ても、失速している状況だったので、マイナスになるのも時間の問題だと思って見てましたし、反発しそうな力もなさそうに見えました。
結局のところ、エヌビディア祭りを狙った利確というのは一番の線だと私は思っています。
■利確で下がった?
とりあえず、昨日の投信の収益更新を載せます。
一昨日から少し下げましたが、これはエヌビディアの決算前の様子見、そして、FOMC議事録の利上げフレーズによる影響です。
これくらいのコンマ数%の下げであれば、あまりたいしたことありません。
一気に数%下げるような調整になると、少し気合いを入れて相場を見なければなりませんし、追加投資も考えないといけない状況になります。
この程度の下げであれば全然問題ないですし、ガス抜きにはちょうど良いです。
■エヌビディアだけは強い
昨日の相場は、指数はNYダウ平均がよく下げています。
NYダウ4万ドルを超えてから、利確が続いており、なかなか反発できないような状況になっています。
NASDAQに比べて、ディフェンシブ銘柄が多いので、NYダウの方が下げ渋ると思っていたのですが、意外とハイテク銘柄や指数の方が好調なんですよね。
通常なら、S&P500もNASDAQ100も同じように下げますし、ボラティリティの大きいFANG+やSOX指数の方が下げるのですが、これらは1%以内のマイナスに留まりました。
これは明らかにエヌビディアのおかげです。
エヌビディアが9%以上上げていますし、このウエートが大きいので、指数の下げを抑制してくれています。
他の銘柄に釣られて下げないところがエヌビディアの強さだと思いますね。
今日の夜は週末の相場になります。
どうなるか、全く読めないです。
反発のきっかけとしては、日本時間21:30の耐久財受注指数ですが、この指標で反発するのはちょっと難しいかもしれませんね。
今日の相場は物色相場になると思っています。
もしかすると利上げになるかもしれない、もしかするとインフレが収まるかもしれない、このように考えて先回りした銘柄が買われていくような気がします。
どうなんでしょうね、私の感覚ではインフレは収まっている指標が続いているような気がしますが、こればかりはマーケットがどう判断しているかってことでしょうか。
個人投資家として出来ることとしては、あくまで淡々と積立していくことだけです。
ここで一緒のように利確する必要もないですし、高値の状況で買い増しする必要もないです。
決めた金額をたんたんと積み立てていくだけです。