なんでも道しるべ

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最強の投資法を“市場開放宣言”に突っ込んでみようと決意!4/10は歴史的演説なのか?

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SBI証券の毎日積立を実践していますが、新たに2つのファンドを加えることにしました。

毎日積立は究極のドルコスト平均法です。

運用手法として、市場トレンドは波を打ちますから、平均取得単価を下げるメリットがあり、それが毎日の効果で現れますので究極なわけです。

デメリットとしては機会損失です。あらかじめ投資資金があるのなら、最初から投資している方がリターンは高いという側面では正しい指摘です。

しかし、私が考える毎日積立の一番のメリットは、市場が下がったとしても憂鬱になる気持ちが和らぐことです。

やはり、誰しも時価総額が下がることに、良い気持ちはしないものです。

ただ、調整したことで、安く、多く買えることは嬉しいものです。

もう一つは、毎日積立に投資信託を加えることです。

投資信託も海外市場を含めた注文日に対し翌日約定のファンドを買うことで、注文時点ではブラインド状態なので、衝動的な行動を抑えることができます。

究極のドルコスト平均法 + 翌日約定ファンド = 気持ち和らぐ投資 = 最強!!

というわけで、本日は、この最強だと思っている投資方法に、さらに2ファンドを加えた話です。

■歴史的演説となるのか!?

2018/4/10(火)に歴史的になるかもしれない演説がありました。

それは、中国の習近平国家主席が中国経済を対外開放すると言ったことです。

米国のトランプ大統領が関税を上げたことで、貿易摩擦の懸念が市場に広がっていましたが、それに対する報復は仕方なしの空気があったのにも関わらず、『市場開放宣言』ですから、ポジティブサプライズなわけです。

4月のひふみアカデミーでは藤野氏がこの演説は歴史的な瞬間化もしれないと言っていました。

ただ、歴史的な瞬間というのは、後から分かるもので、期間がたってから、あの言葉が世界を変えたということになるわけですね。実際はならないかも知れませんが。

銀行、証券、保険、自動車、船舶、飛行機、ハイテク製品など、多くの種別が対象になると様々な紙面で解説されています。

トランプ大統領との真っ向勝負と思われた米中の関係性が、習近平国家主席の大人の対応により、最近の貿易摩擦問題は中国が勝利かなと思えるわけです。

ただ、トランプ大統領もビジネスにかけていますから、中国に負けるわけにはいかないでしょうし、今回の大人の対応を引き出したのがトランプ大統領の狙いであれば、凄いわけです。

『まさかここまでとはな』

これは、漫画の「名探偵コナン」に出てくる赤井秀一の名セリフです。

「これで終わりか」と負けを認めた敗者のセリフと読者を含めて思い込んでいたけれども、実は「まさかここまで(読んでいた)とはな」とコナンを賞賛する言葉だったわけです。

その真実を公開したのがコナンの連載で7年後。真実が明らかになりました。

これは漫画の話ですが、今回の貿易摩擦問題が『まさかここまで読んでいたとはな』とトランプ大統領を賞賛する歴史にしてほしいものです。

■中国経済開放宣言により動いてみる

私も何もせずに「中国が経済開放かぁ・・・」とみているだけでは面白くありません。

ちょうど、NISA口座の「NISA投資可能枠」が残っており、どうしようかと悩んでいたこともあり、ここは仕込みのチャンスと思ったわけです。

最近、米国ETFの分配金再投資が面倒だなと思っていたことと、つみたてNISAの功績でインデックスファンドの信託報酬が安くなったことから、無理して米国ETFを買い付ける必要性が感じられなくなっていました。

そこで、信託報酬の安いインデックスファンドから、今回の中国経済開放宣言により、以下のファンドに投資しようと決めました。

  • EXE-i つみたて新興国株式ファンド
  • 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド

■新興国株式ファンドに投資する理由

まずは、新興国株式ファンドへの投資を決めたことですが、これまで、「成長の罠」が気になって、新興国株式への投資は積極的ではありませんでした。

それは、新興国銘柄の実質的な価値の見極めが難しいことと、世界情勢の影響を受けやすいということが気になっていたのです。

しかし、今回の中国経済開放宣言により、中国銘柄が約3割程度含まれる新興国株式インデックスには是非とも投資をしておきたいと思ったのです。

さらに、中国の市場経済へ解放されることで、他のアジア諸国の新興国にも良い影響があるのではないか?と思えたわけです。

どの国が注目されるかは不明です。なので、インデックスが良いと思ったわけです。

■米国高配当株式に投資する理由

もう一つは、米国高配当株式に投資することも決めました。

このファンドに決めたのには、少し論理飛躍があると思っていますが、中国が市場開放するということは、これまで米国経済を引っ張ってきたIT関連のグロース株の成長に影響があるのではないか?と思ったわけです。

良い影響になるのか、悪い影響になるのか、それは分かりませんが、グロース株の対にあるバリュー株にはディフェンシブ性において、有効ではないかと感じました。

高配当株式の集合体であることで、仮にキャピタルゲインが下がってとしてもインカムゲインとしての旨みがあると考えました。

そして、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドは、バンガード社のVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)に投資をするわけですが、このVYMは、同分類の高配当株ETFであるブラックロック社のHDVと異なっている点があります。

それが、金融銘柄の比率が高いことです。

今後、米国の金利はインフレを抑制するために、利上げ局面に入っていきます。

それによって、金融業界に利ザヤのメリットが生まれ、金融銘柄が上昇する可能性が高いと思っています。

高配当のバリュー銘柄から外れるかもしれませんが、その時はもう一度考えます。

これらの複合的な理由から、米国高配当株式ETFのファンドに積立しようと思いました。

■これで毎日積立5ファンド

本当は、もう少し、新興国ファンドを選んだ判断基準を書きたいと思っていましたが、次回の記事にしたいと思います。

まずは、毎日積立と翌日約定ファンドに新たに2ファンドを追加したということで、これで毎日積立のファンドは計5ファンドとなりました。

  • ひふみプラス (1,000円/日)
  • ラッセル・インベストメント外国株式ファンド (500円/日)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く) (500円/日)
  • EXE-i つみたて新興国株式ファンド (500円/日)
  • 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド (500円/日)

なかなか面白い組み合わせになってきました。

これこそ、一般NISAのサテライト的な位置づけのファンド集だと思っています。