なんでも道しるべ

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【新NISAでETFデビュー】成長投資枠でETFを買ってみるのはアリなのか? 

2024年から始まる新NISAですが、現行のつみたてNISAと一般NISAが合体したような仕様になっています。

これまで、つみたてNISAしか利用してこなかった人は、成長投資枠で買える商品が多いことに驚くかもしれません。

それも、成長投資枠はつみたて投資枠の2倍ですから、月10万円以上の投資をしようと考えている人は成長投資枠の使い方が鍵になってくるのかもって思っています。

念のためおさらいですが、成長投資枠はつみたて投資枠の対象ファンドも購入することが可能ですので、つみたて投資枠対象ファンドで十分だと思っている人は、そのまま成長投資枠でもそのファンドを買えば良いです。

せっかくなので、成長投資枠では別のファンドも買ってみようかなとか、個別株、ETFにも挑戦してみようかなと思っている人もいると思います。

そのように考えている人は、成長投資枠で買える商品の勉強はしておいた方が良いでしょうね。

今日の記事では、投資信託と似ているけどちょっと違うETFについて書いてみようと思います。

投資信託とETFの細かい違いを書いても仕方ないので、我々投資する側からの目線で、どっちを使う方が得なのか、利用しやすいのか、その点を重点的に示したいなと思います。

■ETFなら市場で投資信託を買える

まず、ETFって、英語なので、その時点で食わず嫌いな人も出てくると思いますが、まあ、簡単に考えると上場投資信託なので、投資信託を株のように市場で取引できるというものですね。

これまで投資信託をやってきた人や、個別株をやってきた人にとっては、投資信託が市場で売買できるというところにまず違和感を覚えるかもしれません。

私自身も、慣れてくるまでは、市場で価格が変動しながら投資信託が売買されていることに驚きましたが、例えば、投資信託の一番人気のS&P500に関しては、iシェアーズの商品が1655として上場されています。

したがって、S&P500の投資信託が日本の日中の市場で売買できるってことになります。

なんで、投資信託の価格が変動するのかな?って思う人もいるかもしれませんが、それは、S&P500が先物指数や為替によって変動するからです。

したがって、米国の市場が閉まっていても、投資信託を値が動きながら売買できるということです。

■投資信託は使いやすい

購入する側から、投資信託とETFの違いを考えてみたいと思います。

まず、投資信託の一番の利点である金額買付が、ETFではできません。

金額買付ができるということは、ドルコスト平均法が使いやすいということになりますが、ETFでは口数買付なので、ドルコスト平均は自分で計算しなければ、ほぼ使えないと考えた方が良いかもしれません。

それに伴い、投資信託ではクレカ積立によってポイントを貯めるのが流行っていますが、これもETFは使えないです。

まあ、現状は1ヶ月5万円までというのは多いので、つみたて投資枠で利用すれば良いのかもしれませんが、ETFには使えないってことは覚えておいた方が良いかと思います。

ポイント関連でいうと、投信保有ポイントというのが、ネット証券ではサービスされていますが、ETFにはそれが付かないので注意です。

投資信託を買っていてポイントを貰っている人にとっては、ETFは付かないので、ポイント欲しい人はETFではなく投資信託を買った方が良いかもしれませんね。

そして、積立設定に関してですが、これもETFでは市場が開いている時に購入することになるので、予約はできますが、定期的な購入の設定はできないので、結構面倒な部分です。

投資信託であれば、積立設定をすれば、定期的に、毎日だって勝手に購入してくれますから、楽であることは間違いないと思います。

■ETFにもメリットは多い

ここまで書くと、ETFよりも投資信託の方が良いのか?って思ってしまうのですが、そんなことはなく、ETFにもメリットは多いです。

最初に、一般的にはETFの方が手数料は安かったりします。

例えば、S&P500も投資信託で買えば、信託報酬0.09%程度に、さらに隠れコストを足して、実質コストが0.1%以上かかってきますが、日本市場のETFであれば手数料0.07%程度のものもあります。

米国ETFにすれば、0.03%という商品もあるので、手数料をできるだけ安くしたい、隠れコストが分からないのが気持ち悪いと思う人は、ETFの方が良いかもしれません。

あとは、市場で指値注文ができますから、先物や為替により少しでも安く刺さるってこともあります。

したがって、投資信託を個別株のように売買をしてみたいって人には良い商品だと思います。

そして、ETFの方が即日売買できるというのもメリットです。

投資信託は注文を出したタイミングでいくらの値が付くか分からないのですが、ETFは市場で売買されている値段で購入できますので、指値の場合、購入の金額がきちんと判断できます。

これらのメリットがあるので、一概に、ETFよりも投資信託の方が良いとは限りません。

それで、私はどうするかって話ですが、私の場合は基本的に投資信託を中心に買付していきます。

一番のメリットは金額買付ができることだと思っています。

あとは、設定すれば自動的に買っていってくれることも楽なので助かります。

少々実質コストが読めないことや、購入金額もブラインドされているのは気になっていますが、今の時代はコストの差も微々たるものなので、投資信託で不都合が感じにくくなっています。