なんでも道しるべ

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【大注目の2244って何?】米国テック株が好きならば最有力候補ETF

ETFの2244ってご存知でしょうか?

テック株に興味がある人なら情報を得ているかもしれませんが、今年に新規上場したことからとても注目を浴びています。

残念なことに、まだ投資信託の設定がないのですが、このETFはそこそこ人気が出てきそうなので、おそらくどこかの運用会社がファンドを作るでしょうね。

今はETFですが、今年の一般NISA、来年からの新NISAの成長投資枠で購入することは可能なようなので、ETFが好きで、米国テック株に期待をしている人は、検討の価値あると思います。

せっかく注目されている銘柄なので、一度調べてみました。

■ETF2244の概要

まずは、ETF2244の銘柄情報をまとめてみました。

【銘柄】グローバルX USテック・トップ20ETF(2244)
【ファンドの特徴】米国を代表するテクノロジー関連企業20社により構成される株価指数「FactSet US Tech Top 20 Index」との連動を目指すETF
【指数】FactSet US Tech Top 20 Index(円建て)
【概要】米国を代表するテクノロジー関連企業20社で構成される株式インデックス。NASDAQに上場している各テクノロジー関連銘柄(自動化、クラウド、コンテンツ/プラットフォーム、eコマース、半導体)の中で時価総額が大きい20銘柄で構成。
【リバランス】6月と12月の第二金曜日に指数構成銘柄と構成比率の見直し
【分配金基準日】3月24日、9月24日
【信託報酬】0.4125%

簡単にいうと、NASDAQの上位20社ということです。

20社の選び方はルールがあるようで、後述で記載しますが、信託報酬も0.4125%ということで、このような厳選指数では安めだと思います。

同じような銘柄で有名なFANG+の投資信託だと、0.7755%なので、半分とは言いませんが、半分に近く安いので、これはかなり安い信託報酬でしょうね。

テック株集中投資をしたい人は検討したい銘柄になると思います。

■面白い銘柄選定テーマ

重要な20銘柄の選定ルールを確認しておきましょう。

主にNASDAQ市場に上場する時価総額上位300社かつ1日平均売買代金1億ドル以上の銘柄のうち、テクノロジー関連銘柄(自動化、クラウド、コンテンツ/プラットフォーム、eコマース、半導体)を組入候補銘柄とする。
各テーマにおいて、浮動株調整後時価総額上位3位に入る銘柄を選定。
次に、浮動株調整後時価総額に基づき4位以下の銘柄をランク付けし、20銘柄に達するまでテーマに関係なく上位の銘柄を選定。
銘柄比率は時価総額加重により構成比率を決定。ただし、1銘柄あたり最大8%、各テーマの上限25%。
リバランスは毎年6月および12月の第二金曜日。

印象としては、面白く、かつ、しっかりとした選定ルールだなと思っています。

5テーマで各上位3位までを選定するので、それで15銘柄が決まります。

20銘柄までの残り5銘柄は、テーマに関係なく上位銘柄を選定するということなので、NASDAQの上位5銘柄が含まれることになります。

時価総額加重を採用していますが、1銘柄あたり最大8%なので、完全な時価総額加重平均ではないってことは注意点だと思います。

比較されるFANG+は均等の10%なので、時価総額加重が好きな人は良いのかもしれませんね。

■20銘柄を見るとFANG+と似ている?

最後に、上位20銘柄を挙げておきます。

比率は、5月の時点なので、現状ではかなり違うと思いますので、あくまで参考ということです。

20銘柄中の11位~20位までは比率が分からないです。

  1. エヌビディア(12.4%)
  2. マイクロソフト(9.96%)
  3. アマゾン(9.49%)
  4. アップル(9.49%)
  5. メタプラットフォーム(8.97%)
  6. アルファベット(8.89%)
  7. テスラ(6.86%)
  8. インテュイット(6.74%)
  9. インテュイティヴ・サージカル(6.10%)
  10. ブロードコム(5.72%)
  11. KFA
  12. パロアルト・ネットワークス
  13. アドビ
  14. ネットフィリックス
  15. ペイパル
  16. ファイサーブ
  17. テキサス・インスツルメンツ
  18. AMD
  19. クアルコム
  20. インテル

この銘柄一覧を見て、どう思いますか?

私の第一印象は、FANG+銘柄がたくさん入っているなという印象です。

実際、FANG+の10銘柄のうち、スノーフレイクを除く9銘柄が含まれています。

スノーフレイクはNASDAQ市場に上場していないので、今回の2244には含まれないことになります。

なので、イメージとしては、この2244の20銘柄に投資するか、FANG+の10銘柄に投資するか、どちらかになるのかな?と思います。

もちろん、2銘柄に投資しても全く問題ないのですが、結構重複しているので、分散効果は薄く、重複9銘柄に集中投資していると考えた方が良いです。

私はどうするのか?って話ですが、今のところ、このETF2244は買わないかなって思っています。

とても興味があるのですが、ETFは自動買付設定や金額買付ができないので、今の私自身の積立投資法には合わないかなと思っています。

あとは、FANG+と重複銘柄が多いので、それも気になるところです。

もし投資信託として商品化されれば、もちろん検討すると思いますし、FANG+と並行して積立投資する可能性もあると思います。