今日は久々に資産運用の記事です。
受験関係の記事も書いていて楽しいのですが、資産運用の記事もいろいろ考えていることを文章にするというのは面白いものです。
新NISAが2024年から始まります。
投資に興味がない人、興味があっても投資できる資金がない人、NISAなんて知らない人、聞いても興味を持たない人、NISAは国の騙しだと疑っている人、それに対し、NISAを有効に利用して資産運用のツールにする人もいます。
感覚は様々であり、大切なお金の運用ですから、必ずしもしなければならないものではありません。
けれども、インフレになり、給与が上がりにくい日本の経済事情からすると、運用することは必要なことでもあります。
資産運用って生活の一部だと思うのですが、日本人にとっては馴染みがないから特別なものという感覚が根強いです。
生活が苦しい、将来が不安、老後資金が無い、そんなことを政府に文句を言う前に、自分のやるべきことをやることが大切です。
お金がない人は何もできないですが、ある程度資金がある人は投資をすべきです。
それがお金を持っている人の世界の常識なので、日本も資産運用が生活の一部になるように浸透すべきだと思っています。
何したらよいか分からない、意味が分からない、投資ってギャンブルでしょ・・・って人が多いのですが。それは勉強しなさすぎです。
子育てや受験と同じで、今の時代は情報社会です。
調べればどこにでも書いていることを単に調べない、興味がないから見ない、怖いから受け入れないようにしている、そんなことだから他人に置いて行かれるんだと思いますね。
というのが私の感覚です。
何もやらないことが一番怖いことだというのを、平和な日本に住んでいる日本人はもっと真摯に受け止めるべきだと思います。
■アクティブファンドを保有することも結構難しい
さて、今日は何の記事かと言いますと、ついに、アクティブファンドの「ひふみワールド」と「ひふみ投信」を売却しました。
この2つのファンド、コロナによる量的緩和時の2020年夏~2021年年末までは非常にパフォーマンスが良かったのですが、2022年の米国利上げからとてもパフォーマンスが悪くなりました。
アクティブファンドなのでベンチマークはあるようで無いような状況なのですが、ひふみ投信は一応TOPIXと勝負はしています。
ひふみワールドは、なぜ勝負するベンチマークは置かないのか?って質問が受益者から来ていましたが、「比べられるのが嫌だから」という良く分からない回答をしていました。
だれでも、Yahooファイナンスで比較できるので、それなら、何かを比較で置けばよいのですが、比較されると勝ち負けで一喜一憂しているひふみ投信の嫌な部分を見てきたからでしょうね。
まあ、ベンチマークなんてどうでも良いですし、私は常にS&P500を見ていますから、ひふみワールドが毎日、買っているのか、負けているのか、はだいたい把握しています。
その感じでは、お世辞にも良いパフォーマンスだとは言えないです。
信託報酬も高いのでパフォーマンスが悪くなるのは仕方のないことですが、それでも、S&P500より悪いことは多々ありましたし、上がっている時も勝っていることもそれほど多くないので、これならインデックスファンドの方が良いんじゃないのか?って感じでした。
けれども、ファンドパフォーマンスだけの問題ではなく、私の運用方法にも問題がありました。
■一括より積立の方が気分は楽
今回、ひふみワールドとひふみ投信は、一括投資をしました。
それは投資の機会損失の方を嫌がったからです。
2021年の半ばくらいに、一気に数百万円の投資をやったのですが、一括で投資をしたので積立をしてこなかったのです。
それが米国利上げによる市場への影響では大きな痛手となりました。
市場が調整時期になったときには、一括投資よりも積立投資の方がパフォーマンスは改善されます。
一括投資の場合は、資産が減っていくのを、指をくわえて見ているしかないのです。
積立投資の場合は、投資信託の場合、調整時期には口数を増やすことができるので、上昇に転じた時には大きな力になります。
なので、資産運用をする場合には、積立・長期というのは必須だなと実感しました。
すでに現金を持っているなら、機会損失になるから一括投資がよいという人がいますが、それはリスク面からしてもあまり参考にしない方が良いというのが私の結論です。
■自分のリスク許容度を知って上げる
株価はあまり良くない市場環境ですが、円安になっている恩恵で、投資としてはちょうどプラスになっているので、一旦売却しました。
売却したのですが、やはり、ひふみ関連の商品には興味があるので、証券会社経由で毎日積立をやってみようと設定しています。
今回の一括投資で、日々の変動(ボラティリティ)にも耐性ができましたし、積立投資との差を、身をもって感じ取ることが出来たのは良かったと思っています。
2024年から新NISAが始まりますが、情報を取るのは必須ですが、それだけでなく、自ら動いてみて肌で感じてみるということも重要です。
身銭を切って、ようやく自分のリスク許容度が分かるものですからね。
投資って、何も分からずに闇雲に動いてしまうものほど怖いものはありません。
しっかりと土台を固めれば、決して怖いものではなく、逆に経済に詳しくなりますし、資産も増やすことができるので、少しの金額でもやっていく気持ちが大切だと思います。