なんでも道しるべ

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【コツコツ貯金って正しいのか?】目標金額1,000万円を30年間かけて貯めても大きな意味は無い理由

お金が無い、貯金が無い、資産が無い、日々、収入を得て、支出をして、差額で資産形成をしている現役の人は多いと思いますが、結局のところ、貯金や資産が増えることは何が良いのかという点について考えていきたいと思います。

目標額は人それぞれ、過程によってそれぞれです。

貯金目標を100万円としている人もいれば、500万円と設定している人もいるでしょうし、1,000万円を貯めたいと思っている人もいると思います。

私が思うに、貯金ゼロから始める場合には、お金の金額自体はそれほどたいしたことではありません。

目標を定めて、それに向けて仕組みを作っていくことが大切だと思っています。

というのは、お金自体は、ある程度の金額が貯まって、きちんと適切に運用すれば、段階的に増えていくからです。

もちろん、運用のリスクが怖い人は、貯金だけでも問題ありません。

資産を形成するのに、必ずしも株式投資などの運用が絶対というわけではないからです。

運用することで、単純に貯金するよりも増えるスピードが上がるというだけです。

当然、運用リスクが伴いますから、たった1万円でも減るのは絶対に嫌と思っている人は運用には向いていません。

利益が得られるということは、当たり前ですが、リスクが伴います。

仕事をしていても、体力を使う、時間を使う、身体を使う、他人とのコミュニケーション力を使う、などのストレス過多になることや、身体が壊れる可能性のあるリスクを背負って仕事をしているわけです。

仕事は対価として給与を貰えますが、必ずしもノーリスクというわけではないです。

体力や気力を削って仕事をする対価なのか、運用リスクを取った対価として運用利益がもらえるのか、単にそれだけの違いです。

したがって、資産を貯めることや増やすことに、運用と伴わない貯金だけでも問題ないということです。

それでは、例えば、100万円や500万円、1,000万円を貯めた場合、それによって何を得ることができるのか、そこを考えたいと思います。

■1,000万円貯まると変わること

今回の場合、とりあえず、一つの区切りとされる1,000万円とターゲットとしましょう。

目標金額を1,000万円と聞くと、全く貯金が無い人からすると、雲の上の存在、実現不可能な目標とされるかもしれませんが、100万円だと意味がないのです。

目標額を100万円とした場合、いったい何年かけて貯めるつもりですか?という話になります。

ある意味、そこが私の意見になるのですが。

貯金や資産が1,000万円になると、何が得られるか、それを話している人は多いですが、よくある答えとしては、「金銭的余裕が生まれる」、「自信がつく」、「資産増加スピードが格段に上がる」、「アッパーマス層への道が見える」、「お金に対する心境や考え方が変わる」というものです。

確かにどれも間違いではないと思いますし、本当に正しい見解です。

けれども、私はちょっと違った発想を持っています。

というのは、その貯めた1,000万円って本当に使う気あるのですか?ってことなんです。

もちろん、どうしても必要な時は使いますが、本当なら使いたくないって思いませんか。

せっかく貯めたんですし、この1,000万円を種銭にすれば、資産運用で増やせるスピードが上がるんですよ。

そうなると、この1,000万円って手を付けたくないですよね。

それで良いのです。

私が思っているのは、1,000万円を貯める習慣が、今後のお金が必要な時に捻出できる体制になっているということです。

もう少し詳しく述べます。

■何年で1,000万円貯める?

貯金や資産を1,000万円貯めたとした場合、その1,000万円と何年で貯めたのでしょう?

この貯金期間が重要ことです。

というのは、1,000万円を30年間かけて貯金だけで貯めたといっても、私からするとそれはたいしたことはありません。

というのは、1,000万円を30年で貯めるというのは、1ヶ月2.8万円の貯金で達成できるからです。

これってどういうことか。

1ヶ月に3万円弱しか余裕がないということです。

たとえば、20代から3万円弱で貯めていって、30年後の50代になった時に1,000万円を貯めたとしましょう。

その時に、子どもがちょうど大学受験や大学生になっていたらどうするのですか?

この1,000万円から支払っていくのでしょうか?

だって、月に3万円弱しか貯めることができないってことは、年間36万円ですから、予備校代や大学費用なんて賄えません。

結局は1,000万円を切り崩して支払う必要があります。

そうするとどうなるか?

それによって、結局、30年間かけて貯めた貯金の1,000万円が大学受験や大学費用によってなくなるのです。

なので、毎月少ない金額で長期間をかけて1,000万円を貯めることに、自分自身にとっては良いことでは余りないのです。

貯金は少ない金額でもコツコツと増やしていくのは正義のように教えられますが、私はそうは思っていません。

たとえ一生懸命貯めたとしても、毎月の入金額が少ないと、その貯まった金額は何かの時に一瞬で使ってしまいます。

それよりも、短期間で1,000万円貯めることができる仕組みを作る方が大切です。

それに関して、もう少し細かく書きたいので、次回の記事で続きを書きます。