なんでも道しるべ

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【10年以内に貯める】1,000万円を貯めた後に得られる褒美は、短期間で貯めたかどうかで決まる

昨日の記事で、例えば1,000万円と貯めた場合、貯めるまでの期間が大切である点を書きました。

月々3万円弱の金額を貯金して、30年で1,000万円を貯めてもあまり意味が無いと書きました。

もちろん、貯める行為自体は大変なことですし、素晴らしいことではあるのですが、資産を増やすという意味では中途半端なんです。

というのは、例えば、20歳から50歳までの30年間で毎月2.8万円の貯金をすると1,000万円になります。

ちょうどその時に、子どもが大学受験生だったり、大学生だったりしたらどうしますか?

月々2.8万円しか余裕が無かったとしたら、その1,000万円を切り崩すしか方法はありません。

大学受験費用や大学費用のために1,000万円を貯めたんだという人であれば良いのですが、自分の資産形成のために貯めたのであれば、せっかく1,000万円が貯まったのにもったいないです。

これを種銭に何かできるかもしれませんし、さらなる資産運用ややりたかった趣味や副業などもできるかもしれません。

そうなると、この1,000万円は手を付けた無くないはずです。

ここの問題は何なのか?

貯めた1,000万円の使い道ではありません。

問題なのは、1,000万円の利用方法ではなく、貯め方が問題なのです。

■30年で貯めるのではなく10年以内に貯める

貯金目標を1,000万円でコツコツ貯めようと考えても、30年間もの長期を考えても意味はありません。

単に貯めただけです。

貯める仕組みができていないことになります。

もし1,000万円を貯めると考えるのなら、短期間で貯めることを考えた方がよいです。

例えば、貯金だけでいくなら、毎月10万円を貯めて8年半ほどで貯めるということです。

運用も組み合わせるなら、同じように毎月10万円を運用して7年半で形成するということです。

そうすることで、何が得られるのかという話ですが、それは、「毎月10万円を貯金もしくは投資に回せる生活ができるようになった」ということです。

そうなると、例えば子どもが大学生になっても、貯金を崩さずして、毎月10万円、年間120万円の学費を捻出することができ、これまでの貯めた貯金や資産を減らさずに生活できます。

それが大切なことです。

貯金はコツコツするものだと教わっていますが、それは半分正しく、半分間違っています。

資産を運用し老後に備えるとか、資産を相続に回すとか、資産で年金の補填にしたいと考えるのであれば、せっかく貯めた資産を減らさないように、貯める段階での仕組みが必要です。

このような話を書くと、「はぁ?毎月10万円も貯金なんてできるわけない」って言う人が必ずいます。

それは、自分に甘えすぎです。

毎月10万円の貯金ができないのであれば、身体を使って稼いでくるか、運用して10万円に近づけるか、今働いている会社で昇格・昇給するか、そのような手筈を考えなければならないです。

何も考えずに、単に3万円程度の貯金だけを必死にやっていても、それは資産形成しているのではなく、単純に生活を切り詰めているだけにすぎないです。

貯金が10万円なんて天地がひっくり返っても無理という人は、今の仕事の稼ぎは少なすぎるって話です。

もちろん、20代であれば、実家暮らしで家賃や光熱費がちょっとしかかからない人でなければ、しんどいかもしれません。

一人暮らしで自分で生活費を全額賄っている人は、20代だと結構大変かもしれません。

それも、勤めている会社によりますし、住んでいる場所、生活水準による部分もあります。

また、20代や30代前半であれば、貯金をするよりも、自分のキャリアアップに投資した方が、将来の稼ぎが増える可能性だってあるわけなので、必ずしも貯金だけをするのは正しい選択ではない可能性もあります。

けれども、一つ言えるのは30年間もかけるのではなく、10年未満で一気に貯められるようにもっていくべきだということです。

■貯金体質や資産形成生活を根付かせる

貯金で1,000万円を10年以内に貯めることができれば、それは貯金体質になっていると言えます。

人間って、収入が増えると生活水準が上がる傾向にあります。

20代ではしんどいって書きましたが、収入が上がった30代40代であってもしんどい人は大勢います。

それは稼いだ分だけ使う仕組みができているからです。

人それぞれ家庭事情も異なりますし、住んでいる地域も異なりますし、趣味も異なりますから、何が正しいのかは個々で違います。

何よりも、収入を増やすのか、支出を減らすのか、それを並行するのか、最も良い方法は分かりませんが、それを考えるのが、個人でやるべきことです。

いくら、節約の記事を読んだとしても、倹約家のユーチューバーの動画を観ても、自分ができなければ意味がありません。

短期間で貯められる方法を何としても考えるのが個人でやるべきことであり、それは他人から得られる知識ではないということです。

今の収入は本当に増やせないのか、今の支出で減らせるポイントは無いのか、その辺りを真剣に考えて、まずは毎月10万円貯金を達成するべきです。

まあ、これはボーナスを入れても良いと思いますから、年間で120万円貯めることができれば上出来だと思います。

それにより、1,000万円が貯まった後には、貯金体質や資産形成生活ができているので、資産をさらに増やすことができるようになっているでしょう。