なんでも道しるべ

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あと1ヶ月あるけど、米国ETFの1年リターンが気になって確認してみた!

f:id:anyguidepost:20171206113335j:plain今年もあと1ヶ月を切りました。

1年経った年末に確認しようかと思っていましたが、どうも我慢できなくて、米国ETFの1年リターンを見てしまいました。

今日は米国ETFのリターンに関して書きたいと思います。

私の所有している米国ETFはインデックス指標とは少し違っており、サテライト的な位置づけをしています。

所有しているのは、下記7つのETFです。

勝手なグループ分けで4グループに分けています。カッコ内はティッカーを示しています。

・セクターETF

  • バンガード 米国生活必需品セクター(VDC)
  • バンガード 米国エネルギーセクター(VDE)
  • SPDRファンド ヘルスケアセレクトセクター(XLV)

・高配当ETF

  • iシェアーズ コア米国高配当株(HDV)
  • バンガード 米国高配当株式(VYM)

・バリュー株ETF

  • バンガード 米国バリュー(VTV)

・グローバルETF

  • iシェアーズ グローバル 100(IOO)

■各ETFの1年リターン結果

どうも、私の保有損益を見ていると、「生活必需品セクター」と「エネルギーセクター」が悪いので、ETFの過去1年リターンを確認してみました。

その結果が下記です。データは2017/12/4現在で、過去1年間のリターンです。

  • バンガード 米国生活必需品セクター(VDC)  14.00%
  • バンガード 米国エネルギーセクター(VDE)  -5.89%
  • SPDRファンド ヘルスケアセレクトセクター(XLV)  24.32%
  • iシェアーズ コア米国高配当株(HDV)  15.25%
  • バンガード 米国高配当株式(VYM)  18.40%
  • バンガード 米国バリュー(VTV)  18.13%
  • iシェアーズ グローバル 100(IOO)  26.82%

リターンの結果からは、「エネルギーセクター」は今年は悪いということが分かります。

エネルギーセクターの構成銘柄は原油先物の価格が下がると下がってくるのですが、原油先物が上がったからといって株価が上がるわけでもなかったです。

今年の前半は原油先物が軟調だったので、エネルギーセクターも軟調だったのですが、後半は原油先物は上昇傾向です。

エネルギーセクターも上がってくるかと思っていましたが、あまり良好な上昇はしていないのが現状です。

「生活必需品セクター」は突出して悪いわけではないのですが、私の保有損益はあまり良くないです。

それは何故か。理由は買付時のドル円為替が円安だったからでした。

ドルベースでの時価損益よりも、日本円で確認することが多く、為替が影響してくるので、利益が目減りしているみたいです。

まあ、今年は米国全体で好調だったので、時価利益が少ないと目立ちますが、全体が良すぎるということです。

■HDVとVYMに差がある

私が保有している米国ETFは基本的にはバリュー株に偏っています。

キャピタルゲイン狙いというよりも、安定したインカムゲインを狙っています。

非常に面白いなと感じるのは、同じ高配当ETF分類でも、HDVとVYMでは15.25:18.40で3ポイントも差があるということです。

HDVは「生活必需品」「エネルギー」「ヘルスケア」を中心としたポートフォリオですが、VYMは「消費財」「テクノロジー」「金融」が中心であり異なります。

ポートフォリオの違いが、1年間リターンに影響しており、グロース株の多い「テクノロジー」や利上げ効果の「金融」で構成されているVYMに今年は勝機があったということでしょうね。

といっても、この結果をもとに、HDVではなくVYMを買付しようと考えるのは安易です。

今年の米国株の上昇率は凄かったです。このような時は、グロース株が牽引します。

逆に株価がヨコヨコの時や、軟調気味の時は、HDVの構成銘柄が効果を発揮する可能性もあるからです。

■良好なETFはコレだった

リターン結果を見ると、「ヘルスケアセクター」と「グローバル」が非常に良好であると分かります。

「ヘルスケアセクター」は、年初はオバマケア撤廃法案で揺れましたが、途中からは良い株価を維持しています。

「グローバル」が良好だということは、世界トップ100銘柄の株価はとても良いリターンであるということです。

グローバルが堅調だということは、米国だけでなく、世界中で株式市場がリスクオンの傾向になっているといえるでしょう。

私は、この「グローバルETF」は、好きなETFの一つです。

信託報酬は0.4%ですので、ETFの中では高い方ではありますが、グローバル株式の大型株100銘柄で構成されるこのETFは、「新興国を含めた世界分散」ができるうえに、「成長の罠」のリスクが小さいと思えるのでお勧めです。

といっても米国が60%も占めていますので、信託報酬0.4%というのは意見が分かれるところかもしれません。

ただ、新興国のインデックスファンドの買付を考えるのであれば、同レベルの信託報酬のグローバルETFも良い選択なのではと考えています。

■年末年始にポートフォリオの見直し

まだ年末まで1ヶ月弱ありますが、総じて米国株は今年は堅調であるのは間違いないです。

このまま行って、2018年が大調整の年になったらどうしよう…という思いも少しはありますが、そんなときには高配当ETFに強みがでてきます。

個人で好きな投資戦略は変わってきて当然です。

例えば、グロース株orバリュー株or高配当、インデックスorアクティブorセクター、米国株or日本株or先進国株or新興国株、個別銘柄orETFor投信など、個人で好みのポートフォリオは違うと思いますが、うまくバランスを取って比率を整えながら、納得できる投資を進めたいものです。

株式投資は自己責任ですが、いろいろな人の意見は参考になるので、私も参考にさせてもらってます。