米国株に投資して、ニュースを見ていると、FANGやFAAMGなんて言葉が出てきます。
何を示しているのかご存知でしょうか?
私は最初、何のことか分からず、個別銘柄だと思って読んだので、ニュース自体を勘違いしていました。
■「FANG」を知らない人へ
最初に登場したのは「FANG」で、名づけはジム・クレイマーという方だそうです。すみません、存じ上げません。
FANGとは、下記の個別銘柄の総称です。
- F:FB:フェイスブック
- A:AMZN:アマゾン
- N:NFTX:ネットフリックス
- G:GOOG:アルファベット(グーグル)
先に言っておきますと、グーグルがアルファベットという社名だというのも、米国株を投資した最初の頃は分かりませんでした。
ETFの上位10銘柄に入っているのを調べていたら、「GOOG」が「グーグル」であり「アルファベット」という会社であると知りました。
さて、先ほどのFANGの会社はすべてご存知でしょうか?
実は私は「ネットフリックス」という会社を知りません。
アルファベットのグーグル先生に聞いてみると、「ネットフリックス」は「オンラインDVDレンタル及び映像ストリーミング配信事業会社」だそうです。
日本でいうとTSUTAYA(ツタヤ)みたいなものでしょうか。たぶん、規模は全然違うと思いますがね。
このブログを見ている方々は、フェイスブック、アマゾン、アルファベット(グーグル)を知らない人は少ないと思いますので、ここでは紹介は不要かと思います。
■「FAAMG」は日本人には有名な会社ばかり
最近では「FAAMG」という名称をよく見かけるようになりました。
ひふみ投信のひふみアカデミー(運用報告会)でも言っていたと思います。
FAAMGとは、下記の個別銘柄の総称です。
- F:FB:フェイスブック
- A:AMZN:アマゾン
- A:AAPL:アップル
- M:MSFT:マイクロソフト
- G:GOOG:アルファベット(グーグル)
こっちの方が日本人に馴染みのある会社ばかりですよね。
ネットを見る人や、スマホを持っている人は、これら有名な会社を知らないという人は、ほぼいないのではないでしょうか。
AMZNは高PERであるということから、株価が高すぎると言われていますが、純利益だけで会社を判断してはいけないとの意見もあります。
実際、ひふみ投信がアマゾンの買い入れ始めたということは、株価が高すぎるとは思っていないという一例かと思います。
あと、ひふみ投信は、このFAAMG銘柄のマイクロソフトも買い付けています。
マイクロソフトはPERも比較的低くなってきていることからバリュー株の領域になってきているのでしょうかね。
■アマゾンのような会社がこれからも出てきてほしい
これらの銘柄に共通するのは、IT銘柄・グロース株・世界中の人が知っている有名企業であることです。
日本は昔からの企業が今でも第一線ですが、これらの米国銘柄は新しい企業が多いです。
アマゾンは30年程であり、ここ10年で急成長するように手がけていることから、純利益が売上に対して低くなって、高PERになっています。
このような新しい企業で、急成長しているような企業は、株価を判断する指標は当てはめにくいのかも知れません。
米国ではこのような企業がドンドン生まれてきており、今後、10~20年先にはまた違う企業が第一線で活躍している可能性が期待できる国です。
■ETFや投信がおすすめ
これらの会社を見つけるのは大変なので、インデックスファンドやETFで米国まるごと保有するのが都合が良いと私は考えています。
当ブログで紹介している「S&P500指数」は、これらの会社が上位を占めています。
米国ETFで購入しても良いですが、分配金の再投資や毎月定額積立をしたい人は投信を使うと便利です。
最近は、信託報酬が低コストの投信が出てきました。2018年から始まる「つみたてNISA」を見越して投入されたものです。
iFree S&P500インデックスの信託報酬が安くて使い勝手が良いかも! - なんでも道しるべ
S&P500はS&P社が選定する500社ですが、これから成長するかもしれない中小型株を含めた「米国株式まるごと全部」はやはり「VTI」でしょう。
これも米国ETFで購入しても良いですが、最近、「楽天・バンガード・ファンド」が設立されて投入された投信があります。
歓喜!バンガード社の「VT」と「VTI」をつみたてNISAで! - なんでも道しるべ
これら2つの投信は私自身が2018年から「つみたてNISA」で買付しようと決めているものです。
FANGも、FAAMGも、もう古いかもと言われるようになってきているようで、新しい銘柄の集合体が出てきているみたい。
米国はそういう意味でも非常に魅力的であると思います。