我が家のアセットアロケーションに変化が出ました。
これまで、投資信託を中心に当ブログで紹介してきました。
■以前は「無リスク資産」の割合が多かった
以前、アセットアロケーションという考え方を知った時に、我が家の金融資産を棚卸してアセットアロケーションの円グラフを描いてみたら、無リスク資産の割合が大きいことが判明しました。
『無リスク資産』と『リスク資産』の分け方は、FPの人でも意見が違うこともあります。
私は、無リスク資産には、元本割れしない商品や、債券などを入れるようにしました。
我が家の「元本割れしない商品」で非常に大きな比率を占めているのが、「個人年金」なのです。
これは、妻が18歳、私が21歳の時に始めたものです。もう、約15年やっていることになります。
その当時は利率も良かったですし、株式投資なんて考えたことも無かったので、若い感覚で、「個人年金でもやってみるか」と軽い気持ちで始めたものです。
利率は、おそらく若い時からの積立なので、「時間」という武器がついているのだと、今なら思います。
利率が良いといっても、株式の期待リターンに比べたら、たいしたことありません。
いま解約しても、元本以上は返ってくるので、止めようかと思った時期もありましたが、転職したり、娘が生まれたりして、瞬間的にマイナスになる時期があっても、どんな時も着実に積立を継続したことから、「無リスク資産」として60歳まで続けようと考えています。
ただし、極度のインフレが起きたり、金利が上がってきたら、話は別です。その場合、取るべき策は、住宅ローンの繰り上げ返済だと思っています。
アセットアロケーションをきちんと整理するまでは、セゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」にも積立投信をしていたのですが、この商品は債券比率が50%を占めますので、我が家の「無リスク資産が拡大していく」事実が判明しました。
その時から、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の積立を中止しています。
微々たる残高ですが、解約するのも特に理由もないので、そのまま保有しています。
■外貨預金をすることになりました
そして、無リスク資産で次に大きな比率を占めていたものが今回の資金ですが、この度、ちょっとしたことがきっかけで、「外貨預金」をすることになりました。
こういうことは突然で、これまで「株式」ばかりを中心に考えていたのですが、「外貨預金」をすることになると、心の準備ができてなく、ビックリするものです。
まあ、やることは決まってしまったので、止めるという判断はしないのですが、「外貨預金」って、やはり為替リスクがダイレクトに効いてくるので、本当に難しい商品だなと感じます。
同じ外貨運用でも、「米国株式」の方が、インカムの期待がありますので、たとえ、円高に振れてもインカム分だけ相殺されます。
「外貨預金」は金利が付きますが、株式の期待リターンよりも小さいので、何とも難しいです。
ただ、為替下落と株価下落のダブルパンチは無い分、少しはリスクは小さいのかもしれませんが。。。期待リターンが小さいからね。
■リスク資産が50%を超えました
外貨預金のことは、また別の機会に記事できるならしたいと思いますが、今回はそれに伴い、外貨預金を「リスク資産」に入れる必要があると思いました。
「為替リスク」がある分、外貨預金は「リスク資産」に入ってくると考えます。
そしたら、これまで、無リスク資産が半分以上だったのですが、リスク資産が50%を超える状態になりました。
超えたといっても53%ですが、私にとっては半分以上になったので、少し嬉しい気分です。
少し前までは、無リスク資産とリスク資産は50/50が心地よいと思っていました。
けれど、資産シミュレーションをすると、夫婦の老後資金や、子供や孫の世代にできるだけ資産を残してあげようと考えると、リスク資産が50%しかないのは伸びが悪いです。
現状では、私も妻も働いているので、定期的なインカムがあります。
リスク資産は、瞬間的にあるいは数年単位で、資産が下落したり、元本割れする可能性があると心得なくてはなりませんが、インカムにより定期積立をやっていると量を貯め込むチャンスでもあります。
無リスク資産では、その量を貯め込むチャンス期間でも、期待値が小さくなってしまうのです。
したがって、インカムがあり、定期積立を継続している限り、できるだけリスク資産で運用したいと考えています。
これが50代くらいになったときに、考え方が少し変わるのか、もしくはリスク資産運用にしっかり対応できる度量が身に付いているかは分かりません。
現時点では、20年先くらいのアセットアロケーションは、下記のように目標を立てています。
無リスク資産が20%程度までになるように、リスク資産を増やして、投資運用全体も拡大していたら、非常に喜ばしいです。
まずは、リスク資産が50%を超えたので、ここからさらに着実に積み上げていきたいと思います。