当ブログでたびたび名前がでてきている『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』ですが、なぜこれが良いと思っているかを書いておこうと思います。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはたくさんのブロガーの方々で紹介されていますので、ファンドの詳細などのデータはここでは書かないようにします。
セゾン投信のHPで詳細説明されているので、そこでデータ等は確認してもらえればと思います。
まず、あくまで私目線の考え方であることを前置きして、結論から行きます。
私がこのファンドが良いと思っているのは、下記の4点です。
- 積立投信であること
- 配当再投資型であること
- 株式と債券への投資比率が50:50であること
- 資産配分比率が時価総額により決定していること
逆に使い難いと思っているのは、下記の2点です。
- 直販しかなくNISAが使いにくい
- 若年者には資産のリスクを抑えすぎている
まず、良いと思っている点についてコメントします。
■1.積立投信であること
これは、投資を始める人にとっては最重要ポイントですが、強制積立をすることで、嫌でも投資にお金が回ります。
振込型では市場が悪い状態である場合に躊躇してしまいます。
セゾン投信は定額型の積み立てを採用しており、買付時に積立額に応じた口数が確定します。
ドルコスト平均法は有名な投資方法ですが、高いときに少なく、安いときに多くの買付ができます。「安いときに多く」というのはポイントであり、自分の時価資産が減っているところと耐えて、積み立てを継続していかなくては明るい未来はありません。
そのための強制積立です。
■2.配当再投資型であること
これは以前の記事で、「分配金なしの投資信託が良い」と書きました。
セゾン投信も「分配金なしの投資信託」ですが、分配金が無いのに配当再投資型って?となるかと思いますが、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはバンガード社のファンドを購入していますので、バンガード社経由ではありますがセゾン投信に企業から配当が入ってきます。
それを再投資していますので、自動的に基準価額に反映されてきます。
その再投資による基準価額への反映のタイミングは我々には分かりませんが、きちんと再投資されているわけです。
■3.株式と債券への投資比率が50:50であること
これは良い面でもありますが、悪い面でもコメントする内容でもあります。
株式と債券が50:50という比率に関して、なぜこの比率なのかは詳しくは説明されていません。
実は適当ってわけでないのです。おそらく説明が難しいので排除されているのだと思います。
「効率的フロンティア」ってご存知でしょうか?
私は趣味でアセットアロケーションを計算したことがあるのですが、めんどくさいので、この計算はおすすめしません。
結論としては、株式と債券の比率を40:60~60:40の間位に、期待リターンとリスクのバランスが良い組み合わせになっているということです。
単純に50:50としているわけではないと思いますが、50:50だと余りにも自然なので妙な質問が来ないのだと思います。これが60:40だとおそらく質問殺到なのでしょう。
■4.資産配分比率が時価総額により決定していること
この4つ目がキーポイントですが、時価総額により比率を決定しているのはセゾン投信だけです。
6資産バランスとか8資産バランスなどの商品をよく見かけますが、なんか変だと思いませんか?
深く考えなくてもって思う方は均等バランスの方が納得できるのかもしれませんが、私はそこが気になりました。
(引用元:セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの紹介HP)
世界経済は米国が引っ張ってます。したがって米国主体で構成するのは納得しやすいです。
ただ、日本、中国、新興国も無視はできません。
そんな納得しやすい構成比率になっていることがこのファンドの良いところです。
■最後に少しだけ、使い難いと思っている点についてコメントをかきます
「直販しかなくNISAが使いにくい」というのは、NISAが一つの証券会社しか使えないからです。
セゾン投信と何か他のものを組み合わせてNISAにしようというのが難しいので、使い難いなと思っています。
ひふみプラスのようになれば良いんだけど。
「若年者には資産のリスクを抑えすぎている」というのは、これがあるので、私も積み立てを休止してしまいました。
私自身は若年者の年齢層からは外れつつありますが、まだ、インカムによる積立と時間という強力な武器があります。
したがって、債券でリスクを抑えすぎるというのはリターンを減らすことになるので、これは家計と相談した方がよいです。
我が家では無リスク資産に対する特殊事情があるのも事実ですが…
■まとめ
このブログでセゾン・グローバル・バランスファンドをよく書いているので、少し紹介しようとおもって、良いと思っている点と使い難いなと思っている点を書きました。
最終的には投資をする人の気持ちというか、自分が納得できるものを選ぶのが継続できると思います。
でも知らなかったと後から思うよりも、いろんな情報を集める方が良いです。
ただ、いつまでも投資を始めずに、何もできない人は、時間という武器を毎日失っていことを気にかけた方がいいですね。
投資はリスクが伴うので、いくら良い情報でも元金保証なんてありませんよね。