債券利回りが、またも急上昇しています。
答えは簡単で、米国の政策金利の利下げがどんどん遠くなっているからです。
さらに、もしかすると、インフレ再加速で再利上げという可能性もあるので、債券利回りが上がっていると思われます。
債券利回りがあがると、債券価格は下がりますから、株式でいう株価と同じように、価格が下がっているのです。
私も以前から債券には非常に興味があったので、徐々に買いを入れています。
もちろん、買っている理由は、債券価格の上昇を狙って、キャピタルゲインを狙ってるということです。
あとは、株価が下がった時のリスクヘッジにも債券は使えると思っており、これは将来的に資産が増えてきた時には、株式と現金だけだと危ないと思っているので、今の内から債券の勉強もしておきたいというのも理由の一つです。
ただ、私の債権の買い方には少し特徴があるんですよね。
債券投資としては邪道なようですが、私は意外とこの商品が好きなんです。
■為替ヘッジタイプの債券ETF
債券の買い方って様々あるみたいですが、大きく分けると、生債券を購入するか、債券ETFを購入するかになります。
私の場合は。もちろん生債券などを買ってしまうと、売りたい時に売りにくいので、債券ETFを購入しています。
そして、この債券ETFは、一般的には10年国債を購入すると思うのですが、私が買っているのは、20年超の米国債ETFで、さらに為替ヘッジタイプを購入しています。
ETFのコードで言うと、2621になります。
これが私の中ではしっくり来ており、意外とコツコツと買ってしまうんですよね。
今は、債券市場は値下がりしているので、当然債券ETFの価格も下がっているのですが、それでも下がったら買うというのを繰り返しており、いつの間にか、かなりまとまった金額になってきました。
これからも、まだ債券利回りが上がるかもしれないので、その時は買い増ししていこうかと思っています。
■債券が上がる時の状況を予想
ところで、なぜ為替ヘッジのタイプを買っているのか?って話なのですが、その理由は簡単で、これから円高になる可能性が高いと思っているからです。
債券価格が上がるという状況というのは、債券利回りが下がる状況です。
債券利回りが下がる状況というのは、政策金利の利下げが予想されるか、実際に利下げが行われた状況になるので、そうなると、日米金利差が縮小するので、円高ドル安になりやすいと思っています。
実際に為替はどうなるか分かりませんが、本当に円高になった場合には、せっかく債券価格が上がっているのに、為替で相殺される可能性があるのです。
そうなると、せっかく債券に投資しているのに、利益が上げられなくなる可能性があるので、為替ヘッジタイプにしています。
債券って株価よりも上げ下げが緩やかですからね。
株式よりも為替の影響を受けやすくなると思っています。
こうなると、為替ヘッジは良い点ばかりだと錯角するのですが、実は為替ヘッジにもデメリットがあり、それはヘッジコストがかかるという点です。
ヘッジコストは日米金利差でかかるのですが、現状だと年間5%程度のヘッジコストがかかることになります。
おそらく、債券投資家からすると、年間の債券による利益が少ないので、このヘッジコストがもったいないという考えの人が多いのだと思います。
だから、為替ヘッジなしの方を推奨されるのでしょうね。
私もそうだと思っているのですが、やはり為替が円高に振れて債券価格が下がってしまうのは悔しいので、ここはヘッジコストをかけてでも債券のキャピタルゲインを取りに行きたいと思います。
最近は為替が動きすぎというのは投資判断を間違えるというか、躊躇してしまうポイントかなと思っています。
株式でも円安なのでスポット買いを躊躇してしまいますしね。
このように債券でも為替ヘッジを検討しなければならないのは、為替が動きすぎるからだと思っています。
とはいえ、為替ヘッジをかけているからこそ、債券価格が債券利回りと逆相関で動いているのを肌で感じることができます。
なので、このまま投資を続けて、株式だけでなく、債券の投資にも慣れていきたいと思います。