米国株投資をしていると、ドル円が毎日気になってしまいます。
円建てで積立している以上、米国株指数とドル円の差し引きなので仕方ないのですが、ここにきて、為替の状況を危惧しているからです。
米国は2022年の初頭からインフレに対応するため、急激な利上げにより物価上昇を抑えてきました。
それにより、米国株指数はマイナスになっていったのですが、逆にドル円は円安ドル高となり、円建てで米国株を買っている人からすると、ちょうどプラスマイナスゼロという感じだったのです。
そして、2023年になり、米国株の金利のピークアウトが見え始めると、米国株は先取りして上昇していました。
その間もドル円は150円くらいまで上昇していたのです。
けれども、最近になって、もうドル円も天井が見え始めています。
2024年から米国では金利が下がると言われており、また、ドル円のチャート的にも151円でダブルトップを形成しているので、この151円の抵抗線を抜けるには相当のパワーが必要です。
政策金利を下げることを想定しているのであれば、ここから151円を突破するという感覚が全くないのです。
もちろん、10年スパンなどの長期で考えると、日本のインフレ状況や政策金利、貿易赤字の具合によっては、円安にやる可能性はあるかもしれません。
けれども、1~3年の短期目線で考えると、円安になるよりも、円高になる方が可能性は高いと思えて仕方ないのです。
2022年の利上げ時は、もう2021年後半から米国は利上げが始まって株価下落があると、ファンドマネージャーなどはみんな言っていたのですが、私は話半分しか聞いていませんでした。
今回は、ドル円の下落が見込まれると思いますし、私もそう考えるので、少しは対処しようかと思います。
とはいえ、インデックス投資のポジションは変更するつもりはありません。
今まで積立してきた、S&P500やVTIはそのまま保有し、2024年から新NISAでもS&P500とNASDAQ100とFANG+は積立していきます。
それに加えて、ドル円対策をするという意味です。
■米国債20年超ヘッジ有りETF
まず1つ目は、すでにやっていて、ブログの記事でも書きましたが、米国債券のヘッジ有りのETF(2621)を買っていくということです。
これはどこまで買付するかってことになりますが、ある程度のポジションは取りたいなと思っており、100万円分まではいかなくても、それに近いくらいの何十万円のポジションは取っておきたいなと思います。
今はまだ債券金利が高いところで上下していますから、債券金利が上がって、債券価格が下がっている時にスポット的に買い付けて、ポジションを高めていきたいなと思っています。
とはいえ、あまり無理をしないでやっていきたいです。
というのも、債券自体を購入するのが初めてで、債券はやはり金利との関係性が強いですから、株とは少し違うなと思うところがあるからです。
火傷しない程度に、キャピタルを狙いたいなと思っています。
少しずつ買ってきて、やはり感じるのは、ヘッジ有りは助かります。
もちろん、ヘッジは日米金利差分のヘッジコストがかかるのですが、それでも、ドル円を気にしなくても良いのは楽です。
債券金利だけ見ていれば良いですからね。
まあ、債券に慣れていないというのもあるのかもしれませんが。
ヘッジコストがかかっているので、米国金利が下がって、債券が上がれば、売り抜けます。
■レバレッジFANG+とレバレッジNASDAQ100
2つ目は、レバレッジ型の米国指数を買うということです。
具体的に何を買うのかという話ですが、それは、「レバレッジFANG+」と「レバレッジNASDAQ100」の2商品です。
いわゆるレバナスってものと、最近命名されたレバファンってやつですね。
この2商品の積立投資を始めていきます。
具体的には、「iFreeレバレッジFANG+」と「auAMレバレッジNASDAQ100」の2つです。
レバレッジFANG+はこれまでも毎日100円買っていたのですが、あまりにもドル円の下がりが早くなってきたので、ちょっと金額を上げて毎日1,000円で積み立てていきます。
加えて、レバナスも同じように毎日1,000円で積立を始めます。
これらのレバレッジ商品を買おうと持った理由は、同じく為替ヘッジがあるからです。
ドル円が下がっていくのを、指をくわえて見ているのは悔しく、さらに金利が下がると、株価は上がる確率が高くなります。
もちろん、指数銘柄の業績が悪くなれば、逆業績相場で株安になる可能性もありますが、こればかりは、FRBの金利引き下げと業績相場は綱引きになるので、どちらに行くかは本当に分かりません。
ただ、ドル円は短期的には下がると見込んでいるので、少し金額を上げて1,000円積立にします。
まあ、1,000円といっても、1年間で最大276,000円程度なので、おそらく1年後には金利は下がり始めていると思いますから、株式指数はどうなっているか分かりません。
こちらも、ヘッジコストがかかりますし、あとは、株価の状況によるので、もしかするとタイミングを見て売却するかもしれません。
新NISAではレバレッジ商品は積立できないので丁度良く、特定口座でやっていこうと思っているので、非課税枠を気にしないで売却していけると思います。
株の方は相場状況をしっかり確認しないといけませんけどね。
今回、ドル円が下がっていくことを見越して、為替ヘッジ有りの商品3つを買っていくことにしました。
特定口座なので、新NISAとは違う戦略ですが、2022年は金利上昇で何も対処しなかったので、今回はしっかりと対応してみて、あわよくば利益を取りたいなと思います。
今後の運用状況は、当ブログの記事で随時紹介していきます。