そろそろ1学期の評定が決まってきている頃だと思います。
親の立場として、個人的に思うのは、ほんとに副教科の評定で5を取るのは難しいということです。
主要5教科の評定は、基本的に定期テストで90点以上取れば、評定5はもらえます。
対して、副教科は実技が中心なので、ペーパーテストでいくら点数が良くても評定5はもらえません。
娘の場合、ペーパーテストで学年1位の点数を取っていても、評定5はもらえないのです。
100点でも取れば、嫌でも先生は評定5を与えないといけなくなるのかもしれませんが、副教科の場合はペーパーテストでの事情もあります。
副教科は定期テストでも後回しにしがちな教科類なので、ペーパーテストで高得点を取るのが難しいですし、100点なんて夢となってしまいます。
副教科でオール5を取るのは相当難しそうですね。
■副教科の実技が全て得意な人って
そもそも、副教科で評定5を連発する難しさといえば、それぞれの教科で特質が全くことなるからです。
音楽、美術、技術家庭、保健体育、これらの4つともが得意な人ってなかなかいないのではないでしょうか。
主要5教科でも得意・不得意はありますが、結局はテスト主体という点では変わらないので、勉強するしかありません。
対して、副教科の場合は、実技が中心の評価となるので、技術的な才能というのがどうしても評価に直結することになるのです。
4つの異なった技能を全て得意な人ってあまりいないのではないかと思うのです。
娘に関しては、実は音楽が一番苦手です。
音楽は譜面も読めないですし、歌も下手です。
けれども、1年生の時に、先生が平等性を欠く採点をしたことを私が突っ込んだため、それからは評価が徐々に上がってきて、1年の修了時は評定5、そして2年生になっても評定5でした。
親に言われて忖度があっただけではないと思いますし、本人は実技のテストもペーパーテストも頑張っているので、本人の頑張りどころが一番の評価ではありますが、少なからず先生のなかで、もう言われたくないという力は働いていると思います。
■別に運動音痴では無いんだけど
美術は得意中の得意なので問題ないです。
技術家庭に関しては良く分からない部分が多いですが、中1の1学期は評定4でしたが、2学期からは評定5がもらえています。
実技ももちろん大切ですが、どちらかというと、ペーパーテストの点数のウエートが大きいような気もします。
さて、問題の体育です。
保健体育だけが、中1も、中2の1学期も、評定4なのですが、娘は別に運動が嫌いなわけではなりません。
球技などは得意ではないことは確かですが、運動は嫌いではなく、どちらかと言うと好きな方です。
負けず嫌いですし、走りも速いですから。
けれども、勉強ができるために、ガリ勉のイメージがついてしまっているので、運動はできないという先入観で見られているようにも思えます。
ペーパーテストは学年1位の成績を取っているのに、評定は4しかもらない状況です。
運動神経が良いということを面談で先生に言っておきましたが、それがどれだけ色眼鏡を変えられるかだと思います。
娘自身もペーパーテストでは高得点を取るように頑張っているのと、自分は運動神経は悪くない、むしろ良い方だと思っているので、保健体育で評定5は欲しいみたいですし。
■副教科のペーパーテスト対策が難しい
ところで、副教科の評定5の難しさについてですが、何が一番難しいのかというと、ペーパーテストです。
なぜなら、期末テストに副教科のテストが多いと思いますが、もちろん主要5教科のテストもあるので、副教科の勉強ばかりに時間が使えないからです。
かといって、実技が良くても、ペーパーテストで点数が悪いと、評定は3や4に落とされます。
運動神経がいくら良くても、絵がいくら得意でも、テストが悪いと、評定5はもらえないのです。
それは今の学校の成績付け方がそうなっているから仕方ないことみたいです。
実際に副教科担当の先生に聞いたので、それは間違いないです。
先生も生徒から評価のことをよく聞かれるのか、相当困っていましたから。
でも、いくらペーパーテストで高得点でも評価が上がらないということもあるので、副教科って本当に難しいと実感します。
娘は保健体育の評定が4なので、評定合計は44でしたが、もちろんこれに満足していなく、評定45を狙っています。
親の私からすると、学校間や先生間の暗黙の了解で、中1や中2の段階では、評定45のオール5は出さないようにしているのか?と思ってしまうくらいです。
現実的には実技の点数が足りておらず、あと一歩という表現だったので、体育の実技であと一歩足りないのだと思います。
とはいえ、実技さえ良ければ、ペーパーテストはどうでも良いというわけでもないので、副教科の勉強はマジで頑張らないと評定が上がらないのが事実です。
期末テストで9教科をテストする学校が多いと思いますが、是非とも遅くとも2週間前、できれば3週間前、本当なら1ヶ月前から準備しても早くはないです。
最初は直前ほど力は入りませんし、ダラダラとテスト勉強開始という感じになりますが、それでも良いと思います。
何よりも何かしら始めるというのが、期末テスト対策では必要なことだということです。