なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

教育費抑制の考え方を再考してみる。子育て教育費こそ、真の遺産相続と考える。

f:id:anyguidepost:20181023192407j:plain

「子育て教育費こそ、真の遺産相続」と私は最近考えています。

私の中では、老後生活到達時期に1億円の資産形成を行いたいと思い、マネー投資を行っております。

当ブログでも、我が家の投信を中心とした資産形成の取り組み、夫婦正社員共働きのススメ、リスク資産と非リスク資産のバランスなどを私の苦悩と共に、紹介しています。

ただ、老後にいくら必要といった老後不安のネット記事が最近多く、さらに、現役世代においてもいつ・どこで病気や職場の不景気などの急な災難が来るか分からないなどといった不安の煽りが多くみられるようになりました。

株式市場が好調な時はそのような記事が目立ち、株式市場が不調の時は暴落の記事が目立ちます。

それなりに根拠は書かれていますが、リスクばかりを過剰に意識していたら何もできなくなるというのが私の考えです。

同じように、老後資金のことを考えて、教育費を抑えるという記事も多いです。

確かに身の丈にあった教育というのは健全だと思いますが、リスクを意識しすぎて教育が不十分であるというのは、親にとっても子にとっても不幸です。

FPの人は財務健全化へのアドバイスしかしません。

人の子の教育のことなど考えてもいないですし、当然責任もない発言でしょう。

参考にすることで、自分が考える上で頭が整理しやすいのは確かですが、過剰に信用するのはどうかと思います。

本日は、家庭内における教育費に関する考え方です。

■資産相続と教育非課税

教育にお金をかけ過ぎて、家計が回らなくなっているという人がいることは確かだと思います。

同じように通信費にお金をかけ過ぎる人、趣味にお金をかけ過ぎる人、住居費にお金をかけ過ぎる人もいることは確かです。

したがって、不幸になっている人の事例は参考にはなりますが、それが自分の家庭に当てはまるのか?と言われたら考慮程度にしかなりません。

なぜなら、家族構成も、世帯年収も、住居地域も違うわけで、自分の家庭と同じ境遇の人を探す方が難しいと思います。

教育に関して、私の考えを書きますと、「マネーリスクを恐れて、マネーを蓄えることによって、教育が自分の理想よりも不十分であったら、それはそれでリスクである」と考えています。

なぜなら、相続の観点では異なった事情になるからです。

あまり相続をしない人は相続税のことは考えなくても良いかもしれませんが、マネー投資により資産形成・資産運用している人は、もしかすると相続によってまとまった税金を払う必要がでてくるかもしれません。

そうなると、一生懸命マネー資産を形成しても、税金で持っていかれることになりますし、マネーを重視したために、子どもに十分な教育がされていなかったら、自らの資産を食いつぶして終わるだけです。

いわゆる三世代という問題だと思います。

逆に、教育費用では、税金はかかりません。

子どもが一般とは違った教育を受けても、教育課税はされないということです。

さらに、仮に親からの相続が減ったとしても、自分自身のスキルにより十分稼ぐことができますから、親の財産はラッキー程度に思えるかもしれません。

私が考えるのは、自らが短命であった場合のリスクヘッジだと思っているのです。

現役世代にマネー投資により資産形成や資産運用して、長生きリスクに向けた蓄えをしたとしても、思いのほか短い命だったという可能性もあるわけです。

その場合、子どもにとって、マネーを残してあげることも大切だと思いますが、マネーだけでなく、自分で生きていくための能力・スキルを備えさせてあげることも重要だと考えています。

■資産形成と教育のバランスも考える

マネー投資において、リスク資産と非リスク資産のバランスに関する記事は多いです。

しかし、資産形成と教育に関するバランスに関する記事は非常に少ないと思っています。

資産形成・資産運用は、ある程度、過去の知恵というものが歴史で分かってきているので、考えやすくなっているのですが、教育に関してはなかなか難しいです。

統計上、親の年収の高い家庭は、子どもの学歴も高くなるという傾向はあるようですが、学歴とその後の子どもの生き方は違ってきます。

人の生き方というのは各人異なって当然ですので、追いかけて統計処理するのが難しいのかもしれません。

ただ、幸福度の観点からいうと、お金は必要ですが必須ではないのも確かなようですが、当然、個人の幸せに感じる点は違ってきます。

しかしながら、子どもの時の教育は、現在進行形であり、過去に戻ってやり直しというのは難しいです。

マネー投資は、一から資産形成というのが、どの年代においても可能ではあります。

■教育の後悔はできるだけ減らしたい

「教育費にどこまでかけるのか?」というのは、人生の三大費用の一つであるので、永遠のテーマであることは確かです。

自分の老後が成り立たないまでに身を削って教育にお金をかけるのは、子どもに迷惑をかける可能性がある点からどうかと思いますが、過剰なリスクヘッジゆえに教育を抑えてしまうのはそれで問題だと思います。

後に後悔しても、こどもは小学校就学前に戻ってはくれないですから。

同じような意味合いで、目先の仕事の業務に追われ、子育てに十分な時間がかけられてない人も、人格形成と教育の最適時期を逃している可能性もあるわけです。

家庭や家計も各人それぞれでありますが、教育も各人それぞれの考えがあります。

「あの時、こうしておけば良かった」と全く思わないようには無理だと思いますが、少しでも減らしたいですね。

目先のことやマネーリスクによって、子どもの未来で後悔したくないものです。