昨日の記事で、英検準2級の試験詳細結果について、全体結果とリーディングの詳細をかきました。
(小学4年)英検準2級の一次試験詳細結果のまとめ!【全体スコア編】【リーディング編】 - なんでも道しるべ
本日は、リスニングとライティングの詳細結果について書きたいと思います。
娘の場合、リスニングは得意の技能でありますが、同じように、小学生で英検を受験する子はリスニングで点を稼ぐ子が多いと思います。
しかしながら、2017年度から導入されたライティングによって、リスニングだけが得意であっても合格が難しくなりました。
その理由は、リーディング・リスニング・ライティングの3技能が、各1/3となるからです。
英検CSEスコアで74%以上取らないと準2級の一次試験は合格しませんから、リスニングだけが得点源では太刀打ちできなくなってしまいました。
リーディングとライティングをそれぞれレベルアップしないと、合格には届かないということです。
昨日はリーディングで78%までアップしたことを書きました。
あとは、リスニングで失敗しないこと、ライティングで及第点を取ることが条件となります。
■リスニングで8割取れて十分な結果
まずはリスニングの結果です。
リスニングは昨年度に全く準備をしないで実力試しで受けた時でも、20問/30問で67%の正答率でした。
英検CSEスコアは458/600の76%でしたので、一応、合格レベルにはありました。
ただ、リーディングやライティングで点が伸びない可能性があるので、スコア80%程度まで上げたいと思っていました。
今回の結果は、英検CSEスコアで482/600の80%でしたので、狙いどおりの結果だったと思います。
正答率も24問/30問の80%でありましたので、今回の試験の難易度は平常だったということでしょうか。
正答率も8割ということで、これ以上に正答率を上げるのは難しいと思っています。
その理由は、準2級になるとリスニング音声が1度しか流れないからです。
かなりの集中力がいるようですし、少しでも考え込んだり、悩んだりしてしまうと、後ろの問題が聞き取れなくなり、大きく影響してきます。
「分からない場合は適当にマークして捨てる」というのもリスニングには必要な戦略だと思います。
■下位級に比べて、準2級のリスニングの難しさ
リスニングは3部構成ですが、各部の正答率は下記のとおりでした。
・リスニング各部正答率
- 第1部 8問/10問
- 第2部 9問/10問
- 第3部 7問/10問
難易度としては、やはり第1部→第2部→第3部の順だと思います。
娘に聞いてもこの順に難しくなると言っていました。
5~3級との違いは、全てが1度しか流れないということであり、聞き逃しが厳禁であることだと思います。
あと、英文を英文で思考・理解できるか、ということが重要なようです。
娘とリスニングのことを話していると、娘の頭の中では、英語だけで思考しているようで、日本語に変換するという私のような英語の考えは持っていないようです。
なので、1度しか聞かなくても、第1部のような続きの応答を選ぶ問題や、第2部のような内容を問う問題にはあまり苦にならないようです。
第3部は特に難しく、質問や回答が言い換えられているので、小学生の思考回路では付いて行けないのが難しい様子でした。
ダイレクトに質問してくれると分かるようですがね。
■合格者はライティングで点を稼いで、合格者の平均得点率80%超
ライティングに関しては、○×ではなく、娘がどのように書いたのかが完全に不明なので、分析が難しいです。
娘の場合は、11点/16点でしたので、まあまあ良く書けているのでは?と思っていたのですが、実は合格者の平均はもっと高かったようです。
合格者の平均は、およそ8割をちょっと超えている位でしたので、13点/16点81%が平均だったということです。
13点ということは、4点満点×4つの観点なので、平均的に3点をとり、1つは4点満点というパターンが多いと思います。
娘の場合は下記のとおりでした。
・ライティング各観点
- 内容 3点/4点
- 構成 3点/4点
- 語い 3点/4点
- 文法 2点/4点
結果をみると、そんなものかなと思います。
小学生で英文法を勉強していない状況下ですので、おおよそ3点が取れて、文法で2点というのは、審査して下さった方も良く見ているなと思います。
■ライティングでスコア72%は及第点
ライティングは11点/16点の69%でしたが、英検CSEスコアとしては432/600で72%を取れていました。
合格レベルの74%には到達しませんでしたが、目指していた70%は超えているので、私としては狙い通りの点数だったと思っています。
これも、問題文や全体の回答レベルで調整されるので、今回の問題は少し難しかったのかな?と思います。
ライティングの練習は少しずつやらなければ身に付かないので、なかなか難しく、語数の50語以上に到達させるのに苦労するのが実情です。
最近では、学校もライティング対策を考えてくれているのか、週末の宿題のみ、英語の日記を出してくれています。
やはり書いてみないと上達しないですし、その文章を見てくれる人が必要です。
私では役不足なのは分かっていましたので、英語の先生に英作分を見てもらうことで文章を作るのが上手になってきたのだと思います。
■小学生の準2級対策は親子で特訓
昨日と本日の記事で、娘の準2級一次試験の詳細結果について、紹介しました。
小学生で準2級の一次試験を突破するには、やはり日々の積み重ねが重要かと思います。
まあ、それは中高生でも同じだと思いますが、小学生の思考では理解しにくい問題が各技能で出てきますので、その特訓を親子ですことが重要なのではないかと感じます。
もうすぐ二次試験ですので、引き続き取り組みたいと思います。