最近は、マネー投資の記事を書いていましたが、今回は久しぶりに小学校受験について書きたいと思います。
これまで、受験には必須の単元であり、準備に時間が比較的かかる「お話の記憶」「季節」「図形」について書きました。
■今回は「数量」に関すること
「数量」は練習あるのみの部分があり、慣れてしまえばできるのですが、テストとなると少し運が入ってくるかな?と思える単元です。
数量の問題は、さまざま考えることができます。
簡単な問題としては、「どちらが多いですか?」から、「加える問題」「分ける問題」「隠れた部分を含めて数える問題」などです。
やったことある問題形式であれば、幼児でも回答しやすいのですが、やったことない問題をその場で考えて短時間で解くというのは非常に難しいので、まずはいろんな問題に当たることです。
また過去の問題や、受験する学校が好きな問題形式というものが必ずあるので、受験間際はその形式を練習するのが良いと思います。
■私がみたことある難しい問題
私が実際に見た問題で、これが一番難しいなと思ったのは、「お弁当を作る」問題です。
問題内容としては、
紙に「おにぎり」「ウインナー」「卵焼き」などがランダムに書かれていて、
例えば問題として、『「おにぎり1個」と「ウインナー2本」と「卵焼き2個」でお弁当をつくります。いくつのお弁当ができますか、その数だけ○をかきましょう。』
というものです。
難しいのは、
- お弁当が何個もできるほどのたくさんのパーツ、
- ランダムに描かれていること、
- 余りのパーツが出てくる
ことです。
大人がやっても間違えそうな問題なのに、これをやるというのが驚きでした。
こんな難易度が高い問題をテストに出す小学校は、この問題で差をつけたいだと思いますので、当然倍率の高い小学校です。
娘の小学校はそんなに倍率が高くなかったので、「加える問題」レベルで助かりました。
■数字や簡単な足し算はできる方が良い
小学校受験で「数量」の単元がありますが、幼児が受けるので、1~10までの数は数えられないことが前提です。
したがって、数字を書く問題はありません。たいていの問題は、その数だけ○をつけさせることが多いです。
でも、幼児であっても1~10までを数えられていたほうが便利なことは間違いありません。できれば100までは知っておきたいところ。
さらに、1ケタ同士の足し算を暗算でできるようになっていたほうが良いです。
数字で足し算をするのではなく、ボールで足し算をする練習をするのです。
また、そのようなグッズを紹介しようと思います。
紙に書いた数字の足し算を受験までにできるようになるには少し大変かもしれませんし、そこまでやっても受験にはあまり得がないと私は思います。
娘の場合は、受験が終わってから、幼児教室で練習して、小学校入学までに2ケタの暗算はできるようになっていました。
けれど、少しやらなかったら、すっかり忘れていましたし、小学校に行ってからの2ケタの足し算はひっ算を使ってたので笑ってしまいました。
でも、早かれ遅かれ、小学校では掛け算もやるし、割り算もやりますので、そんなに大差はでないです。
数字に慣れておくと、小学校に行ってから、算数でつまずくってことが少ないかなと思います。
最初につまずくと、教科が嫌いになって挽回が大変ですから。
■「数量」の問題で注意すること
最初の「数量」の問題は、まずは数えるところからスタートすると思います。
「どちらが多いですか?」が最初かなと思います。
その時に何問かやっていると、たいてい数え忘れがあります。
「こんな単純なミスして。見直ししろよ!」って大人は思います。
私も最初は思いました。
けれど、それは見直ししたからといって、直らないことがわかりました。
幼児は「視野が狭い」です。
たった、B5やA4の紙であっても、見落としをするくらい視野が狭いです。
視野が狭いのは仕方ないので、数え忘れやチェックミスを防ぐには、端から順にチェックする癖をつけることです。
目で見えたところから数えたり、チェックをすると、右下などが良くチェック忘れになりがちです。
大人でもケアレスミスをするくらいですから、幼児でも防ぐ方法を身につける必要がありそうです。