受験生の秋は大変なので、支える家族、親としては、何を考える必要があるのか?
受験学年になると、誰でも大なり小なり勉強します。
どれだけやるかは、本人の志望校と本人の意識次第のところがありますが、今の時期になってくると、余程じゃない限り真剣に取り組む生徒が増えるでしょう。
これが適切なタイミングなのか、遅いのか、それは誰にも分かりません。
受験は結果が全てなので、合格すれば上手な過ごし方をしたと絶賛されますし、不合格だったらもっと早く始めておけばってなるだけです。
その人の地頭なスキルによって、志望校に対してどれくらいの時間が必要なのかは人それぞれですからね。
本人は少なからず頑張っていたとして、親は何ができるのかな?と考えていると、いま一番必要なことは、本人の生活リズムや食生活などを考慮することぐらいかなと思っています。
勉強内容なんて、この時期になると、受験生である本人が一番良く分かっています。
家で親がいくら𠮟咤激励しても意味はないです。
そんなことをしても歪みを生むだけで、本人のモチベ向上にはほとんど寄与しないでしょう。
どちらかといえば、悩んだり、焦ったりしている時に、アドバイスとか話を聞くとかくらいです。
そんなことよりも、子どもにとって必要なことは、そのような勉強のことではないです。
寝る時間を確保することや食生活が変にならないかを見守るくらいでしょうか。
■栄養不足に注意
娘もこの時期になると、基本的に塾に入り浸っています。
一週間に5日、6日くらい塾に行って、さらに塾で軽食を食べて勉強しています。
あまり家でご飯を食べなくなりました。
といっても、塾で弁当を広げて食べるほどの余裕もないみたいで、短時間で食べ終えて、それも食べながら勉強もしたいみたいなので、本当にコンビニ軽食になってしまっています。
そうなると、晩御飯の栄養が偏ります。
お昼は学校の給食がありますから、栄養の面は問題ないのですが、晩御飯の栄養が不足しそうな感じです。
なので、朝ごはんを変更して、これまでよりも栄養を偏らないような工夫をするようにしました。
これまでは、朝ごはんは食パンだけで過ごしていたのですが、朝ご飯で夜に食べそうなおかずを食べるように少し変えています。
たとえ、夜ご飯が軽食などで済ませても、朝と昼で栄養素を取っていれば、基本的には大丈夫だろうって考えているのです。
受験学年なんて、一生のうちに1年しかありませんし、夕食をほぼ毎日外で軽食で済ませるなんて、数ヵ月の話ですから、とりあえず今だけでもクリアすれば良いと思っています。
■睡眠リズムに注意
もう一つが、夜の寝る時間です。
よく浪人生で問題になる睡眠時間帯なのですが、いくら学校があっても、夜が遅くなりかけることがあります。
朝の起きる時間は同じなのですが、寝る時間が遅くなると、睡眠時間が不足するので、昼間に眠くなります。
そうなると、平日でも放課後に仮眠してしまったり、休日の昼間に仮眠してしまったりします。
仮眠も気をつけないと、30分とか1時間弱とか寝てしまうことがあるので、そうなると、また夜が寝れなくなります。
それが悪循環になり、睡眠リズムが崩れてしまうので、生活リズムが壊れ、勉強どころの話ではなくなってしまいます。
やはり、いくら遅くても、寝る時間は0時台にはしなくてはいけません。
いくらテンションが上がって、やる気に満ちあふれていても、1時を過ぎるほど勉強してはいけないです。
翌日に学校がある場合は、無茶はしないと思いますが、翌日が休日の場合などは要注意なので、そのあたりは親が監視してあげなければならないと感じています。
睡眠をきちんと取れる方が、暗記系や計算系できちんとパフォーマンスが出せますからね。
受験に近づいてくると、勉強内容のことなんて言う話が減ってきます。
それよりも本人が焦りだしてくるので、無茶する可能性があるのが要注意だということです。
受験生は若いので、大人が考えもしないような無茶をしてしまいます。
下手すると、エナジードリンクを飲んで、徹夜なんてことを簡単にしてしまう子だっているはずです。
けれども、カフェインを大量にとって、徹夜なんてして、良い生活リズム、食生活になるわけが無いのです。
受験は人生をかけているので、無茶をしたい気持ちも分かりますが、無茶ができるのは、正しい生活を送っている人ができることであって、生活を無茶にするのではなく、勉強姿勢で無茶をすれば良いだけの話です。
その辺りはいくら受験生本人にいっても響かないと思うので、親がきちんと見てあげる必要があるのでしょうね。