3月の第3金曜日と言えば、何の日でしょう?
そうです!FANG+の銘柄入替&リバランスの日です。
なんて、FANG+を保有していない人からするとどうでも良い日ではあるのですが、FANG+勢にとっては重要な発表日なんです。
今のところ、FANG+インデックスを出している大和アセットマネジメントから何の発表もないので、もしからしたらリバランスだけで終わるかもしれないという噂を聞きます。
良い銘柄ももちろんあるんですが、悪い銘柄あるんですよね。
といっても、FANG+って面白いです。
なぜなら、FANG+の銘柄入替でここまで関心事のように扱われるんですからね。
だって、一般的に有名なオルカンやS&P500なんて、銘柄入替でそんなニュースになりませんし、個人投資家が追わないですよね?
たとえNASDAQ100の100銘柄だって、追う人は少ないと思います。
私自身も、オルカン、S&P500、NASDAQ100を持っていますが、銘柄入替に関心はないですからね。
それに比べ、FANG+の銘柄入替って、とても興味があります。
何が入るのか、何が出ていくのか、何で採用されるのか、外された理由など、このように興味が出てくるのって、やはり10銘柄だからですかね?
それとも、ビックテックの10社だからでしょうか?
とても不思議な感じがします。
■米国本家FANG+の銘柄割合
この記事を書いている時点では、銘柄入替のニュースは入ってきていないのですが、もしかすると、このまま同じ10銘柄で行く可能性があります。
そうなると、マグニフィセントセブンと基本銘柄のネットフリックス、そして、ブロードコムとスノーフレークってことになりますね。
最近の決算プレイによって、これらのビックテックの中では揺れることが多くありました。
それが今のFANG+の割合に影響を与えている部分もあります。
リバランスされてしまうと、一度、10銘柄が各10%になってしまうので、現状の割合について、ブルームバーグのページに出ていたので、そこから引っ張ってきました。
この割合の注意点は、米国本家の割合ってことです。
日本ではノーマルFANG+は大和アセットマネジメントの投資信託しか買えないですが、投資信託は先物も組み入れているので、数字上の割合は少し変わっています。
先物もFANG+自身を買っているので、結局のところ同じになるはずですが、見た目の数値が違うってことですね。
こちらの方がきちんと10銘柄の割合なので、大和アセットマネジメントの運用レポートを見るよりも現実に近いと思います。
どうですか?
これを見る人の見方によって、意見は様々あるような気がします。
■投資家それぞれが異なる想い
私の見立ては、まあ、予想どおりの部分が多いですが、少し想定外だったのが、マイクロソフトが10%を下回っているというところですね。
他の上位5銘柄が急激に上がってきたからという影響があるのかもしれませんが、マイクロソフトはアップルを抜く勢いで、時価総額1位になりましたら、もっと割合も上がっていると思っていました。
強いと言われている4銘柄はやはり健在ですよね。
エヌビディア、メタ、ネトフリ、アマゾン、この4銘柄の決算後のチャートは凄かったです。
特に、上位の3社は凄まじかったので、FANG+やNASDAQ100もこの3銘柄に助けられました。
加えて、エヌビディアに関しては、SOX指数もかなり貢献していますから、エヌビディアはFANG+とSOXの両方に影響を与えるので、非常に注目のある銘柄になったのは間違いないです。
逆に、下落した銘柄ですが、ニュースでも度々取り上げられている4銘柄、グーグル、アップル、スノーフレーク、テスラです。
テスラに関しては、もうどこまで落ちるんだという感じになっていますが、期待が先行しすぎた部分がありますから、仕方ないかなと思いますね。
アップルもテスラと似たような影響を受けていますが、中国需要が大きく下落したのはかなり打撃だったようなので、逆に1年後くらいの決算には期待ができると思います。
スノーフレークは決算プレイで大きくやらかした銘柄です。
業績はそれほど悪くないのに、ガイダンスでやらかした会社です。
私は知らなかったのですが、スノーフレークはバフェット銘柄のようなので、FANG+から外されないように頑張って欲しい部分はあります。
この銘柄割合の一覧、今回、せっかくなのでスクショして、載せてみました。
というのは、次のリバランス&銘柄入替基準日にはどうなっているか、楽しみだからです。
このままエヌビディアが突っ走るのか、それとも、他の銘柄が台頭してくるのか、テスラやアップルやスノーフレークの巻き返しがあるのか。
今回のネトフリのように、思いもしない銘柄が上がってくることもあれば、エヌビディアが利確に押される可能性だってあるわけです。
米国株上位ってどんどん入れ替わるってことで有名です。
10年前、20年前には上位に入っていなかった企業がいまは上位ですし、トップ10銘柄はマイクロソフトだけが残っているのも有名な話です。
FANG+という名称ですし、FAAMNGは原則固定ですが、これだっていつ変わるか分からないですよね。
だからこそ、FANG+インデックスの銘柄入替の3ヵ月に1回は大注目されるのだと思います。
投資は資産運用ですが、このようなファンド内を楽しみながら資産形成できたら良いですよね。