なんでも道しるべ

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【政策金利で右往左往】今週は米国・欧州・日本の金融政策会合と企業の四半期決算発表

今週は株式市場にとって忙しい一週間になりそうです。

最近はインデックスファンドを使った「ほったらかし投資」というものが流行っていますが、私は、ほったらかしというのはあまりお勧めしていません。

もちろん、ちょっとしたことで狼狽してしまう人にとっては、ほったらかしという行為は助けになるかもしれませんが、私のお勧めは、徐々に市場に慣れていく方が良いと思っています。

というのは、一生に渡ってほったらかし出来る人なんていないと思っているからです。

十年に1回は起きる何々ショックというものや、数年に1回は起きる大きな調整というものは、株式投資をやっている者だけでなく、一般人もニュースで市場動向を目にすることがあります。

そうなると、これまでほったらかしで投資をやっていた人も、自分の資産がどうなっているか知りたくなってサイトにアクセスすることになります。

その時、プラスであっても、マイナスであっても、今の環境が怖くなって狼狽売りしてしまうかもしれあせん。

特に、マイナスだった場合には、プラスよりも2倍の感情を受けるので、一刻も早く売りたい気持ちになるものです。

このようなことをあると、これまで、数年や数十年とほったらかしをしていても、たった1回の確認と売却だけで、これまで積み上げてきたものがリセットされることになるのです。

なので、私は、徐々にでも市場に慣れていくことをお勧めしています。

プラスであっても、マイナスであっても、自分の資産が上下することを受け入れていくのです。

積立投資の場合、最初はたったの数百円や数千円かもしれませんが、数百万円の資産残高になると、1日で数万円動くことは普通に起きます。

その時までに免疫ができていないと、たった1%動いた時の数万円に耐えられなくなります。

資産運用は一生ものなので、ほったらかしにするのではなく、人生に受け入れるような姿勢で臨んだ方が良いということです。

■今週はめちゃくちゃ動く

さて、今週は、そのような外部環境の変化を大きく受ける一週間になりそうです。

まず、金融政策の会合が、米国、欧州、日本で開催されて、発表があります。

そして、各企業の四半期決算が順次発表されていきます。

ハッキリ言って、これらの会合結果の発表時には、ドル円やユーロ円が大きく動き、その為替の影響により先物相場が大きく動きます。

その先物の影響を受けて、現物の取引時間でも大きな値動きが起きるのです。

こればかりは、市場予測どおりの結果であっても、その後の見通しへの調整が入るので、値動きだけは受け入れるしかありません。

最悪の場合、寝て、起きたら、株価が5%下落していることだって大いにあり得るということです。

それだけの一週間となるので、資産運用している人は、気合いを入れて、この一週間を耐えなければならないです。

■投資は市場に左右されるものである

世の中のほとんどの人は、投資をすると、このような値動きがあるのゆえに、精神的に耐えられないから投資をやらないという人が多いです。

特に、投資を投機だと勘違いしている人は、マイナスが怖いので、少しでも調整があると、そのような狼狽状態に陥ります。

けれども、よく考えてほしいです。

たとえ投機だと思っていたとしても、一般的な宝くじや、その他の賭け事に比べると、株式投資というのは明らかにリスクが小さいです。

株式投資では、1日で数倍になることも無いですが、1日でゼロになることだってありません。

それがぬるいから嫌だと思っている人もいるでしょうが、それゆえに、資産形成に使えるということなのです。

期待リターンが1年で数%ですから、たとえ1年持っていたとしても、10%も増えないし、減らないのが普通なんですよね。

今年はちょっと上がり過ぎていますが、その分、去年が下がりましたらから、積立投資をしていない人は、ようやく戻ってきたという感じだと思います。

■リスクを取っている者がリスクプレミアムを享受できる

リスクを取っているからこそリターンがある、これがリスクプレミアムと呼ばれるものであり、株式市場は投機ではなく、リスクを取っているということです。

リスクを全く取りたくない人は、仕方なく現金で持つしかありませんが、それでも、インフレに対してはリスクを取っているということを忘れてはいけません。

結局、どんな形で資産を持ったとしても、結局は何らかのリスクは取っているということです。

今週は、週の前半はまだ穏やかだと思いますが、水曜日の夜中に米国のFOMCの結果が発表されるのを皮切りに、木曜日の夜中に欧州のECB理事会の発表、そして、金曜日の夕方には日銀金融政策決定会合の結果が発表されます。

毎日、凄まじく為替と先物の値動きが起きると思いますから、これに萎縮するのではなく、ある意味、楽しむ感じでいた方が良いです。

特に今も積立をやっている人は、たとえ調整が起きても、数%のバーゲンセール中だと気持ちを切り替えて、積立を継続すべきでしょうね。

どのような結果となるのか、今週末がある意味、楽しみです。