夏休みに入った娘は、できるだけ毎日、国語の文章題を1題解くようにしています。
先日にあった塾の懇談で、国語のレベルアップを訴えました。
とりあえず、私にとっては、国語の偏差値を上げることしか考えていないです。
この辺りは塾の先生と感覚が違っていて、塾の先生がいうのは、他の教科も取り組まないといけない、総合力が大切、英数も入試レベルまで上げないと、そのような言い方をされます。
もちろん、プロの考えですし、そのアプローチで間違っていないと思います。
けれども、私が見ているのは、高校受験ではなく、大学受験です。
高校受験の段階で、国語の偏差値が50レベルだと、高校はどこかに入学できても、その後が続かないと思っています。
偏差値50といっても、塾内偏差値なので、一般的な高校受験の偏差値とは違うというのは注釈しておきますが、大学受験を見据えると、この塾内偏差値というのは、そのまま大学偏差値にスライドできると思っています。
というのは、高校受験はほぼ99.9%の生徒が受験しますが、大学受験は今でも約半分ですから、偏差値が低くなる傾向にあります。
母数の層が違うので、高校受験と大学受験の偏差値は比べることはできません。
なので、大学受験を考えると、今の塾内偏差値というのは、結構使えるものだと思っています。
その背景があり、国語の偏差値を60までに上げてほしいというのが私の願いなのですが、それがなかなか実現しません。
不得意教科というのはそのようなものなのだと思います。
塾側からの考えとすると、塾としては個別の教科の偏差値よりも合格実績さえ上げてもらえればそれで良いだけ。
なので、総合力が大切というのは、その通りであり、間違いではないのです。
どんな生徒でも不得意教科は持っているので、それはそれで認識しておいて、総合力で合格できれば、それで良いのではというのが塾側の考え方なのです。
私はそれには賛成できないです。
まあ、見ているゴールが違うので仕方ないですけどね。
■国語は1日1問
懇談の時に、国語の追加課題をお願いしました。
お願いしてから、2週間が経過してから、ようやく課題のプリントが娘の手に渡りました。
これも遅いんですけどね。
2週間って、相当な時間ですよ。
社会人の私からすると考えられない時間の感覚なのですが、忙しい先生からすると、そんなものなのでしょうか。
問題なんて、どこかの問題集か過去問から取ってくるだけですし、このような依頼なんて想定しているでしょうから、あらかじめストックを持っておいてほしいものですが、こればかりは本来の常務外なので強く言えませんね。
先生からしても、国語の成績が上がれば、それによって合格率が上がるので、良いと思うのですが、その辺りの感覚が分からないものです。
それで、4年分(4回分)のどこかの高校入試の過去問のプリントを渡されたそうです。
現代文が2問、古文が1問の形式になっているので、1日1問解いて、1回分が終わったら先生に見せに行くという感じらしいです。
3日に1問くらいのペースで解いて欲しいと言われたそうです。
私からすると、毎日解けよって思いますけどね。
■高校生向けの授業を無料で観る
7月になってから、私自身も、そろそろヤバいんじゃないかと思い、国語の問題集からのアプローチだけでなく、講義側のアプローチもやってみています。
いま話題になっている「ただよび」の宗先生の授業動画がYouTubeで観れるので、それを毎朝、朝ごはんの時間帯に観てもらうようにしています。
これまで、朝ごはんの時間は、英語の時間だったのですが、英語ばかりを言っている状態ではないので、国語力アップのために、朝の時間を有効に使ってもらうようにしています。
いまで、20講義くらいを観ましたが、娘にとっては新鮮な授業なのか、宗先生の問題の解き方が分かりやすいと言っていました。
まあ、大学入試で有名な予備校の先生ですからね、分かりにくいわけがないです。
さすが、有名な先生だけあって、中学生でも分かる講義をしているところが素晴らしいです。
というか、やはり国語って中学生と高校生の壁がないものです。
どっちであっても、現代文を解くというのは同じ方法が使えるものです。
■中学生の段階が勝負
中学生でも高校生向けの授業を受けても理解できるということは分かっていたので、私は中学生の段階で、レベルを上げてほしいと思っているのです。
逆に中学生の段階で国語のレベルが上がっていないと、高校生になって国語の勉強をやっている暇はほとんど無いと思っています。
大学入試は英数を中心に、理系は理科2科目、文系は社会1科目がメインの勉強になります。
国語も共通科目ではありますが、差が付きにくい教科であるので、そこまで勉強に時間がさけないです。
中学生の今の段階で、できるだけ国語のレベルを上げてもらうことが、大学入試で足を引っ張らない状態になると考えています。