新高1の娘ですが、高校生活が始まる前に塾を決めてしまいました。
決めたと言うか、この時期にしか入ることができないという方が正しいかもしれません。
合否発表の日、高校の前でチラシを配布していたので、そこで近くに鉄緑会があるのを知ったのですが、ちょっと気になるのは、どこの高校で配っていたのか?って話なんです。
娘は公立トップ校を受験しましたが、もしかすると、各地域の公立トップ校でしかチラシを配布していない可能性もあるのでは?と感じています。
というのが、鉄緑会のチラシを見ていると、我が地域の場合、中高一貫校は高校名が出ていますが、公立の場合は、娘が合格した高校しか名前が掲載されていないのです。
もしかすると少ない人数で他の公立高校も在籍者がいるかもしれませんが、そのような人はかなり先取りをして、入塾テストで有無を言わさない結果を出した可能性があるのではないかということです。
そのように考えた理由について、少し解説してみたいと思います。
■公立トップ校でも「その他」扱いなわけ
高校受験組って鉄緑会に所属するのはとても難しいみたいなんですよね。
各地域の公立トップ校でも、在籍者高校に名前が載るのは「その他」扱いです。
基本的には、中高一貫校に通う人をターゲットにしており、その中でも難関中高に通う生徒が多いです。
それはカリキュラムの方針だと思うのですが、鉄緑会は6年間で高校数学を4周回すということみたいで、中学3年までの間に数ⅡBまで1周終わらせるというスピード感です。
これを高校受験組に合わせ込んでもかなり無理があります。
高校受験組はそもそも中学数学までしかやっていないですからね。
とはいえ、高校受験組にも家庭事情などの理由で、中高一貫校に通うことができない人も多い訳で、そのような人を救済するために、高校受験組も4月入塾の特別基準で受けて入れているのだと思っています。
しかしながら、高校受験組でやる気があれば誰でもというわけではなく、公立トップ校に合格できた人で、入塾テストでそこそこ点数が取れている人になっているのかな?と感じています。
この、そこそこというのは、数学の点数ではなく、英語の点数という意味です。
英語は数学ほど難しいテストでは無いみたいですが、英語ができないとなると、数学のような特別クラスは準備していないみたいなので、入塾できないかなと思います。
■高校合格で浮かれている余裕なんて無い
まだ3月で、中学すら卒業していないこの時期に、新高1からの塾を決めてしまうというのは、一般的な感覚からすると早いのかもしれません。
高校でどんなことをするかも決めていませんし、部活動などもまだ見学すらしていないです。
けれども、ここで決めて、春休みの間に少しでも勉強を進めておくというのは重要だと思っています。
高校受験組は高校に合格できて気分が高揚しているのかもしれませんが、中高一貫校の生徒は、何も関係なく通常の学生生活をしており、通塾で勉強をたんたんとやっています。
そのような生徒と3年後には大学受験で勝負をしなければならないので、こんなところで遊んでいる暇はないと思っており、すぐにでも勉強開始をする必要があると思っています
とはいえ、私が高校受験組に有利に働くものはあると思っているのがあり、それは「英語」です。
中学受験組って小学校の時に受験するので、英語のテストを受けていない人が多いです。
いまは、小学校でも英語を習うようになってきたので、中学受験で英語を入試科目に入れる中高も出てきたみたいですが、まだ一般的に浸透していません。
これが高校受験組の唯一のメリットで、一度、入試レベルまで英語を仕上げています。
また、公立トップ校くらいになると、そこそこ難問ぞろいの英語の入試問題を解いていますから、まだまだ大学受験レベルには到達しませんが、英語は中高一貫校の生徒に負けない部分があると思っています。
それもあるので、高校数学で遅れているというのだけ、非常に勿体ないと思うのです。
高校1年で、スピード感のあるカリキュラムをこなせば、完全に追いつくことはできなくても、そこそこ戦えるくらいまでに上げられるかなと思っており、それもあって、鉄緑会に決めた部分があります。
相当大変なようですが、1年間で数ⅠAと数ⅡBを一通り学習させてくれるというのは魅力的です。
入塾テストで合格の連絡を受けた際に、「公立高校は文武両道をうたっているところが多いが、部活動は極力控えた方が良いですよ」って言われました。
元々、英語部くらいにしか娘は興味がなかったので、運動部でガッツリ部活動って感じでは無かったのですが、やはり高校受験組は遅れていますから、そのくらいのハンデはあっても仕方ないと思っています。
高校生活なので、学習面以外にも部活動や学校行事などで楽しみたいと思いますが、結局大学受験で困ってしまったら何をやっていたのか?って後悔することになりますからね。
ある意味、高校生活が始まる前に塾の勉強方針を固めてしまうというのは必要なことなのかもしれませんね。