なんでも道しるべ

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【3倍ブルETFの苦悩】リスク許容度が低い人や資産の大半をぶっこんでいる人のおはぎゃー

投資で焦るのは良くないですね。

長期投資って結構退屈なんですよ。

オルカンやS&P500をコアで投資している人は多いと思いますが、これらの指数は分散が非常に効いているので、結構値動きが小さく退屈です。

それに、ブル相場だと他にも良い指数や銘柄が出てきて、それに投資をしている人からの歓喜の報告などをうけると、非常にうらやましく感じることが多いと思います。

特にハイテク企業はボラティリティが非常に大きく、上がる時は最もよく上がりますが、下がる時も最もよく下がります。

なので、上げ相場の良い時だけを夢見て投資するのではなく、下がった時にメンタルが保てる投資をして行くべきかなと思いますね。

特に、最近、これはダメだなと思った商品がありました。

それが3倍ブルのETFですね。

日本でもレバレッジ商品は人気ですし、私もレバナスは購入しているのですが、3倍ブルのETFは各セクターで作られています。

この商品、とても良く上がるので魅力的ではあるのですが、上がることだけを考えると、下がった時にリスクが取れずにメンタルがやられることがあると思いますね。

■逓減リスクは無視できない

私が考える3倍ブル商品の最もデメリットはやはり逓減リスクですね。

逓減リスクって説明が難しいのですが、指数ファンドを持っている人なら知っている人は知っていると思いますが、1%下がった場合に、再度同じ指数に戻すには1%以上にならないと戻って来ないんですよね。

例えば、100から1%上げた場合は101%になりますが、100から1%下げた場合には99になります。

この99を100に戻すには1%上昇だと99.99%にしかならないので、戻らないんですよね。

これが3倍ブルの場合には3倍で効いてくるので、なかなか上昇が難しくなってきます。

特にブル相場の場合にはどんどん上がっていくので、そんなリスクは忘れられますが、ヨコヨコ相場や下げ相場の場合には、その逓減リスクがかなり効いてきて疲れてきます。

あまり戻りが悪いなぁって思ってくるんですよね。

これが、私が3倍ブルに私に合わないと思った一つの大きな理由です。

結構私は人よりもリスクが取れる方だと思いますが、この逓減リスクだけは許せませんでした。

計算上で悪いものって、あまり良いとは思えないんですよね。

■米国3倍ブルETFは寝られなくなる

これって同じ意味で、投資信託の信託報酬のコストが高いのも同じような理由で言われることがあります。

逓減ではないですが、コストって必ずマイナスになるので、このコストが安い方が上げの享受はしやすくなります。

コスト分のマイナスは、上げ相場でもマイナスですし、下げ相場でもマイナスです。

マイナスが大きくなればなるほど勝てなくなってくるんですよね。

だから、S&P500やオルカンという体コストファンドって初心者には良いと思えますし、ほったらかし投資をしたい人には推奨できる商品だと思います。

何よりもこれらの商品は、値動きが小さいとか、ボラティリティが小さいというよりも、低コストであることが一番良いですよね。

本当に3倍ブルをたくさん持っていると寝れないですよ。

米国株の値動きが気になりますし、さらに、米国ETFの場合には、投資信託と違って、取引がずっと行われていますからね。

自分の含み益と含み損がリアルタイムで変わっていくので、かなり気になると思います。

私はこの値動きがちょっと肌に合わなかったですし、もっと言うと、これらを持っている人がギャーギャー言うことにもかなり疲れました。

結構大変なですよ、もう終わりとか、もう寝ますとか、おはぎゃーとか、マジでここまで思うのならやらなければいいのに・・・って思っていましたね。

なので、これらの人の叫びが聞きたくないので、3倍ブルは持ちたくないですし、3倍ブルを持っている人の話は聞きたくないって感じがありますね。

リスクを取り過ぎだと思いますよ、これらのETFでギャーギャー言っている人は。

私はやっても、レバナス程度の2倍が限界かなと思いましたね。

リスク許容度は人それぞれ違うんで、やっている人は強い心臓ってことで羨ましいです。