なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

【2024年は利下げ?】12月FOMC後のパウエル議長のハト発言を受けて新NISA戦略はどうする?

米国相場は転換したと言えるのか、この判断は非常に難しいと感じます。

12月のFOMCを終えて、FRBと言いますか、パウエル議長が急なハト派に変貌しました。

これまでだと、「利上げを否定しない」とか、「利下げ議論は時期早々」とか、そのようなタカ的発言を常々していたと思いますが、今回のFOMC後の会見は完全にハトになっていました。

巷ではちょっと噂になっていますが、来年2024年の大統領選に向けた圧力なんじゃないか?と。

それは少しあるような気もするんですよね。

確かに、インフレ率は下がってきていますが、急にタカからハトになるのには材料が少なすぎると言いますか、そんな急に変わるような数値でしたっけ?というのが私の印象です。

まあ、私はプロでは無いですから、全部素人の想像なんですけどね。

この結果を受けて、投資の方針を少し変えました。

新NISAの投資戦略はどうするのか?というのが悩みますが、これについても考えてみたいと思います。

■円高ドル安の米国株高

まず状況を整理しますと、FRBがハト派になったということで、来年2024年は利下げが行われるって話です。

利上げを予想している人は1人もいなく、平均して0.75ポイントなので、1回で0.25ポイント下げるのなら3回利下げをすることを予想されています。

もちろん、平均なので、全く利下げはしないと予想する人もいれば、6回利下げを予想している人もいました。

これらの利下げが実行されますと、起きることといえば、基本的に考えると、円高ドル安になるということと、株高になるということです。

これは、あくまで基本的にってことなので、逆に行く可能性もありますが、円高ドル安と株高という流れが可能性は高いと考えざるを得ません。

為替は分からないから無視って話をする人が多いですので、株高だけを考えると、これから買っていった方が良いって話になるのですが、私はこの為替が気になって仕方ないです。

いくら株高になっても円高になったら相殺されますから、2024年って、日本人の米国株投資家は、意外と円高に苦しめられるのでは?って思っているところがあります。

というのも、2022年~2023年前半は完全に円安に助けられましたからね。

米国株はかなり調整をされていたのですが、円安になることで相殺されて、含み損はそれほど多くなかったです。

もちろん、積立投資もしていたので、ドルコスト平均法で口数多く買えていたというのもあるのだと思っています。

したがって、これが逆行するということになると、株高になっても、円高になって相殺される可能性もあるわけです。

そこは注意したいところです。

■新NISAは長期投資だから1年なんて誤差?

新NISAの投資戦略は、数週間前までは積立投資をしようと思っていました。

ジャックとジルの話は有名ですが、積立投資よりも一括投資の方が有利であるといのは歴史が証明しています。

なので、この株高になる状況の可能性が高いと考えるのなら、ちまちまと積立しているのではなく、年初に一括投資した方が良いという考えも一理ある訳ですし、さらに、今のFRBの状況からすると、その方が賢い可能性もあるわけです。

けれども、さっきの話ではないですが、円高を考慮しておかなければなりません。

円高になってしますと、年初に一括投資をしていると、為替損益でマイナスになる可能性があります。

さらに、今は利下げ期待で株高になっていますが、もしかすると、今後の経済指標を受けて状況が変わるかもしれません。

インフレが落ちないということになると、再度利上げというのもあるわけです。

もう一つ、インフレが落ち着いて、さらに企業業績も悪くなってくると、逆業績相場が訪れて、株安になる可能性もあるわけです。

この辺りのリスクヘッジはきちんとしておいた方が良いので、これらのリスクを考えると一括投資は躊躇してしまうわけです。

そして、新NISAを長期投資で考えている場合、年初の一括投資と年内の分割投資というのは、どこまで差が出てくるのか?って話も残っています。

1年が360万円上限ですから、一括投資しようと思っても360万円しかできないわけです。

分割投資も1年で分割すれば、360万円を月30万円で分割することになります。

この場合、25年や30年以上の投資を考えると、この1年の一括と分割の誤差というのはどこまで影響が大きいのでしょうか。

計算すれば分かると思いますが、私の感覚ではあまり差がないと思います。

それも、計算では年利で算出することになりますが、先ほどにも書いたように年内で調整があるとドルコスト平均法の方が得になることだってあるわけです。

これらを考えると難しいですね。(笑)

ということで、私の新NISA戦略は、これまでと変わらずに、年内で毎日分割投資にします。

そして、株高期待に対する手当としては、為替ヘッジの付いているレバレッジ型のファンドを少し多めに積立していこうと思い、すでに特定口座で買い始めました。

これも一括投資の方がリターンは大きくなるのですが、これを分割にするのはやはり気分的なものです。

一括投資で暴落や大きな調整が来て、市場から撤退だけは避けたいですし、気分が悪くなるのも避けたいからです。

調整がなく右肩上がりならリターンが少なくなるかもしれませんが、ここは逸る気持ち抑えて投資をしていきます。