レバレッジ系のファンドの買い付け金額を上げます。
最近、米国のインフレ指数が落ち着いてきており、政策金利の利下げがあるかもしれないという思惑が出てきています。
そして、いまは株価サイクルの4つのポジションで、逆金融相場にいると思うのですが、逆業績相場に移行するのではないか?って話になりつつも、雇用統計の結果が強かったこともあり、雇用は強いがインフレが下落傾向ということで、ソフトランディングの可能性まで言われるようになってきました。
こうなってくると、為替はどうなるか分かりませんが、利下げを織り込んでくると、円高基調になると想像しています。
ただ、米国景気が強ければ、それほどドル安にならないかもしれません。
加えて、ソフトランディングになると、逆業績相場の調整が小さいものになる可能性があり、さらに、2024年は大統領選挙ですから、2024年の後半には株価は上がってくるかもしれません。
少し前までは、政策金利が高いことによる大きな調整や、もしかすると、暴落が来るのではないか?と言われていたのですが、この状況下はちょっと想定外です。
にわかに噂されている有事の時の好景気というのも嘘ではないかもしれませんね。
これらのことを総合的に考え、チャレンジング植田総裁の発言を借りて、少しチャレンジングな投資をする意味でも、レバレッジ型のファンドの買い付け金額を増やそうと考えました。
レバレッジ型ファンドはブル相場に非常に強いという性格でありながらも、為替ヘッジが付いているので、円高局面でも関係ありません。
米国株価指数が上がれば上がるほど上昇していくって話です。
まあ、デメリットとしては、当然、マイナスにもレバレッジがかかりますし、株価がヨコヨコだった場合はコストにより基準価額が下がるという性質があるので、そこはリスクとして頭に入れておかなくてはいけません。
このリスクを考えても、これから起きるかもしれないブル相場には付いて行きたいという考えです。
■レバナスとレバファンの積立増額
実際に何をするのかというと、レバレッジNASDAQ100とレバレッジFANG+の買い付け金額を増額します。
これまでは毎日1,000円ずつの買い付けをしていたのですが、毎日2,500円ずつの計5,000円にします。
ブル相場に乗るなら、本来なら一括投資が良いと思いますが、ここは積立投資を継続します。
この積立方法だけはリスクヘッジをしておいて、もしも、逆業績相場が深刻となり株価が下がる時でも、しっかりと拾える体制を持っておきたいと考えたからです。
仮に、右肩上がりだった場合でも、利益は一括投資に比べて目減りしますが、利益が乗っていくというのは変わらないので、大きなリターンを狙うだけでなく、リスクヘッジをしながらもリターンを狙っていくという戦略になります。
ちなみに、大統領選の年のアノマリーとしては、年前半は調整局面、年後半に右肩上がりという過去データのようです。
アノマリーなので信じるか、信じないかは、人それぞれですが、大統領選前年は全勝というアノマリーは健在で、このままの株価推移だと2023年も上昇して終わりそうなので、全勝は揺るがないって感じになりそうです。
したがって、アノマリーを信じるのであっても、年前半は調整局面なので、積立投資が効果的になるといことです。
■レバレッジ型を買い増しする2つの理由
最初は、新NISAの積立速度を上げて、早めに年間上限の360万円を埋めてしまうかと考えましたが、それってあまり得策では無いなと思ったのです。
理由は2つあり、1つ目は、新NISAは結局のところ生涯上限は1,800万円であって、360万円を早く埋めても、2年目が始まる2025年前待たないといけないです。
ということは、年初一括投資をしない限り、新NISAの全体枠を考えると、効果は限られているなと思いました。
さらに、新NISAで長期運用するのなら、数ヵ月早いからといって、長期になればなるほど、誤差になりますからね。
2つ目は、新NISAはレバレッジ型ファンドが買付できないってことです。
レバレッジ型の買い付け金額を増やそうと思ったのは、ブル相場の期待感と円高リスクの想定です。
なので、レバレッジ型ファンドへの投資が使えない新NISAの枠は現状不要で、レバレッジ型を積立したい場合には特定口座を使うしかありません。
レバレッジ型は永遠に保有する気はなくて、また相場サイクルが回って、米国が金利を上げようとするときには売り抜けることも考えないといけません。
2022年の強烈な下げ相場は、レバナスやレバファンには大きな打撃を与えましたからね。
ここは記憶しておかないといけません。
私の感覚では、相場の調子が良い時ほど、積立投資をするべきだと思っています。
好調相場に乗りたいと焦ると一括投資してしまいますが、市場は波を打ちますからね、いつまでも上げ相場なんて考えにくいこともあります。
積立買付をすれば、たとえ調整にはいっても口数を増やせますし、史上最高値を狙うという市場だということは、強い状況であることは間違いないですからね。
何を使って、どこに投資をするのか、それは自己責任ですが、勝負するときは勝負しないと資産の爆増は無いなとも思います。