なんでも道しるべ

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【超長期投資ができる若い人へ】リスクが低い高配当株投資で本当に良いの?

先日、会社の後輩から「高配当株投資ってやってます?」って聞かれました。

よくよく話を聞いてみると、その後輩の嫁が株式投資などの資産運用にハマっているようで、今やっているのが高配当株投資だそうです。

私の考えとしては、高配当銘柄って、生活必需品セクターの銘柄で主に構成されているので、マイルドに株価は推移し、調整時も下がるのが限定的だけど、キャピタルゲインもあんまり見込めないって感じです。

そこまでの私の考えは説明しませんでしたが、「高配当株はやってないなぁ。今はS&P500が中心かな。高配当株って上がりも下がりも限定的だから安定よな。まあ、60歳近くになったら高配当株投資をやるかもしれないけど、今はやらないかな」って答えました。

後輩ってまだ30代そこそこで、嫁は29歳って言ってたと記憶していますが、なんで、高配当株投資を投資しているのか?そこが疑問だったのです。

高配当株投資は別に嫌いじゃないですし、安定な投資法としては私もどちらかと言うと好きなのですが、若年層が好むような投資法ではないかな?って思っています。

なぜ、高配当投資をやろうと思ったのか、そこが知りたかったのですが、周辺情報を聞いているとそれが合点しました。

今日の話は、投資の話は様々流れているけれど、何を信じて、自分で何を考えるかは、人それぞれです。

私も、自分の意見と筋がありますから、他人とは考え方が違いますし、100人いたら100通りの考え方、投資法があっても良いと思っています。

けれども、一つ言えることは、一人の人の意見に左右されないで欲しいとは思います。

というのは、アクティブファンドが良い例ですが、いくら好調なパフォーマンスが築けていても、それが何年も何十年も続きません。

それは、そのファンドのファンドマネージャーの考えが、市場の動きに一致している時は高パフォーマンスを叩き出すけれど、少しずれると負けるということを意味しているのだと思っています。

どれだけ秀才で投資に向いている人であっても、市場と合致していなければ勝てません。

柔軟になれば良いと誰もが思いますが、人間ってそんな利口な生き物ではないということだと思うのです。

そうでないと、プロでやっているアクティブファンドが上手に運用すれば何十年も勝てるファンドになるはずですから。

なので、情報を得る我々も、視野を広く持って収集することが大切だと思いますし、様々な意見、特に自分と反対の意見に耳を傾けることが重要だと思います。

決して、一人の意見だけで、自分の動きを決めない方が良いということです。

そして、できれば、自分の考えを持つことが大切で、自分の考えを持つということは、様々な想定をするので、賢くなれますからね。

■ローリスク投資は推奨するのもローリスク

冒頭の話が長くなりましたが、なぜ、後輩の嫁が高配当株投資をやっているかという点ですが、理由が分からなかったのですが、他の話を聞いて合点がいきました。

それは、株式投資に興味があるから、朝に投資のYouTubeを観て、それも〇学長の動画を毎日観ているって話を聞いたからです。

あぁ、〇学長か、確かに有名だもんなと思って、私はあまりその人に興味が無かったのですが、久々にその動画を観てみました。

いろいろなサムネを見ていると、おそらく、〇学長は高配当株投資を推しているみたいです。

そのとき思ったのです。

これらの動画を観て、高配当株投資が良いと言っているから、自分も高配当株投資をやろうって思ったんだろうなと。

何を話しているかは想像ができるので、自分はその高配当株投資の動画は観なかったですけど。

確かに高配当株は良いと思います。

リスクは軽減できますし、世界の人口増の観点からは生活必需品セクターの銘柄は徐々に右肩上がりになっても不思議ではないですから。

けれども、後輩のように若年層の人達に対しては、本当にそれで良いのかな?って思えるのです。

高配当株投資って退屈なんですよ。

インデックス株投資はパッシブ投資だから退屈だといわれますが、高配当株投資ってさらに退屈なんですよね。

その退屈さに飽きなければ良いですが、若い人って血の気が多いので、その退屈な投資に飽きることになると思いますし、S&P500などやハイテク銘柄の多いNASDAQ100が値上がりしていると、「なんで自分のファンドは上がらないんだ!」ってなるのがオチです。

それによって、焦りが出てしまい、もっとリスクの高い投資に手を出してしまうことがあるのです。

■有名ユーチューバーが正しいとは限らない

若いからと言って、ハイリスク投資をやった方が良いとまでは言いませんが、やはり王道のインデックス投資は外せないと思います。

それは周りのニュースやSNSなどで焦らないようにするためです。

投資を推奨する人って、自分への批判を回避するために、ローリスクの運用を推奨する傾向にあります。

最近は、S&P500よりも分散の聞いたオルカンの方を推奨する人が多いのはそのためです。

それは、人というのは、上がるよりも、下がった時の方が強く認識するからです。

上がっている時は、教えてくれた人に御礼は言わないけれど、下がった時には、推奨した人を批判するようなことが起きるからです。

それを回避するために、リスクの低い投資を推奨することが多いと思っています。

当ブログではそんなリスク回避的な記事は書きません。(笑)

あくまで投資は自己責任だと思っていますし、せっかく、読んで下さっている人に向けては、私の心境をありのままに書いた方が面白いと思っていますし。

私も人間なので、右往左往することもありますし、悩むことだってあります。

それを伝えることが大切なのかなとも思っています。