なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!だいたい毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

巨悪な長時間労働者は周りを”不幸”にしていることに気づいていない

長時間労働をする人は、周りを不幸にしているという自覚を持つべきである。

私は、基本的に残業が嫌いです。

残業代が貰えるから仕方なく残業をしていましたし、基本給が少ないので残業も致し方ないとも思っていました。

けれど、職務の差があるにしても、本来は成果によって給与が支払われるべきだと考えています。

労働時間が成果と直結するようなサービス業もありますし、一瞬で成果を出すような開発業もありますから、業種や職種によって違いがあることは確かだと思います。

けれど、それと残業とは別の次元であり、残業は周りに多大な影響を与えているということを、残業している本人や、強制する上司は気づかないといけないです。

■長時間労働は自分自身の勘違いから起きる

残業することが生きがいみたいになっている日本人は多いです。

仕事場に居場所を求めているのか、組織からのプレッシャーに答えようとしていのか、理由は様々あると思いますが、残業することが美徳となっている風習があります。

そういう人は、かなりの確率で、自分が組織を引っ張っていると錯覚し、自分がその場にいることの重要性を訴えだし、何よりも先に業務のことを考えるような生活になります。

朝も早く出社し、夜も終電頃まで仕事場に居て、土日も滅私奉公で出社し、常に会社を第一に考えて、何よりも仕事を優先します。

自ら仕事を増やす傾向にありますし、何にでも顔を出して、意見を言うので、どんどん仕事が回ってきて、溜まっていくので、余計に消化できずに時間外労働になります。

自分自身がそのような働き方に酔ってしまっているので、働いている自分を誇らしく思っています。

そんな人が会社にいると、どのような悪影響があるのか、それが問題です。

■会社はブラック企業だと判断される

まず、会社にとっては、就業時間が定まらない悪影響は多く、まずは、ブラック企業だと言われます。

その人が好きで残業していることか、会社からの強制なのか、なんて、周囲の人は分かりません。

したがって、客観的にみれば違法な労働時間とみなされて、ブラック企業と判断されます。

個人の問題ではなく、一緒に働いている全員の連帯責任ですから大問題です。

■組織が強くならない主要因な人

ある特定人物に仕事が集まると、いろいろな人が仕事をこなせなくなり、多能工でなくなります。

それにより、業務のスピーディ性にも影響がありますし、業務効率も悪くなる。

さらに、部下も育たない上に、非常時の対応レベルも低くなります。

故に、リスクマネジメントもできないので、企業としては最悪状態です。

■負のスパイラルになっている原因だと分かっていない

また、仕事というのはいろいろな人が携わることで業務改善ができます。

ある特定人物が仕切っている状況では、その人のやり方に固執するので、改善が計り難くなります。

若い人もその人の仕事ぶりに付いていけないので、仕事が長続きしません。

新人が来ても、そんな業務時間だと分かれば、辞めていく人も多くなります。

採用しても、辞める、の繰り返しなので、教育ばかりの業務が増えて、余計に負のスパイラル状態になってしまいます。

■結局、会社を弱体化しているのは、その人物

結局は、その特定人物の独りよがりな行動によって、職場だけでなく、会社全体の組織の問題にもなり、企業が衰退化していくわけです。

業務効率は会社運営の素であるのですが、そのような訳が分からない働き方をしている人が牛耳っていることで、会社が弱体化していっていることも理解できないでしょう。

会社にとっては悪なわけですが、都合よく働いてくれれば、経営層にとっては良い人材ではあります。

でもそれは、経営層が自分の任期だけ全うしてくれれば良いという考えがあるからです。

会社運営という長期スパンで考えると、良いわけが無く、問題を先送りしているだけです。

■家庭も不幸にする人

そのような働き方は、会社内だけの問題ではなく、家庭を持っていれば、家族にも影響が大きいです。

子どもがいると尚更で、そのような人は会社第一主義ですから、子育ても率先してしません。

特に、会社営業日の学校行事などでは休むわけもなく、子どもの事は二の次なわけです。

それでも、パートナーがしっかり子育てをしてくれれば、子どもはしっかりと育つかもしれませんが、両方が適当だった場合、子どもがどう育つのかは運次第となってしまいます。

子は親を選べないので可哀そうなものです。

家庭への問題は簡単に書けるものではなく、非常に深刻です。

ここでは字数の関係でこれ以上は書きませんが、長時間労働が家庭に好影響を与える事なんて決して無いということを分からなければなりません。

■悪影響の種になっていると自覚がない

何も考えずに、自分の意志だけの長時間労働者は、周りに非常に大きな悪影響を与えていることをもっと知る必要があります。

意外と自分だけの問題だからと軽く見ている人が多いですが、周りを不幸にしていることに気づくべきです。

そして、注意してくれる人に耳を傾けて、改善するように努力しなければなりません。

また、長時間労働者の一番の勘違いは、自分は仕事ができると思っているということです。

仕事ができるから、忙しく、自分にしかできない仕事だから、残業や休日出勤も惜しまない。

そんな働き方になっている人が多いですが、それは全くの逆です。

仕事ができないから長時間労働になっていることに気づくべきです。

そして周りが不幸になる。

下手をすると、死人が出るほどの悪影響の種になることだってあります。

f:id:anyguidepost:20180820173434j:plain

今でも滅私奉公で働いている人は、もっと自分を客観的に見つめなおすべきです。

たぶん、そんな人に言っても直らないと思いますけどね。基本的にバカなので。