なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

【手数料にご用心】NISAと違ってiDeCoは何十万円も運用益が変わってしまう手数料だらけ

資産運用をする際に使う方法は、iDeCoとNISAです。

なぜ、政府が2つも仕組みを作っているのか不明ですが、いつかは1つになりそうな気もします。

iDeCoもNISAも運用益にかかる2割の税金が無くなるということには変わりありません。

違う点は多少ありますが、どちらも資産形成をするのには有効です。

私が一番気になるのは、これらの節税できる仕組みを国民全員に配布していることです。

このようなお得な制度を自由に使えるようにしているということは、それだけ年金制度が危ういということであり、言い換えると、自分の老後資金は自分で用意するようにと国が言っているようなものです。

NISAはこれまでやっている額に加えて、来年からは1,800万円が追加されます。

iDeCoに関しては、仕事によって金額の大小は違いますが、例えば、一番対象者の多い、サラリーマンだったとすると、月23,000円で年間27.6万円になります。

iDeCoは60歳まで引き出せないという制限がありますから、20代などの若い人がやると少しデメリットが大きいです。

なので、若い時はNISAで積立をして、iDeCoは30代後半とか40歳以上や50歳までに始めるというのが良い使い方です。

そうなると、例えば20年間iDeCoに加入した場合、552万円の積立ができることになります。

先ほどのNISAの1,800万円とiDeCoの552万円を足すと、2,352万円もの積立投資ができる計算になります。

あくまで、NISAを満額やって、iDeCo20年間継続した時の金額になりますが、それくらいすると、たとえ運用が上手くいかなかったとして、利益が出なかったとしても、2,500万円近くの老後資金ができるという計算になるということです。

まあ、そんな簡単に話は進まないかもしれませんが、現役時代のこれらの積立金額と退職金などを合わせると、年金が少なかったとしても何とか80代まで生活できるということになるのです。

まあ、現役にこれだけ積立できるということが、すでに財力があるということになりますが。

このような制度を利用すると、大切になってくるのが、手数料の問題です。

手数料は年数が経つほど、手数料額に年数を掛け合わせるの、合計金額では膨大に膨れ上がってきます。

手数料は常に警戒して対応しなければ大きな損に繋がります。

■それでも対人窓口を選ぶ人達

NISAやiDeCoを利用している人は、投資信託で運用している人が多いと思いますから、インデックスファンドを中心とした低コストの運用をする人が多いと思います。

NISAに関してはいかに運用時のコストを下げるかという話になるのですが、iDeCoに関しては複雑で、運用時にはコストが3つもあるので、しっかりと見極めなければなりません。

そうしないと、何十年も同じ機関を利用しますから、手数料が無視できないほどの金額に膨れ上がるからです。

このような投資関連の資産運用では、ネット証券会社で口座を開設するのは基本なのですが、いまだに窓口がある銀行などに出向く人が多いと聞きます。

対人の方が安心できるからでしょう。

確かに自分の大切なお金なので、窓口の対人で安心したい気持ちも分からなくはないですが、対人であっても損する時は損しますし、ミスするときはミスしますし、さらに変な商品を掴まされるというような詐欺っぽいものにあうときはあいます。

人を誰しも信用してしまう性善説で生きているというのが日本人では多いですが、商売をやっている人ほど警戒しなければなりません。

今でも世間で大きなニュースになっていますが、人は信用したい人ほど騙してきます。

いい顔をしているような雰囲気をだして、普通に騙してきますし、社員本人に悪気がなくとも、マニュアルがそのようになっていたら従うことになりますし、それが騙しだと思っていない可能性もあるわけです。

なので、騙されないようにするには自分で対処しなければりません。

■手数料だけで何十万円も損する可能性も

手数料のことを考えると、ネット口座一択です。

iDeCoの場合、加入時に口座開設手数料を取られますが、これはどこの金融機関でも2,829円取られます。

NISAの場合は取られないのですが、iDeCoの場合は取られるのでこれは仕方ありません。

手数料が取られる分、税金が安くなっているので仕方ないです。

運用時に、3つの手数料がかかり、収納手数料、事務委託手数料、運用管理手数料がかかりますが、最初の2つはどの金融機関でもかかります。

それぞれ、拠出毎に105円と、毎月66円がかかります。

これに関しては、拠出を止めたとしても、66円だけは必ずかかります。

対して、運用管理手数料は金融機関によってバラバラです。

ネット証券では無料ですが、窓口のある金融機関では3千円とか5千円とか徴収されます。

これが毎月のことなので、たとえ数千円でも、何十年も運用していると何万円、何十万円となるわけです。

これが注意するべき点です。

このような手数料を安くする方法は、様々なネット記事で書かれていますが、それでも対人窓口を使う人が後を絶ちません。

自分のお金をどう思っているか分かりませんが、手数料で損をするということは大いにあり得る話なので、自分でしっかりと調べて対応していくべき内容です。