なんでも道しるべ

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【昨日の続き】学校では教えてくれない資産運用!お金を増やしたいなら期待値を知らないとダメ

今日は昨日の記事の続きです。

昨日の記事では、資産運用をするのにインデックスファンドのススメを書きました。

お金にお金を稼いでもらうという感覚って、実際にやったことない人でないと実感しないと思いますが、少額からでも良いので初めてみるべきです。

日本人は投資や株といったらギャンブルと勘違いする人が多いのが現状ですが、ハッキリ言って全然違います。

何が違うのかというと、「期待値」です。

自分の身銭を投じて何かに賭けるというのは、期待値が一番ものを言います。

何をやるにも期待値を考えて動いていない人というのは一番損をします。

というより、自分の周りにいる人で、生き方が上手だなという人は期待値が高いものを直感的なのか、必然的なのか分かりませんが、きちんと取捨選択しています。

なので、期待値が高いものに投資しなければなりません。

それを考えると、ギャンブルや宝くじ等って期待値が低すぎるんですよね。

運営費を引かれて、還元率を考えると、50~80くらいが現実といわれていたと思います。

株投資はそんなに低くありません。

期待値が80くらいだと誰もやらないですからね。

それに、インフレや人口増や金融政策を考えると、基本的にはお金は希釈される方向に行くわけですから、お金を増やしていかないと経済が成り立たないわけです。

お金が増やされるということは、自分の今のお金の価値が下がりますし、逆にいうと、その流れに乗った投資をしておかないとお金が増えないってことになります。

もっというと、お金を増やすことは、その金融の流れに乗れば、下手なことを考えない限り可能ってことです。

なので、インデックスファンドという、経済の代表指数に投資しておくことで、自分のお金を経済の流れに乗せておくのが重要だということです。

まあ、極端なことをいうと、下手に儲けようとか考えない方が良いということです。

儲けようと思わなければ、市場にお金を置いておくだけで、インフレによって、自分のお金も増えていきます。

当たり前の話なんですけどね。

お金が増えているようで、インフレが起きているなら、結局はプラスマイナスというか、お金の価値は同じなんで、自分のお金は大きなマクロ経済の中で一緒だという当たり前の話です。

自分がジリ貧にならないようにするためには当たり前の行動なのですが、それが出来ない人が世の中、特に日本人の中には多いということです。

それは、株投資や資産運用とギャンブルと間違っている人が多いからです。

間違った考えだけは持たない方が良いです。

■インフレに負けたくないなら全世界に投資したらよい

前置きが長くなりましたが、本日も昨日のインデックスファンドの5年間のグラフを見ながら話を進めます。

もしかすると冒頭に書いた内容と矛盾することを書くかもしれませんが、世の中の平均というか、インフレ効果や金融政策による影響を受けないようにするには、全世界インデックスを買っておけば良いんですよ。

このグラフでいうと、ピンク色のグラフです。

これが本当の全世界標準の株価推移です。

ですから、これを持っておくと、厳密には一緒ではありませんが、ほぼ世の中には取り残されない程度で付いていくことができます。

身の回りで感じていると思いますが、日本もようやくインフレになりました。

このインフレって、世界中では当たり前の話なんです。

だから、世界中の人は株投資をやってインフレ対策をしているのですが、日本ってずっとデフレだったので、その必要が無かっただけです。

それにより、日本の経済はかなり弱くなりました。

日本人、特に、年配や老人の人にとっては、貯金がありますから、デフレは良かったのだと思いますが、国の力としては最悪の状態です。

当たり前ですが、今の老人の方々が貯金を殖やせたのは、高度成長期のバブルがあったからです。

貯金だけで資産が増えたと思っている人が大半だと思いますが、それはちょっと間違っていて、貯金は銀行などが投資をして、そのインカムやキャピタルで儲けたものを預金者に還元しているだけです。

なので、日本全体としては投資をしていたってことです。

預金者は何もしていませんが、会社はやっていたんですよね。

なので、バブル期に年利7%だったと喜んで話している人は多いですが、この時に株投資をしている人は、もっともっと稼いでいたはずです。

■ちょっとでも稼ぎたいなら過去の歴史では米国インデックス

資産投資で損をしたくない人、言い換えると、資産額を世界基準に付いていきたいという人は、全世界を購入しておけばOKということになりますね。

全世界除く日本って緑のグラフがありますが、これは全世界とほぼ一致しているので、日本が入っているかどうかはどっちでも良いってことです。

逆にいうと、日本にいるから日本のインデックスとか(紫グラフ)、成長を期待して新興国のインデックスとか(黄色のグラフ)は持たない方は良いってことです。

これは様々な原因がありますが、日本は経済や金融政策が悪すぎますし、新興国はカントリーリスクが強いってことです。

特に新興国は自国通貨で国を回すことができないので、結局は米ドルに頼っている国が多いです。

そうなると、新興国は様々な要因で株価が上がりにくい構図になるんですよね。

そして、今日の記事で最も言いたかったのは、世界平均より稼ぎたいって思いが少しでもある人は、米国インデックスを買うってことです。

これは、過去何十年や何百年の歴史が物語っています。

もちろん株価は将来までは分からないので、過去はそうだったということで、明日からの未来はどうなるか分かりません。

けれども、期待値の低いギャンブルや、日本株や新興国株に投資するくらいなら、期待値が高い米国株に投資する方がまだ可能性があるということです。

そんな無理をしたくないってひとは、全世界インデックスを買っておけば良いんですよね。

という、資産運用では当たり前の話を今日はしました。

当たり前でありながら、実はかなりの人が知らないって事実です。

だって、日本って金融教育が全くといって良いほどされていないですからね。