税金対策と資産運用として、iDeCoやNISAをやっている人って、全体の10%程度らしいです。
10%と聞いて、多いなと思うのか、少ないなと思うのかは、自分自身が実際にやっているかどうかで変わるような気がしますが、私は両方ともやっているので、10%だと少ないという印象です。
口座を開設している人はもっと多いと思いますが、実際にお金を動かしている人は少ないってことですね。
投資って必ずリスクが伴うので、元本保証の預金とは違いますので、絶対にやった方が良いとは言いませんが、もし、インフレで困りたくない、少しでも将来に向けてお金を増やしたいって思っているのなら、リスクをとって運用すべきです。
何よりも自分のリスク許容度を知るべきなのですが、これって、実際にやらないと把握できないものなんです。
1000円でも投資したら汗ダラダラの人もいれば、100万円投資しても何とも思っていない人もいます。
さらに、このリスク許容度は実際に運用すると徐々に上がっていくものです。
以前は1万円でも減ることに嫌だと思っていても、今なら数百万円投資できている人だってたくさんいます。
それは投資とお金の動きに慣れてくるってことです。
経済とお金って密接なので、自分のお金を実際に運用してみて、お金の値動きに慣れてくるってことはとても必要なことです。
投資はまとまったお金がないといけないって勘違いしている人も多いですが、今は100円から投資信託を購入できますので、商品選びに間違えなければ、本当に100円から投資できます。
それで1万円でもやってみて、自分の許容度を探っていくというのは良いと思います。
■長期、積立、分散
私自身、20年近く投資を経験してきて、個別株に投資したこともありますし、米国株を直接購入したこともありますし、ETFやCFDを買ったことも、AIファンドを評されるものや、アクティブファンドにも投資したことがあります。
様々な投資商品で運用してきて、やはり一番資産運用に向いているなと思うのが、インデックスファンドへの定額積立です。
資産運用の基本って、長期、積立、分散なのですが、この3つを叶えてくれるのがインデックスファンドを定額で購入することになります。
詳しい理由を今回は書きませんが。投資信託の中でインデックスファンドを購入することがベストに近いのかなと思うのですが、これも人によって考え方は違いますからね。
人によってはETFが良いっていう方もいますし、投資はやっぱり個別株だという人もいます。
なので、これも自分自身で投資してみて、自分に合った商品を探していくのも重要です。
何事も始めないと何も分からないですからね。
■5つの指数を比べてみた
投資信託って5000以上の商品があると言われており、その中でもインデックスファンドって何百って商品があると思います。
同じような商品であっても、運用会社が違ったり、手数料が違ったり、ということで、これらから選ぶのも一苦労なのですが、選び方が様々な人がブログやYouTubeで話してくれているので、手数料が安く、規模が一定以上の商品を買えば安心できると思います。
それよりも、どの指数投資するのか?って話の方が重要で、インデックスファンドなので、投資先のインデックス(指数)をまずは自分自身で選ばないといけません。
米国株投資が流行っている要因は、しっかりとしたリターンにあります。
下記に過去5年間の各指数の比較をグラフ化したものですが、S&P500という米国の代表的な指数が一番成果は良いです。
5年間で最後の2023年のところでは+100%になっているので、5年間で元金が2倍になっているという証拠です。
それに対し、TOPIXという日本の代表指数は+20%程度です。
比較するとパフォーマンスは低いですが、それでも+20%なので、元金から2割は増えていますからね、貯金するとほとんど利子が付かない現状では、投資の方が良いっていうのはここから分かります。
■コロナも乗り越え5年で2倍になった米国インデックス
しかしながら、注意して見てほしいのが、2020年の部分です。
どの指数も一旦0%を下回っていますが、これがコロナによる下落です。
この時は世界全体が恐怖な状態になっていて、当然、株式市場も大混乱で指数が一気に下がっています。
このような世界恐慌が起きると、どんな商品を持っていてもマイナスになってしまうってことです。
けれども、半年程度で元に戻っているのも分かると思います。
これは金融緩和策によって、各国の中央銀行が対策を講じた結果であり、これも株式市場にきちんと投資していれば、しっかりと恩恵があるということです。
仕事をしていても、様々な要因で給与がもらえない人、雇用が安定的に継続できない人もいたと思いますが、株式に投資していることで、資産はしっかりと運用されることになります。
もちろん、自分自身の全体の資産状況によっては、追加投資をストップすることや、もしかすると一旦現金化しなければならない状況になることもあるかもしれません。
もし余裕が少しでもあれば、そのまま待機や、わずかでも追加投資を継続することで、リターンを得ることができたということです。
記事内で指数の差についても書きたかったのですが、今日の記事が長くなってしまうので、次回に持ち越します。
ここでは5つの指数を比較してみましたので、次の記事では、指数の違いによる投資の違いについて私の個人的な意見を書いてみたいと思います。