ETFはやっぱり魔が差しやすいです。
米国市場は三連騰で株価が一気に上がりました。
日本はゴールデンウィークだったので、火曜日から取引が開始となります。
米国の勢いを受けて、日本市場もかなり上昇するかな?って思っていたのですが、思ったほど上がらなかったですね。
私自身、市場で取引できるものとして、個別株を少々と、ETFでレバナスを買っているのですが、やはりETFは利確をしたいという気持ちが強くなってきます。
ノーマル型のETFではなく、レバナスだというのも利確したくなる理由の一つだと思うのですが、ここで耐えられるものが爆益を得られると自分を律して、何とか売却したい衝動を回避しました。
■利確したい気持ちを抑える
私の資産形成や資産運用は、投資信託の購入がメインとなりますが、ETFを買うこともしています。
特に、旧NISAや新NISAの非課税口座では投資信託を買っているのですが、機会損失になるので、特定口座でも運用しようと考えると、ETFを買ってしまいます。
なぜETFを買っているのかというと、買いたいタイミングで約定できるからです。
投資信託は資産形成にはとても良い商品ではあるのですが、やはり注文と約定のタイムラグが使い難い時があります。
ここで買いたいって思った時に買えるというのがETFの良いところですよね。
実際、最近の急落の時には、毎日拾っていました。
買っても買っても下がっていくので、この買い場は相場の神様がくれたんだと思って、無心に買っていったのですが、やはりナンピン買いは使えますよね。
頑張って買わないと、含み損はドンドン増えていきますし、それにレバナスなので、含み損の増え方が2倍以上ですから結構疲れた感じはありました。
けれども、負けずに買っていこうと思っていましたし、まだ余力を残しつつも反発してくれたので、今回の急落相場というか、押し目買いは成功した感はあります。
とはいえ、反発しても、それほど大きな収益率が上がっているわけではないので、再度下落のことを考えると、利確が頭の中に浮かんでしまいます。
今のうちに利確しておいた方が賢明じゃないのか?と思ってしまう自分がいるのです。
■含み益バリアができるまで我慢
利確の魔が差すのって、やはりETFだからなんでしょうね。
投資信託だったら、そんな気持ちになりませんし、利確しようなんて思わないです。
それはやはり、注文と約定のタイムラグがあるので、タイミングを見て注文しても、明日にはどうなっているか分からないというのがあるからだと思っています。
加えて、レバナスというのが、利確したくなる気分にさせるのかな?と思っています。
レバレッジが掛かっている商品というのは、逓減リスクがありますし、2倍で動くというのがなかなか気がかりなんです。
利益が乗っている間に確定してしまいたい気持ちにもなりますし、マイナスになるのは嫌というのもありますからね。
今回、マイナスになったらナンピン買いをしまくっていたので、ここで一旦利益が乗っていると、再度、含み損の領域に行くのもちょっと気になるっていうのもあります。
こんな時、何が対症療法なのかな?と思いますが、やはり一番効果があるのが、ある程度の利益が乗ることです。
含み益バリアと言われますが、含み益が20%程度まで乗ってくると、かなり気分が変わってくると言いますか、ちょっと下げたくらいでは何とも思わなくなってきます。
マイナス域まで距離があると、人間の気分って全く変わってくるものなんですよね。
だから含み益バリア、特に収益率というのが大切なんだというのが改めて実感しました。
今回、このレバナスETFに関しては、何としても含み益が10%超、20%超になるまで耐えるしかありません。
マイナスになりそうであれば、その前に利確というか、プラマイゼロで手放す可能性もありますが、まあ、国内ETFなので、窓開けで動きますから、うまく売却するのは難しいでしょう。
ある意味、どこまで耐えられるかって話になるのですが、何とか、気分を抑えて、含み益が乗ってくるまで耐えていくしかないです。
私がこれまでも、一括投資ではなく分割投資をお勧めするのは、このようなものと同じ理由です。
いかに利益を維持しながら、投資元金を積み上げていくか、この調整が最も大切なことだと思っています。