大注目のCPIは、前年比は予想と一致、先月比は予想よりも下振れで、株価は上昇となりました。
これで、今週、一つの節目が通過しましたし、さらにインフレ抑制は進んでいることがデータで出てきたので、次は、いつ利下げするのか?という話になっていくでしょうね。
米国市場は、取引中も非常に良く、日本時間で3時頃までは本当に下がらず、押してもすぐに拾うという感じになっていました。
日本時間の3時頃からは取引量も増えて、利確に押されている感じもしましたが、これは、最高値更新時のレジスタンスラインの攻防なので仕方ない部分があると思います。
特に、私はCFDのチャートを見ているので、CFDのレジスタンスは意識されていたように思えました。
結局、S&P500もNASDAQ100も最高値更新となりましたので、今日の夜はどうなるか?非常に楽しみではあります。
ただ、為替ですよね。
ドル円は、予想どおり下がって、円高になったので、結局は株価の上昇と相殺される形となりました。
もしかすると、基準価額としてはドル円の下げの方が大きくなる可能性も考えられます。
やはりドル円は日米金利差の影響が大きいので、今の円安水準は金利差によるものと考えた方が自然です。
もちろん、貿易の影響や購買力の差などの影響も入っていますが、シンプルに考えるなら金利差でしょうね。
日本もパフォーマンスのように為替介入をしましたが、待っていれば良かったんですよ。
おそらく、財務省も日銀も、ある程度の指標結果は知っていたと思いますよ。
それでも、米国の結果を待つのではなく、自ら為替介入による国民へのアピールを取ったのだと思います。
■為替の影響が大き過ぎる
とりあえず、前日夜の収益になりますが、収益は相変わらず、最高値更新していっています。
毎日上がっていると不安になってくるのです。
どこかで振り落としがあるのでは?と思えるんですよね。
今は指標結果によって、相場のボラティリティが高いので、振り落としなどの動きをする必要が無いのだと思いますが、指標発表が落ち着いて、利下げのタイミングを探る展開になると必ず振り落としの調整は入ってくると思っています。
その時に、焦らず対応するために、きちんと余裕資金は取っておかないといけませんね。
今日の夜は、為替の影響でどうなるか分かりません。
せっかく株価が上がったのに、為替の影響で下がるってこともあります。
もちろん、為替の影響で、株価が下げても、基準価額が上がることもあるんで、こればかりは良い結果ばかりを望んでも仕方ないですよね。
■AIバブルか、大暴落か
昨日の米国市場の上昇は、フォロースルーデーになったそうです。
フォロースルーデーの基準って、明確なようで曖昧な感じなのですが、明らかにいえることは、大きな陽線で出来高が大きいことです。
相場の転換点になるということで、これまでの上昇相場ではフォロースルーデーの出現が起きているようですが、フォロースルーデーが出現したからといって、必ず上昇相場になるとも限らないみたいです。
結局は、ここから2週間くらいはどのような値動きになるかを見守らないといけないということですね。
ここから2週間といえば、その間にエヌビディアの決算発表があります。
最近は、雇用統計やPPI、CPIなどの経済指標ばかり気になっていたので、業績への反応は久々なのですが、今回も良い決算が出てほしいです。
ここでエヌビディアが超絶決算を発表すると、それこそ、上昇相場、そして、AIバブルの始まりになるかもしれません。
逆イールドが長期になっているということで、株価大暴落が過去の歴史では必ず起きているというコメントが出てきています。
歴史を信じるのであれば、ここで一旦撤退したくなるのかもしれませんが、歴史は裏切られることもありますからね。
機会損失もあるわけですから、適度なポジション取りが必要なのかなと思っています。