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【レバレッジがランクイン?】投信積立契約件数ランキングでも米国指数の根強さが目立つ

資産運用において、積立設定をすることが第一のハードルです。

すでに運用や投資をやっている人からすると、特別なことではないのですが、何もやったことない人であれば、証券会社に口座を開設して、積立設定をするというプロセスはなかなかハードルが高いようです。

運用はした方が良いと聞いているけれど、なんだか怖いと思っている人が多く、そのような人は何かと理由をつけて運用開始までは進みません。

何より口座開設とその口座にお金を入金することも大きなステージですが、もっと言うと、どんな商品を買ったらよいかも分からないのです。

結局、銀行などの窓口に訪れて、手数料の高い商品を買わされるという可能性も高いわけです。

今はネットの時代、様々な情報はネットから収集できます。

信ぴょう性の低い情報もありますが、取捨選択をして、有益な情報は大いに活用したいものです。

本日は、2021年10月のネット証券の投信積立契約件数ランキングが掲載されていましたので、紹介したいと思います。

■ネット証券を利用しよう

ここでも一つハードルがありまして、「ネット証券なんて信用できない」という人も多いのが事実です。

銀行も「ネット銀行なんて・・・」、という人も多いですから、それが証券会社になるともっと利用者が減ります。

けれども、手数料や利用性を考えると、ネット証券は大いに利用すべきです。

最近は大手の証券会社もネット化していますから、それほど大差ないようになってきたのかもしれませんが、それでも手数料面はネット証券が有利です。

証券会社は一つにまとめた方が特定口座の面では有利なので、できればネット証券を開設した方が良いですね。

今回のランキングは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の情報からランキングを作成したようです。

■投信積立契約件数ランキング

さっそく、ランキング結果を発表していきます。

  • 1.(←)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 2.(←)eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • 3.(←)SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
  • 3.(↑)eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • 5.(↑)iFreeレバレッジNASDAQ100
  • 6.(←)楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • 6.(←)ひふみプラス
  • 6.(↑)eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  • 9.(↓)eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
  • 9.(↓)<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

最近はこのようなランキングをあまり見なかったのですが、ここ数年は同じような投信商品で固まってきているようですね。

やはり、目が行ってしまうのはeMAXIS Slimシリーズではないでしょうか。

トップ10に5商品ですから、eMAXIS Slimシリーズが強いことを証明しています。

私も投信会社で悩むならeMAXIS Slimを選んでおけば基本的に問題ないと言えると思っています。

インデックスファンドの場合、手数料の高い/安いが選択のキーポイントですから、eMAXIS Slimの倍は、手数料は業界最安値を目指すコンセプトなので、これを選択しておけば手数料面では安心できると思います。

■レバレッジ型が5位にランクイン

このランキングで注目されるのが、5位に入っている「iFreeレバレッジNASDAQ100」ではないでしょうか。

NASDAQ100の指数の2倍の動きになるようにしているファンドなのですが、このようなレバレッジのあるファンドは上位に来るのは驚きました。

これだけ米国の指数が強いというのが証明されているのだと思います。

とはいえ、積立投信のランキングですからね。

レバレッジ商品は短期売買する方が良いと思いますから、積立のランキングに入るのかというのが、私の中では信じられない結果です。

■米国指数は根強い人気

先ほどのレバレッジ型のNASDAQ100のように、米国指数のインデックスファンドがかなりランクインしています。

この中では、1位の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、3位の「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」、6位の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」ですね。

これらは米国のみの構成になりますが、S&P500が1位と3位にあるというのは、やっぱり強いなという印象です。

6位の全米株式はいわゆる「米国まるごと」というETFなので、これは良いですよね。

まあ、他の商品は世界ファンドではありますが、それでも構成率は米国株が過半数を超えています。

したがって、結局は米国市場に左右されるという事になりますから、相関係数的には何を買ってもさほど変わらないということが言えそうです。

■異色の商品2つ

この10商品のなかで、異色であるのが、6位の「ひふみプラス」です。

日本株式と一部海外株式のアクティブファンドですが、私もひふみシリーズは持っています。

アクティブに運用したい人は、ひふみは外せないのかなと思います。

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あとは、6位のバランス(8資産均等型)ですね。

債券やリートも含めたいと思っている人が、リバランスをしないで持てるという商品としては、このバランスファンドは良いと思います。

私はまだ現役世代なので債券やリートはほぼ持っていないですが、将来的にはこのようなバランスファンドを組み入れたいなと思っています。

このようなランキングを上手に利用して、資産形成の役に立てば良いのではないかと思いますね。