先日、塾で懇談会がありました。
子ども同席も可ではあるのですが、まあ、先生と1対1で話せる機会も少ないので、先生とタイマンで話してきました。(別に喧嘩してないですけど)
当たり前ですけど、焦点は娘の成績。
1年の学年末テストと3月の公開テストまでは成績が良かったのですが、ここ2回、5月の公開テストと
1学期中間テストを完全にやらかしているので、その点が話の中心です。
まあ、原因の80%は数学なんですよ。
数学的センスがないので、娘に数学の自信をつけさせるために、成績を安定化させるために、どうしたらよいのかという話です。
校舎長の先生が数学担当なので、数学の話ばかりをしてきました。
■数学が苦手なタイプの典型例
そこで、数学の話ですが、私が娘のことを数学センスが無いと断言しているからかもしれませんが、先生からは「数学が苦手なタイプの典型例ですね」とハッキリと言われました。
ここまでハッキリ言ってくれるんだとちょっと驚きましたが、その方は話しやすいし良いです。
変にヨイショされて、焦点がぼやけるのも後から辛いので。
1学期中間テストの数学の問題、途中計算用紙、解答用紙を見せたのですが、それで、そのような言い方をされています。
言われたのは、教えられたことを愚直にやろうという途中計算になっているし、奇麗に書き過ぎだということです。
数学が得意な子やセンスのある子は、教えたことからちょっと外れるけど、きちんと正解を導き出してくるし、さらに計算が速いってことらしいのです。
数学が苦手だから、その殻が破れてないって言われ、これが覚醒するのには相当時間がかかるかもしれないという先生の見解です。
2年生いっぱいはかかるかもしれないし、3年生になっても同じようなスランプが出てくるかもしれないということでした。
■テスト中にやるべきこと2点
テスト中にやるべきことは大きく2つます。
一つは、テスト中に関しては、問題毎にランクを付ける癖をつけた方が良いとのことでした。
A、B、Cの3つのランクに分けて、Aは絶対合っている自信があるから見直さない、Bは後で見直しが必要、Cは難しいから最後に回す、という分け方です。
それで、見直しに関してはBだけを行い、Aに関しては飛ばすということをします。
そうしないと、学校の定期テストのように問題数が多いテストだと見直しが間に合わないということです。
二つ目は、問題のキーワードに印をつけるということです。
何を聞かれているのかを明確にしておかないと、解答がずれてしまう可能性があるということ。
別に数学だけの話では無いと思いますし、むしろ数学以外の話のような気がします。
これらの対策をすることで、テストの受け方は相当変わるのではないかということでした。
■日頃の学習で計算力(正確性と速度)を上げる
日常の学習に関しては、速く解く練習を増やすことだということです。
計算ドリルなどは、速く解く練習をし、その速い中で間違えないことに集中すること。
それを繰り返すことで、正確性と速度が両立されてくるという話でした。
また問題を解くときに、なぜそうなるのか?と意識的に考えるべきということです。
特に間違った問題ですが、なぜ間違ったのか、なぜ分からなかったのか、なぜミスをしたのか、そもそもミスなのか、を考える必要があります。
先生には授業でできるだけ当てるようにお願いしています。
最近は、考える問題の時は、当ててくれているようですが、なぜこのような解き方になるのか?という質問には答えに詰まっていると言っていました。
やはり数学が苦手な子の典型例なのかもしれません。
■英数国の3教科で不得意教科をつくらないこと
高校入試に限っては、英数国の3教科で不得意な教科を作らないことが、地域トップ校に合格するための必須条件だと言っていました。
これまでたくさんの生徒をみてきて、バランスの取れている子は不合格になりにくいらしいです。
もちろん、1教科でも得意な教科があると、やらかした教科があっても、挽回できる可能性がありますが、入試問題ではどのようなハプニングがあるか分かりませんから、安定的であることが一番です。
もちろん5教科で不得意なものを無くした方が良いに決まっていますが、得意に英数国の3教科だと言っていました。
我が娘のように数学が苦手な生徒はいるけれど、とはいえ、数学に時間を割くのは止めた方が良いということ。
それはバランスが崩れやすいからだそうです。
数学はもちろん不得意の克服、できれば得意教科にして欲しいと思われているようですが、実際にはセンスの問題で、数学を得意教科にすることは困難だと思いますので、不得意克服、本番でやらかさない対策が必要ということをアドバイスもらいました。
勉強時間はしっかりと確保していますから、あとはどのように勉強するか、数学とそれ以外の教科の勉強時間と方法のバランスが必要なのだと思います。