なんでも道しるべ

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【家庭内英語教育】共通テストの英語の難化から思うこと

今年の共通テストの英語、歴代で最も難易度が高い問題だったという噂があります。

長文の大問が3ページに渡っているとか、登場人物が3人いて分けわからないとか、時間が無さすぎて最後まで解ききれないとか、もう共通テストの英語のテストなのに、普通では無くなってきています。

2年程まえに数学ⅠAショックが起きましたが、それと同等並みの2024年は英語ショックだったと思います。

英語のテスト時間中、あまりにも分からなすぎて、途中で泣いてしまっている生徒もいたそうで、英語って、文系でも理系でもベースとなる教科なので、ある意味失敗できないんですよね。

入試は数学で決まるとは言われていますが、それはあくまで英語のベースがあってこそです。

私のイメージでは、英語で受験校の偏差値のベースが出来上がって、そこに、国語と理社が加わってくる。

そして、国語と理社ではそれほど差が付かないので、最後は数学勝負になってくるという感覚です。

英語ができないとベースが決められず、いくら理数系の教科が得意であったとしても、高偏差値帯の大学は受験しにくいと思っています。

昔から英語がベースだとは言われていると思いますが、その英語の難易度がどんどん上がっているので、いまの小中学生やその親、しいては、乳幼児の親も、今後のことを考えて、きちんと英語を学習しておくべきです。

英語よりも母国である国語からとか、英語は中学生になってからで十分とか、そんな生ぬるい考え方だと、ハッキリ言って、受験は闘えないでしょうね。

■2024年は英語ショック

英語が難しくなって、平均点が下がるとは言われていますが、上位層も一緒になって点数が落ちているのか?というと、そうでは無いみたいです。

そこは2年前の数学ショックとはちょっと違うかなと私は見ています。

英語が難しすぎて泣いてしまう人が出てきていますが、一方で、頭の良い層の人達は、そのようなリーディングの問題でも90点台を取っています。

今年に共通テストを受けた人からすると、あの問題で90点以上なんて・・・って思うかもしれないですが、それが現実で、実際に高得点をとる層がいるから、受験として点数差を測るために、難易度を高くせざるを得ない状況になっているのだと思います。

英語の二極化、完全にそうなってきていると思います。

数学はもともと、数学得意勢と不得意勢がいましたから、入試になると二極化になっていました。

英語はそこまで得意・不得意が分かれる教科では無かったと思いますが、この数年の共通テストに変わった時と、今年の問題傾向によって、明確に得意不得意が分かれる結果になったと思います。

そうしないと、英語が得意な人がかなり増えてきていますからね。

英語力が受験で測れなくなっている方が問題ということになりますから、上位層に合わせると難しくなって当たり前ということです。

数学は年々問題に対応してくるので、年々難しくなっていくわけですから、英語も同じような傾向になっていると思っています。

数学と違うのは、難易度の上げ方が急激かなという印象ではありますけどね。

■英語を英語で考える脳

この状況からすると、明らかに幼少期から英語に触れていないと辛い受験生活になるのは間違いないかなと思っています。

特殊な生徒ではありますが、親の海外赴任などで海外生活を送った経験のある生徒であれば、今の英語の問題は雰囲気で解けてしまう問題みたいなのです。

これまでのセンター試験までは、単語や文法や発音記号など、授業で習うような問題がメインとなっていました。

いまでも、これらの知識がベースとなっていることは間違いないですが、これらの知識をいくら入れても、英語を英語で認識できないようでは、スピードと解釈の観点から難しいみたいなのです。

日本語に訳すること、日本語で考えること、進学校ではない普通の中高だと、これらを中心に学習を進めていると思いますが、これだと、あのような問題達には挑めないでしょうね。

英語をそのまま読んで、脳で考えるようになるような、ちょっと別の視点の訓練がいるような気がします。

我が家の場合、私の仕事からも海外赴任はないですし、娘が語学留学に行くこともないので、いわゆる純ジャパと呼ばれる環境ではあります。

帰国子女と比べると明らかに負ける環境であるのは間違いないのですが、それでも、今のこの環境で、学校のカリキュラム以外でできることを考えて実戦しています。

ブログでそれらのことは記載していっていますが、それが正しいことだったかどうかは、共通テストや大学二次試験を受けてみないと分からないですね。

けれども、現時点では、英語で苦労するようなことは無かったので、やはり英語を乳幼児から始めることや、数多くの英語に増える環境にするというのは大切なことなのだろうなと思います。

家庭内での英語教育が大学受験にまで影響するような時代になったのだと思います。