中学3年の娘、受験生としての闘いは終了しました。
結果としては、私立高校も公立高校も第一志望校に合格でき、来年4月から地域の公立トップ校に通学することになります。
私自身、親として、この高校に合格するために中学3年間で出来ることはやったと思います。
全国には公立の地域トップ高校を目指している親子が多いと思います。
地域の公立中学に通いながら、高校でトップ校を目指し、そのまま旧帝大を目指していきたいという受験ルートを考えている方も多いと思います。
そのためには、まずは高校受験で公立トップ校の進学校を勝ち取らないといけません。
入試は同日勝負という考えもありますが、公立高校の入試はいくら当日点のウエートが高くても、少なからず内申点の影響があります。
したがって、中3の受験日だけの闘いではないので、3年間を通した戦略が必要となります。
このブログでは受験生応援ということで、本人だけでなく、親にも有益な情報を発信しようと思っていますので、ブログ記事10連載で、地域公立トップ校に合格するための実際に意識した秘訣を記していきます。
何かの参考になれば幸いですので、是非とも10連載をご覧ください。
そして、興味のあるところから、実践していただければと考えています。
■中3の秋から朝に過去問演習
本日は地域公立トップ校合格の秘訣、10連載の第5回目となります。
本日で連載もすでに半分を経過し、第5回目となりました。
第5回目の今日は、「朝勉強」に関してです。
昨日の記事の毎日勉強という点でも少し触れましたが、朝勉強というのは非常に効率が良いというのと、意外と受験には効果的だった点について書きたいと思います。
まず効率の良さについてですが、基本的に塾通いをしていると、放課後は非常に忙しいです。
中3になると、土日を含め週5は通っていましたから、平日の休みは2日間しかありません。
その2日間も塾の宿題に追われるわけですから、放課後にまとまった時間を取るのは非常に難しいです。
中3の秋ごろからは過去問演習に入ります。
過去問をやるといっても、別に通常授業が止まる訳ではありません。
なので、勉強量が純増になるわけです。
実際、娘と過去問演習をいつやろうか?って話になった時、放課後や夜にやるって意識は全く無かったです。
通常授業の宿題でいっぱいいっぱいだったことを娘は分かっているからだと思います。
したがって、過去問をやる時間は朝起きてからということになりました。
具体的には6:15に起床して、45分間で朝ごはんと準備をし、7時からは過去問を1つ解くというスケジュールです。
これで家を出る8時までには過去問を1つ終わらせることができます。
1週間やれば、5教科分なので、1年分の過去問を終わらせることができるのです。
これで、秋から受験直前の過去問演習期間を乗り切ったという感じです。
いきなり朝起きて勉強することなんて難しいのですが、娘の場合は中1から少しずつ30分でも朝勉強をするように習慣化していたので、それを継続しながら、拡大できたということです。
■朝に過去問演習をやる意味
ここで引っかかるのは、朝にやると脳が回転していないとか、5教科を一気にやらないと本番の練習にならないという意見があると思います。
5教科を一気にやるというのはとても意味のある練習です。
けれども私は、家で過去問を解いている段階で、5教科を一気にやるのは無理だろうと思っています。
それは、模試や本番のような集中力は絶対に出せないと思っているからです。
プロスポーツの野球でも同じだと思っています。
練習は練習なので、試合形式の実戦練習であっても、最初から最後まで出場するのは本当に開幕直前までありません。
練習はあくまで練習であり、気合いも入らないし、状況が違うので、私は1つずつ確実にやっていくことの方が問題演習には合っていると思っています。
もう一つ、朝にやると脳が起きていないのではないか?という疑問ですが、これはまさしくそのとおりです。
朝にやると点数が下がります。
後から、直しをした時に、なんでこんな間違いをしたのかな?って言っていることが多かったのも事実です。
でもこれって、とても良いシミュレーションで、実際、入試当日でも、朝の9時ごろから試験開始なわけですから、そこには脳を起こしておかないといけません。
朝の過去問演習で、脳が起きるには時間とウォーミングアップが必要というのが分かっていたので、朝に早く起きて、数学や英語の問題を解いて行きましたからね。
これも、個人差があると思うので、自分の癖を知るためにも朝の過去問演習で脳の起き具合を知っておいた方が良いと思っています。
このように、朝勉強だけでも1つの記事が書けるので、朝の勉強ってとても大切なことだと感じます。
最後は勉強時間が全てですから、1日24時間、1年365日の中で、どれだけ勉強時間を捻出できるかが勝負になってきます。
トップ校を狙っている同級生は必ずあらゆるところで勉強時間を確保しているので、その辺りの隙間時間を大切にして欲しいと思います。