中学3年の娘、受験生としての闘いは終了しました。
結果としては、私立高校も公立高校も第一志望校に合格でき、来年4月から地域の公立トップ校に通学することになります。
私自身、親として、この高校に合格するために中学3年間で出来ることはやったと思います。
全国には公立の地域トップ高校を目指している親子が多いと思います。
地域の公立中学に通いながら、高校でトップ校を目指し、そのまま旧帝大を目指していきたいという受験ルートを考えている方も多いと思います。
そのためには、まずは高校受験で公立トップ校の進学校を勝ち取らないといけません。
入試は同日勝負という考えもありますが、公立高校の入試はいくら当日点のウエートが高くても、少なからず内申点の影響があります。
したがって、中3の受験日だけの闘いではないので、3年間を通した戦略が必要となります。
このブログでは受験生応援ということで、本人だけでなく、親にも有益な情報を発信しようと思っていますので、ブログ記事10連載で、地域公立トップ校に合格するための実際に意識した秘訣を記していきます。
何かの参考になれば幸いですので、是非とも10連載をご覧ください。
そして、興味のあるところから、実践していただければと考えています。
■公立中学は玉石混交
本日は地域公立トップ校合格の秘訣、10連載の第6回目となります。
第6回目の本日は「友達関係」です。
受験において友達の存在って、時には良い効果を発揮しますが、時には悪い影響を受けることもあります。
誰と付き合うか、それは非常に重要なことです。
中学入試でなぜ私立高校受験者が増えるのか、それはこの友達の問題が一番大きいと思います。
私立中学に通うということは、公立中学では基本的には授業料が無いですから、わざわざ授業料を払ってでも私立に通うので、家庭環境もそれなりに恵まれているケースが多いです。
なので、その家庭環境で育った子供というのは、擦れてないとも言えますし、勉強に集中できる子とも言えます。
そのような環境や友達関係を与えたくて、親はお金がかかっても私立に行かせるわけです。
今回、娘の場合は、公立中学に通って、高校受験をしましたが、友達関係、友達との付き合い方は、結構気にしていたと思います。
他の記事でも書いていますが、部活動に入らなかったということで、友達関係がある程度絞れたというのは良い効果だったのかもしれませんね。
小学校時代と比べて、中学になると、思春期にもなりますし、自我もさらに芽生えますし、親の言うこともあまり聞かなくなってきます。
それでも、自分で勉強が必要だと判断して、きちんと勉強時間を確保して、自学自習をするには、本人のやる気だけでなく、友達関係もかなり影響を受けると思っています。
いかに、自分の希望する進路に良い影響を与えてくれる友達を見つけるかが大切です。
■勉強ライバルという友達
友達って、良きライバルになることも多いんですよね。
娘の場合は、塾でもクラス内の競争はしていたでしょうし、さらに、時間を長く過ごす学校でも競争していたように思えます。
最近の学校教育って競争をあまりさせない風潮がありますが、それは公式に競争させないだけで、実は子ども同士で競争していることは数多くあります。
実際、学校の定期テストでは、毎回、毎教科で、友達を争っていました。
娘は、全教科90点以上を目指して勉強していたので、友達は良い点数だった時に、娘に勝負をしてくるという話を聞いていました。
中学生であっても人間なので、隣の人に勝ちたい、他の人よりも前に出たい、そのような想いがあっても変ではありません。
逆に、自分だけの世界で勉強してしますと、井の中の蛙状態になるので、それは受験においては大きなマイナスになってしまいます。
ライバルをきちんと作って、切磋琢磨することも、友達関係の一つになると思います。
小学生の時は、クラス内ではみんな仲良くとか、学年内で話す人を増やそうとか、そのような教育を受けているケースが多いですが、私は中学になったら、そんなことは気にする必要はないと思っています。
友達が増えすぎると、無駄な仕事が増えてしまうことがあります。
人助けをすることや、リーダーシップを取ることも良いとは思いますが、それをやり過ぎると、勉強時間が取れなくなってしまいます。
1日の時間は限られていますから、自分の時間を大切にして、友達関係、学校行事関係は、二の次にしないと、学力が上がってこないと思いますね。
究極論では、学生生活を楽しむのか、勉学に励むのか、って話になってしまうのですが、これはバランスが大切で、どちらかというと勉学中心にしていても、全く問題ないと思っているくらいです。
トップ校に受かるくらいの学力を身に付けるには、友達関係から気を遣う必要があるのを覚えておくべきかと思います。