投資でクレジットカード積立ってやっていますか?
最近ではクレカ積立にポイントが0.5%とか1%付与してくれる証券会社が増えたので、とりあえず、クレカ積立をやっているって人は多いと思います。
私もどうせ積立するのならってことでクレカ積立をやっているのですが、クレカ積立は毎月1回の買い付けしかできないので、私の投資スタイルにはちょっと合っていない部分もあります。
というのは、究極のドルコスト平均法というのを私自身は信じていますので、積立スタイルは毎日買付にしています。
けれども、ポイントが貰えるというのは嬉しいものなので、毎月1回のクレカ積立も併用しているという感じでしょうか。
買い物のポイントであれば、ポイント欲しさにカードを無駄に使用するのは良くないと思っていますが、対象が投資になると話は変わります。
投資は消費行動ではありません。
投資はもちろんマイナスになることもありますが、基本は上下を繰り返しながらも資産拡大を狙うものなので、それにポイントが付くというのは得にしか感じられないのです。
中には、ポイント欲しさに、すぐに売却してポイントを貰っている人もいると思いますが、相場は思うどおりにいかないので、売買を繰り返している人は、投資というか投機をやっているにすぎません。
何をやるか、リスクをどのように持つのは、これらは個人の自由なので何も言うことはありませんが、どちらにしても、投資でポイントが付くのは凄いことです。
■今の制度では月10万円まで
クレカ積立って、実は10万円まで認められているのは知っていましたか?
このように聞くと、自分が使っている証券会社は5万円が上限だぞって思う人がいるかもしれませんが、実はこれには訳があって、信用の供与が10万円までって決まっています。
クレジットカード利用額の支払いって、翌月払いの人が多いと思いますが、そうなると、一時的に10万円になってしまうんですよね。
その月にクレカ決済がかかって、その翌月の支払いまでの間にもう1回クレカ決済がかかることが多いはずです。
そうなると一時的に10万円分の信用がかかっていることになります。
なので、基本的にクレカ積立は上限5万円までという証券会社が多いのです。
まあ、楽天証券などは、クレカ積立とは別に、一旦プリペイドカードにチャージをして、それも投資の支払いに充てることができるという仕組みも作っているので、10万円ギリギリまで決済できるようにしている証券会社もあります。
この辺りは、仕組みを上手く利用した方法だと思いますので、あとは利用者がどこまで利用するかにかかっているということです。
さて、今日、クレカ積立の話を取り上げた理由は、この10万円が引き上げられるかもしれないという資料が出てきたのです。
■新NISAに合わせて30万円までに上がる?
金融庁の資料ですが、2023年10月3日の事務局説明資料の一部にクレカ積立の金額に関する提案が出ていました。
現時点では信用の供与が10万円までになっているが、これを新NISAに合わせて月30万円までに引き上げたらどうか?という内容です。
これは凄いことです。
新NISAに2024年からなりますが、今の個人投資家のコミュニティの話題は、毎月何万円まで投資すると良いのか?って話で持ち切りです。
ある程度のまとまった資産を持っている人は、20万円や30万円をやろうって言い切っている人もいますが、そこまで資産がない人は、これまでどおり3万円~5万円に留まるっていう人もいます。
この辺って、本当に自分の貯金額と家計資産の関係によるものですが、これからの収入と自分の生活レベルの問題でもあります。
お金を全て投資に回しても良いってわけでもないですしね。
そうなった場合、今回の金融庁の資料の月30万円までの引き上げって結構凄い話だと思います。
クレカ積立による家計破綻なんてことが起きたら大変なことですからね。(笑)
けどまあ、積立金額は、別にいつでも売却することができますし、支払いまでにお金がなければ、即売却してしまえば良いだけの話です。
結局のところ、今のサービスになっているポイント付与という点により、どこまでの普及力があるかって話になります。
日本人ってポイント大好きなんですよね。
ポイント欲しさに無駄な消費をする人も多いくらいですから、投資でもポイント欲しさに、良く分からないけど投資をやっているって人も一定数いそうな気がします。
そのような人は支払い能力がなくて、すぐに売却することになっても、ポイント欲しさに30万円分の投資をしそうな気もします。
これによって自転車操業や暴落によって、変な借金だけが残らないかの心配だけがありますね。
今の上限5万円だったとしても、安心できることではありません。
くれぐれも、自分の収入や貯金の能力を超える投資だけは控えるべきです。
投資で借金を作っていたら何をやっているか分からないですからね。