なんでも道しるべ

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【連載/第4回/公立トップ校体験記】量より質の議論があるけれど結局は勉強時間である話

中学3年の娘、受験生としての闘いは終了しました。

結果としては、私立高校も公立高校も第一志望校に合格でき、来年4月から地域の公立トップ校に通学することになります。

私自身、親として、この高校に合格するために中学3年間で出来ることはやったと思います。

全国には公立の地域トップ高校を目指している親子が多いと思います。

地域の公立中学に通いながら、高校でトップ校を目指し、そのまま旧帝大を目指していきたいという受験ルートを考えている方も多いと思います。

そのためには、まずは高校受験で公立トップ校の進学校を勝ち取らないといけません。

入試は同日勝負という考えもありますが、公立高校の入試はいくら当日点のウエートが高くても、少なからず内申点の影響があります。

したがって、中3の受験日だけの闘いではないので、3年間を通した戦略が必要となります。

このブログでは受験生応援ということで、本人だけでなく、親にも有益な情報を発信しようと思っていますので、ブログ記事10連載で、地域公立トップ校に合格するための実際に意識した秘訣を記していきます。

何かの参考になれば幸いですので、是非とも10連載をご覧ください。

そして、興味のあるところから、実践していただければと考えています。

■毎日勉強しないと上位校には挑戦できない

本日は地域公立トップ校合格の秘訣、10連載の第4回目となります。

第4回目の本日は、「毎日勉強」というキーワードで書きたいと思います。

当たり前のことですが、学力を上げるためには勉強するしかありません。

最近は、コスパやタイパのような言葉が流行っていますが、学力を上げるためには、必要最低限の勉強時間というのは確保する必要があります。

また、認識として、偏差値50くらいの学力から60くらいには少し気合いを入れて勉強すれば上昇しますが、60以上となるとなかなか上がってこないです。

偏差値は母集団によって絶対値の扱いが難しいところですが、ここでは、公立中学生全体を母集団として考えた場合です。

公立トップ校となると、地域性もありますが、おおよそ偏差値70超くらいになってきます。

このくらいの偏差値に上げていく場合には、1日1時間や2時間の勉強量では到達しないです。

塾がある日でも、1~2時間は勉強する必要がありますし、塾の無い日は3~4時間くらいは勉強しないと難しいでしょうね。

勉強時間の議論をすると、量より質だという意見をする人が出てきますが、質は良くて当たりまえなのです。

その良質の勉強法で、時間を稼ぐということが大切になってきます。

■同じ授業、同じテキストを使っても学力差はでる

娘の場合、実際のところ、学校が終わった放課後から夜にかけては当たり前ですが勉強していました。

けれども、塾が週4~5回はありますし、塾前は小テストの勉強、塾後はまとまった時間が取りにくいということから、朝勉強を取り入れていました。

中3の受験直前はその朝時間に過去問を1つ解くようにしていましたが、それでも中1の途中くらいから。朝勉強はやっていて、最初は30分とかでしたが、最終的には1時間くらい勉強していました。

時間を確保するためには、寝て起きて、学校に行っている時間以外は勉強に費やさないといけません。

また、塾に行くことが勉強だと思っている人が多いと思いますが、私から言わせてみると、塾が学校と同類です。

塾で授業を受けている間は勉強していることになっていません。

自分の学力を上げるためには、自学自習をして、参考書の問題を解いて、解けなかった問題が解けるようになった時点で学習効果があったと言えます。

塾の授業は先取りと、学校で習わない高難易度の勉強をするだけであって、学習効果はそれほど高くないと私は思っています。

しかしながら、塾の授業は必須であることは間違いないです。

インプットを怠ると、必要最低限の知識が得られないことになります。

授業を受けて、受験に合格するためのインプットは必要だということです。

このように考えると、毎日勉強しなければならない理由が分かると思います。

学校と塾に通っているだけで勉強している気になっている時点で、公立トップ校はどころか、上位校すら狙えないと思います。

あと、これは難しい問題ではあるのですが、最終的な勝負となると、実は塾生同士の闘いになるのです。

同じテキストを使って、同じ授業を受けて、同じカリキュラムである塾生と受験日当日に闘わないといけないのです。

そこで、合否の差を分けるのは、自学自習の差です。

塾の回で書きましたが、トップ校に合格する塾って限られています。

結局、合格実績が生徒を呼び込むので、必然的に同じ塾生同士で闘うことになるのです。

これが実態なので、隙間時間、細切れ時間に勉強しないわけにはいかないということになります。