なんでも道しるべ

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【受験生の悶々】朝に過去問演習とネットで数学公式の証明

先日の塾の三者懇談で先生から驚かれたことがありました。

それは、「朝に過去問を1教科ずつやっている」という話をした時です。

先生からは、「え?何時に起きてるんですか?」って質問がありましたが、「6時15分に起きて、準備をして、7時から1教科の過去問をやる感じですね」と回答しました。

先生は「朝の方が頭はスッキリして良いかもしれないですね」的な返答がありましたが、私と娘からすると、他の人達はいつやってるの?って感じなんですけどね。

過去問をやり始めたのは10月下旬頃からです。

それまでは、学校と塾に通い、宿題と課題演習をひたすらこなす日々だったので、ここに過去問は降ってきて、いつやろうか?という話になりました。

結局、毎日の放課後は塾や宿題で忙しいし、土日は溜まっている宿題もやらないといけないし、1日で過去問を数教科もやる気力が無いよって話になり、最終的に、毎朝1教科ずつやっていくということで決着しました。

学校のテスト期間中は全くやらなかったですが、それ以外の日は過去問をやっているので、それでようやく延べ1ヶ月経過しようとしています。

朝に過去問をやるのは、時間的には辛いと言いますか、これまでよりも15分早く起きないといけませんし、7時までに完全に用意を終えていないとスタートできないので、そこが大変な時もあります。

一方で、中2くらいから、朝学習は少しずつやっていました。

1時間弱もやっていませんが、30分前後はやっていたので、朝に机に座るというのは習慣化されていたように思えます。

だから、現状、毎朝、過去問をやっても、それほど苦痛なのではないのかもしれません。

勉強方法って人それぞれなので、他人を真似したからといって上手く行くものではないと思いますが、それでも、他人の方法を参考にするというのはやった方が良いのかもしれません。

朝学習やリビング机というのは、娘もゼロから自分でやり始めたものではなく、私が東大生の学習方法をどこかで見て、それを真似しているだけです。

時間って、1日24時間ですし、50週で1年ですし、1年は365日しかありません。

どこで時間を捻出するか、それが重要なんだと思います。

■強い武器を持つ

今の中学生は本当に勉強がスマートにできるようになったなと感心します。

時間の使い方というのは自分で調整するものですが、勉強方法というか勉強の質に関しては、自分で上げることは難しいです。

具体的にいうと、武器(参考書や問題集)は自分では作成できないので、良い物を買ってくることが一番の近道になります。

何でもかんでも買うわけではないですが、お金を惜しまないというのも親としては必要なことだと感じます。

最近の受験は課金ゲーなので、課金をして近道を手に入れなければ他人と勝負をしても負けます。

弱い武器でいくら戦っていても勝てないのです。

強い武器はある程度お金を出せば十分に手に入る時代になりました。

またネットを使えば、情報が入ってくる時代になりました。

そこは大いに利用すべきだと思います。

■公式は証明して覚える

つい先日、娘が、「三角錐の高さの求め方の公式を忘れた」と言っていました。

6と3が入っていること、分数だったことは分かるんだけど、ルート6だったか、ルート3だったかも忘れてしまったということです。

これを聞いて思ったのが、とあるユーチューバーが「公式の証明を1回はやった方が良い」という話を思い出しました。

おそらく、その意味は、公式の証明をやらないから、公式が覚えられないという意味だと思います。

そこで、私は、「三角錐の公式の証明をネットやYouTubeで調べてみたら?」と言いました。

そうすると、ネットには公式の証明が至るところに出ているのです。

その証明方法を書き出して娘が言ったのは、「証明方法はは難しいけど、三平方の定理を使って、分母にルート3が出るから、それを有理化して分母が3になっているのが分かった」と言うのです。

これで、もう、忘れないと思うし、もし忘れても思い出す道筋が出来たということだなと感じました。

結局、このような公式の証明を知ったことが言いたいのではなく、今の時代はネットなどを利用すれば質の良い勉強法はいくらでも編み出せるということです。

数学の公式は証明を理解していれば、忘れても導き出せることができます。

実際に、テスト中に公式を導き出すのは時間的に出来ないですが、それを一度やっていると、忘れることは防止できますし、もし忘れてもうる覚え状態から思い出すことができるかもしれません。

それが重要だと思うのです。

入試まであと2ヵ月ちょっとです。

受験をするのは本人ですが、周りはそれなりにサポートが必要だと思います。

おそらく、どんどん焦りが出てくると思うので、親としてはどっしり構えて、適切なアドバイスをしてあげる姿勢で臨もうと考えています。