なんでも道しるべ

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【資産の値動きを知る】現投資のリターンは確認できるけど、値動き(リスク)の情報は出ないから

投資信託を選ぶとき、何を基準で選定していますか?

投資方針?投資先?投資メンバー?過去の成績?リスク?シャープレシオ?

人によって選ぶ基準は違うと思いますが、過去のリターンはあくまで過去なのでと言われるので、投資成績よりも、他の基準で選んだ方が良いと言われます。

何より、まずは、投資範囲を決めなくてはいけません。

全世界にするのか、先進国にするのか、新興国なのか、米国集中なのか、日本に投資するのか、さらに、アクティブ運用をするのか、インデックス投信を買うのか、はたまたバランス型にするのか、投資範囲一つ取ってみても、選定種類は非常に多いです。

そのような中、過去データと言われても、一応、リターンは見ておくと思いますし、さらに、変動はどのくらいなのかなとリスクもチェックするでしょう。

そうしないと、自分の大切なお金を預ける気になりませんからね。

これらたくさんの選定基準をクリアしたものを最終的に投資先に選ぶのですが、実際、運用が始まってから、これらのデータを再度見直す人ってどのくらいいるのでしょう?

投資を始めるまでは必死に調べるけれど、実際に運用を始めると、あとはリターンしか見ないという人は結構多いと思います。

一応、年間の運用報告書は確認しておこうという感じくらいではないでしょうか。

まあ、日々値動きを確認していたら気が休まりませんし、他にもいろいろと考えることがあるわけなので、投資信託を買っているのですから、個別株のようなフォローは必要ないと思いますが、自分の買っている投資信託の値動きは適宜見た方が良いと思います。

というのは、買った後のリターンは気にするけれど、値幅(リスク)を気にしている人は少ないのではないかと思うからです。

これは、証券会社のシステムの課題でもあると思いますが、自分が保有している資産一覧には、リターンは記載されるけれど、値動きの幅までは表示されないので、実際のところは分からないです。

運用会社の目論見書や運用報告書ではそのようなデータは見えますが、実際に自分の資産となるとそのような値幅のデータが出てこないのは改善余地があるのではと思いますけどね。

■値動きは自分で追いかける

証券会社の情報として見れない以上、日々の値動きは自分で追いかけるしかありません。

例えば、自分自身がやっていることと言えば、米国株の投資信託を購入していますが、S&P500とNASDAQ100の指数の値動きはチェックしています。

リターンは、証券会社の資産一覧で確認できますが、日々の値動き(リスク)はデータとして出ませんので、自分自身で確認するしかないです。

一般的に、S&P500よりもNASDAQ100の方が値動きは荒いと言われていますが、それを肌で感じるというのが重要だと思っています。

リターンでも毎日のプラスやマイナスを見ることができますが、それよりも、指数の動きを見た方が、毎日の変動は感じやすいです。

世の中で言われていることを自分の身銭で確認するというのは、より重要性が増します。

■積立投資をするのなら

投資をやっていると、当たり前ですが、儲かっている時は嬉しく、損をしている時は悲しいものです。

人間の性質上、嬉しさよりも悲しさの方が強く感じる傾向があるので、損をしている時の方が強く感じることになります。

投資をしていると、値動きがあって当然です。

毎日、自分の資産総額というのは変化していきます。

積立投資をしていると、最初の値動きは小さくて良いですが、資産総額が大きくなってくると、値動きは大きくなってきます。

値動きというリスクに関する許容度を持っていかないと、投資の資産総額が大きくなってからだと、その値動きに翻弄される可能性があります。

さらに、商品によって値動きが違いますから、その性質も理解しておかないと、せっかく積み立てて資産を増やしていても、その値動きに自分の気分が付いていかなくなります。

日々、値動きをチェックする意味というのは、そのようなところにあります。

投資は知るより慣れろと言いますが、とりあえず軽くは勉強した方が良いです。

知識は無いよりあった方が良いに決まっていますから、今はたくさんの情報が手に入れられる環境ですから、情報を取りに行くべきです。

けれども、ある程度の知識が備わったら、最後は慣れていくしかありません。

自分の資産額や自分の商品の値動きに慣れて、リスク許容度を上げていくことです。

そうすることで、日々の値動きに狼狽しない自分を作ることができます。

ほったらかし投資という言葉が流行ったことがありますが、初心者はほったらかしても良いですが、積立をしてある程度の資産を運用しようと決めたのなら、ほったらかすのではなく、日々の値動きをしっかりと確認するのも一つのスキルとなります。