娘が急に言い出した一言、「浪人している人、尊敬するわ~」ですって。
その真相は、今、受験生で毎日長時間勉強しているから、それを1年間も受験勉強の為だけに生活しているというのが凄いと思ったらしいです。
まあ、確かに、浪人生は次の受験のために、受験のことだけを考えて生活していますよね。
もちろん息抜きなどはしていると思いますが、その息抜きも受験に向けた息抜きであって、あくまで受験中心の思考と生活になっていることは間違いないと思います。
大学受験と高校受験の大きな違いって、大学受験は浪人ができるけれど、高校受験は浪人が出来ないんですよね。
義務教育を終える中学3年までの間って、基本的に留年もありませんから、卒業と同時に何らかの進路を決めて卒業していきます。
もちろん、中学卒業してから、自分の人生を思い返して既卒生として、再受験などは可能だと思いますが、高校も留年する人が少ないですからね、やはり同学年の友達がいないと寂しさもあり、辞めていく人が多かった印象があります。
大学になると全く変わりますけどね、私が通っていた大学では現役も多いですが、1浪も2浪も当たり前のようにいますし、社会人だってたくさんいました。
特に旧帝落ちた組が多かったので、2浪の人が多く、現役と1浪の時は不合格だったとしても浪人を選択していたが、2浪になった後は、諦めてうちの大学に来ていました。
やはり2浪になると、年齢も二十歳を過ぎますから、いつまで浪人やってるんだろうって想いになると思いますし、一番は、予備校での友達が減ってくるからもう諦めようって気になるのかなと思います。
それだけ、中高生の時って友達の力が強いのだと思います。
浪人も大変だと思いますが、難関大学への進学は浪人生もすごく多いのが現状です。
やはり高校生活は楽しみたいですし、勉強も先取りで必死にやっていっても間に合わないので、浪人して、直前期の勉強スタイルを1年続けて合格するという感じなのかなと思いますね。
私は難関校を挑戦したことがないので分からないですが、大人になって受験を客観的に見ていてそう思いますし、自分が大学生だった時に、旧帝の学生と話す機会が多かったのですが、そんな印象があります。
受験って、自分との闘いですからね、浪人生を尊敬するのはその通りだと思いますし、実際、浪人生は強いと思います。
■自分に合った高校ってどこ?
娘の場合、高校受験では浪人ができないというか、環境的にできてもやるべきではないので、滑り止め校を中心にどこかで拾ってもらえるように準備はしています。
通える高校があれば、極端な話、どこでも良いと思いますが、それでも周りの環境ということを考えると、自分のスタイルにあった高校を選ぶのがベストってことになりますよね。
東大生も、学校の雰囲気や、友達の意識というのが自分の刺激になったという人が多いです。
勉強する環境であれば自然と勉強するのだと思いますし、部活動や学校行事に力を入れる環境であればそうなると思います。
自分の望むスタイルと違う所に進むほど辛いことはないので、そうなると、続かないですし、留年や登校拒否のリスクもあります。
自分が周りの環境になじみやすい性格であれば、環境に適合していくのだと思いますが、そうでない場合は、自分にあった学校を選ぶべきですね。
浪人だって、自分1人だとなかなか気持ちを繋げるのには難しいかもしれませんが、友達も一緒に浪人している人がいるのなら、続けられるのかもしれませんしね。
■今の時代は高校受験だけでは終わらない
受験なので、合格もあれば、不合格も当然あります。
娘の場合、第1志望から第5志望まで作っていますが、まだ第4と第5はこの順番で良いのか、そもそも受験するのか、その辺りもまだあやふやな状況です。
第1~第3の合否が決まってから、第4と第5をどうするかを決めていきたいと思っています。
今のところで確定していても、気持ちは変わる可能性が十分あるなと思っているので、変えやすいようにあえて確定させていません。
まずは、第1志望に向けて全力に行くこと、そして、滑り止め校をしっかりと押さえておくこと、この辺りが重要になるかなと思っています。
あとは、高校に進学してから大学受験の時の浪人になる可能性も考えておかないといけないです。
もしも、第1志望が落ちた時に、このまま大学受験の一般試験を想定した高校に進学するのか?って話です。
やはり第1志望に落ちてしまうと、その辺りの受験に対する熱が変わってくると思っています。
3年後にもう一度勝負したいという気力が残っているのか、それとも、もう受験はちょっと疲れたという気持ちが強くなっているのか、その辺りのモチベの関係でも、進学先は変わってくると思っています。
いま浪人をしている人達は、ようやく1年間の集大成が始まります。
共通テストから、私立受験、国公立受験と進んでいきます。
自分の希望どおりの人生になっているかどうかが重要だと思いますので、是非とも全力で取り組んで、悔いが残らない選択をしてほしいですね。