最近、自分の子が受験学年であることや、会社の人の子どもも受験を終えたり、受験を控えてたりしていることもあって、子どもの進学ルートに関する考え方やパターンというものを知る機会が増えました。
千差万別と言いますか、多種多様と言いますか、本当に人それぞれですし、本人の希望と親の希望と現実が入り乱れているような感じです。
けれども、一つ言えることは、自分の子と他人を比べる人が非常に多い、これは間違いないです。
まあ、できるだけ良い高校や大学に進学してほしいのはどの親も同じだと思うのですが、こればかりは、本人の学力もですが、やはり親のお金のかけ方が全く違います。
当たり前ですが、かけることができるお金が無ければどうしようもできません。
かけたくてもかけることができない家庭は山ほどありますし、また、全員の親が同じ考えでもないわけです。
そのようなバックグラインドが違う状況でも、結局、親は他人と比べてしまうわけです。
人間の社会性ってそんなところなのかもしれませんが、今の時代はルートが多いので、自分が選んだ道が正しいと思い込むしかないと私は思っています。
未来なんて誰も予想できないわけで、今のルートが正しいのか、正しくないのかなんて、誰にも分かりませんし、判断できません。
その子の性格や学力や希望によって、正解だったか、他に良い道があったかなんて、分からないわけです。
けれども、確実に言えることは、少しでも有名な大学や難易度の高い大学に行きたければ、勉強することしかないです。
世間ではコスパ良く大学に行きたいと言われる人が多くなっており、学校推薦枠などを上手に使えば、有名大学に進学できるという話も多く聞こえますが、これらってコスパが良いので、競争率も高くなりますし、何と言っても、周りの状況によって自分の選択肢も変わってくる可能性があるわけです。
周りに振り回されずに、できるだけ自分の実力で手繰り寄せたい場合は、結局のところ勉強するしかないわけです。
勉強している人が勝つのが日本の受験状況であるのは間違いないと思います。
もちろん、勉強が全てではないので、推薦という制度があるわけで、それを利用できる環境であればすれば良いのですが、それも絶対ではないので、利用できない場合は自力で受験するしかないのです。
そうなると、その可能性があるのなら、中学生や高校1年の段階でもしっかりと勉強しておく必要があります。
何と言っても、学力が乏しい生徒には、それなりの選択肢しかなくなりますから、幅が狭くなるのはどうしようもないですからね。
■他人と比べても仕方ない
他の親と話していると、自分の子のルートに疑問を持っている人がいます。
私立に入れていても、それで良かったのかと悩んでいるようですし、公立で高校受験などを控えていると、それもこれで良かったのかと悩むわけです。
結局、悩むわけです。
その理由は、他人の学力や成績や進学先を気にするからです。
自分の子と他人の子を比較してしまうので、そのような悩みが出てくるのです。
そんなことは悩んでも仕方ないと思いますけどね。
家庭の経済事情が違うわけですし、親の考え方も違う、本人の希望ややる気も違う、同じ境遇の人なんてほぼいないわけですから、一緒の選択肢をすることすら無理なわけです。
自分の置かれた立場から最善策を取るしかないと思いますけど。
■今の状況から最善策を見つけるしかない
付属の私立に行こうが、中高一貫校の進学重視の私立に行こうが、地域トップ校の公立高校に通おうが、家から近い公立高校を選択しようが、結局はこれでよかったのかと悩むわけです。
正解なんてありませんし、時間もドンドン経過していくわけですから、何らかの条件でジャッジをしなければなりません。
けれども、どのようなルートにしようかということは、あらかじめある程度は決めておく必要はあると思います。
特に、エスカレーターを含めて推薦を狙って進学をするのか、一般受験で大学進学をするのか、という大きな括りです。
それがある程度決まっていないと、中学受験や高校受験の時、もしくは、実際に通いだしてから悩みが大きくなります。
そして何より大切なのが、本人が後悔しないように希望を聞いてあげる必要があるということです。
人生やり直しは可能みたいな話になることはありますが、受験に関しては、もちろん無理ではないですし、多浪生や仮面浪人もいますが、なかなか難しいと思いますけどね。
■大学付属の中高一貫校でも悩む親
中高一貫校で、それこそエスカレーターの付属校で、大学まで決まっているという学校に通っている親ほど、なぜか悩んでいる人が多いように思えます。
うちの子どもは本当にこれで良かったのだろうか?
もっと良い大学に進学できたのではないだろうか?
そんな悩みです。
分からなくはないですが、悩んでいるなら辞めたら?とも思いますが、そういう親ほど何も動けないんですよね。
勉強することが第一なのに、今の所属先のことで悩むのはちょっと違うかなと思います。
その場合、結局どこに行っても悩みは尽きないですし、他人の方が良く見えるようになります。
悩む前に学習環境を見直した方が良いと思うのですが。