中学3年の娘、受験生としての闘いは終了しました。
結果としては、私立高校も公立高校も第一志望校に合格でき、来年4月から地域の公立トップ校に通学することになります。
私自身、親として、この高校に合格するために中学3年間で出来ることはやったと思います。
全国には公立の地域トップ高校を目指している親子が多いと思います。
地域の公立中学に通いながら、高校でトップ校を目指し、そのまま旧帝大を目指していきたいという受験ルートを考えている方も多いと思います。
そのためには、まずは高校受験で公立トップ校の進学校を勝ち取らないといけません。
入試は同日勝負という考えもありますが、公立高校の入試はいくら当日点のウエートが高くても、少なからず内申点の影響があります。
したがって、中3の受験日だけの闘いではないので、3年間を通した戦略が必要となります。
このブログでは受験生応援ということで、本人だけでなく、親にも有益な情報を発信しようと思っていますので、ブログ記事10連載で、地域公立トップ校に合格するための実際に意識した秘訣を記していきます。
何かの参考になれば幸いですので、是非とも10連載をご覧ください。
そして、興味のあるところから、実践していただければと考えています。
■C判定でもD判定でも
本日は地域公立トップ校合格の秘訣、10連載の第9回目となります。
第9回目は本質的な話になってきますが、「第一志望校から逃げない」ってことです。
中3になると各種の模試テストなどで合格判定などが出てくるようになってきます。
偏差値よりも直接的な表現になるので、A判定になると喜びますし、E判定になると志望校を変えようかと考えるほどになってきます。
娘の場合も中学3年の1年間は2ヶ月毎にやっている模試ではA判定やB判定は取れませんでした。
1年間で6回の判定がありましたが、すべてC判定とD判定だったのです。
唯一、合格判定模試という高校の冠模試は、A判定とB判定は貰っていたのが救いでした。
もし全ての模試テストでCやDだったら、もしかしたら志望校を変えようかと議題に挙がっていたのかもしれません。
とはいえ、B~D判定なんて、ちょっとしたことですぐに変わるというのも分かっていました。
E判定は、基準以下なので、一番該当者が多いというのは有名ですが、A~Dは狭いと思います。
特にB~Dは偏差値でいうとほんとに1とか2とかの世界であり、点数でいっても、10点や20点の世界です。
20点と言われると結構大変なようにも聞こえますが、1教科だと4点ですからね。
数学だと1問で良いし、他の教科も2問正解すれば、20点は上がってきます。
まあ、この1問2問を不正解から正解にするのが大変といえば大変なのですが。
なので、C判定やD判定であったとしても、合格できたという実績がありますから、諦めずに勉強し続けて欲しいと思います。
大学受験でも、現役生は入試直前の12月や1月が一番伸びると言われますが、本当にそのとおりだと思いましたね。
■倍率からも逃げない
合格判定なんて、その時の模試との相性があるので、E判定を連発していない限り、第一志望は変更することはないと思います。
高校入試の倍率は、事前調査から実際の願書提出後では、娘が受験した公立トップ校は下がっていました。
事前調査の倍率は昨年より上がっていたので、これは願書提出後だと下がるだろうなって予想していたら、案の定、下がっていたという結果です。
もちろん、E判定連発でどうしても下の高校に変えた方が良いと判断したケースもあると思いますが、中には、倍率に萎縮してしまって少しでも倍率の低い高校に変更した人もいると思います。
けれども、結局は同じことを考える人がいるもので、娘の受験校は倍率が下がって良かったと思っています。
倍率って高いより低い方が気分的には楽ですからね。
誰がどう見てもこれは受からないって思わない限り、第一志望だけは変えない方が良いと思います。
高校のレベルを下げると、それに合わせて自分の学力が下がっていくのも良くある話ですからね。
娘の場合、大学受験までを想定して、ここでダメだったら潔く私立の付属校に行くと決めていました。
中途半端にレベルを下げてまで公立高校に行く意味は無かったからです。
これも一つの覚悟であり、結局、高校に通っても勉強は継続しなければならないので、高校受験の段階で自分の道を決めておくのも一つの方法だと思いますよ。
高校に入ってから決めたら良いというのは甘いです。
今の時代は大学に行くことが当たり前のようになっているので、一般入試にするのか、指定校や推薦、内部進学するのかを含めて、高校受験の段階から考えておいた方が良いです。
とはいえ、妥協だけはしないで、決めたのなら、ギリギリまで第一志望に向けて努力してほしいですね。
受験校戦略は親や塾の先生に任せておいたら良い話ですしね。