なんでも道しるべ

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【大学入学共通テスト】変更点が多すぎ&大き過ぎて、国立大学への志願者や浪人生が激減?

2025年から大学入学共通テストが変わります。

これは大きな変化で、今年の2024年で現行の共通テストが終わるということです。

細かい変更点は私も全て把握できていないのですが、おおよそ下記のようか感じかと思います。

①数学Cが新たに増えて、数学の単元の範囲分けが変わる。
②国語に実用文が追加され、大問が5つになり、試験時間が増える。
③情報が追加される。
④社会の地歴公民の区分が変わる。

詳細の変更点は、予備校や塾のサイトを見れば分かると思いますが、これらの変更点は非常に大きいですね。

どれも大きな変更点だと思いますが、一番は何でしょうか、数学の範囲分けは文系志望の人に大きく影響がありそうですし、情報がほとんどの大学で共通テストの結果を採用するみたいなので、教科が1つ増えたことになります。

そうなると、やはり情報が一番影響は大きいでしょうかね。

けれども、勉強時間への負担を考えると、数学、情報、社会、国語の順になるように感じます。

このような変更があるので、共通テストを利用して大学受験を考えている人は、早め早めの準備を勧められております。

■今年の高3・高2生が大変な学年

我が娘は、今年が高校受験なので、この新制度の影響は3年後になります。

今の高2生が最初に影響を受けて、1年生は2年後、そして、娘の学年が変更3年目ということになります。

2年間の状況をみて準備ができますから、まだマシかなと思っているのですが、一番影響を受けそうなのが今年と来年の受験生ですね。

今年の受験生は旧共通テストの方式で勉強しているので、もし第一志望の大学に合格できなければ、来年に浪人して受験することになります。

そして、来年の受験生は新たな制度1年目なので、参考書などがあまりなく、特に情報では準備が大変かもしれません。

数学に関しても、これまでの勉強単元と違う単元も勉強しないといけませんし、参考書も新たな新制度用をやらないと単元抜けが起きるかもしれないです。

その辺りが可哀そうだと思えるほど、大きな変化だと感じます。

おそらく、来年の浪人生は減るでしょうね。

滑り止めを受けているとは思いますが、第一志望に合格できなかった時、浪人するかしないかの判断には影響しそうな気がします。

あとは、国立大学への進学率も減りそうな気がします。

教科数は増えるし、数学も大変だし、社会も枠組みが変わったしってなると、特に文系志望の人は、もう私立でも良いかなって思ってしまうかもしれないです。

大変だと思いますが、今の高3、高2の人は夢をかなえるために頑張って欲しいと思います。

娘も、今の高校受験で希望どおり進学できれば、3年後なので、準備が大変な学年になることは間違いないと思います。

■国立大学への一般入試志願者は減るのか?

ところで、国立志望の人が減るのでは?って話をしましたが、今の国立大って一般入試の割合っていくらでしょう?

答えは、82%程度です。

逆に18%程度の高校生は、総合型選抜や学校推薦型選抜を利用して進学していることになります。

反対に、私立大学って一般入試の割合はいくらでしょう?

答えは、41%程度です。

もう私立大学進学の半数以上の人は、何らかの推薦制度などを利用して進学していることになります。

これに少子化を掛け合わせることになりますから、一昔前に比べて、国立大で一般入試で合格する人がどんどん減ってきていますね。

大学受験のペーパー試験というのが、もう希少価値みたいになりつつあるのかな?って思います。

とはいえ、東大・京大をはじめとした旧帝の大学は、今でも一般入試の割合が多いので、偏差値が高く国立大となると、やはり勉強しなければ行きづらい大学であることは間違いないでしょう。

ここは、自分が通いたい大学にどんな選抜方式があるかを確認しなければなりません。

生徒によっては、一般入試は嫌だから、何とか推薦制度で進学できないかなと考える人いると思います。

そのような人が増えてもおかしくないほど、一般入試の割合が減ってきました。

私個人の意見としては、推薦制度が大いに利用したら良いと思っています。

けれども、偏差値の高い大学は難しいということと、もう一つは、やはり地頭の良さは仕事していたら分かるってことですね。

当てろと言われたら当たらないかもしれませんが、やっぱり入試を複数突破している人は、地頭の良さと要領の良さと突破力は半端ないですからね。

その点は注意かなと思います。

大学に合格できれば良いってわけでは無いですからね。

このような受験事情でも難関国立大学に果敢に挑戦するというのは、意識やモチベとしても素晴らしいと思います。

推薦制度や私大入試って、コスパ入試みたいな表現をされることがありますが、本当にコスパが良かったのかどうかは、大学生になっただけでは分からず、結局は仕事をしてお金を稼ぐようになってから分かる部分も多いですからね。