昨日の記事で、NASDAQ100指数の荒さについて書きました。
一ヶ月ほど前に、2024年の新NISAの積立構想を書いていたのですが、NASDAQ100指数の比率を少し下げ量という考えから、積立商品の見直しを考えています。
S&P500を基軸にしたいのですが、一方で、S&P500を50%超える比率で持ちたくないという気持ちもありますし、S&P500とNASDAQ100を同じ積立金額にしたいなという気持ちもあります。
そのようなことを考えると、S&P500と同じくらいに信用できる商品が欲しいのですが、それがなかなか見つからないのです。
米国以外の株式指数はあまり信用ならないというか、期待もできないので、唯一、若干期待しているのが、インド株インデックスくらいです。
日本も、他の先進国も、インド以外の新興国もあまり期待できないですからね。
それで考えていたら、いま、クレジットカード積立している商品があったので、それを積み立てようかと考え直しました。
■米国株一辺倒か、世界株分散か
S&P500と同レベルで信頼と期待できる商品ってあまりないんですよね。
最近のYouTube内では、分散投資といえば、S&P500よりも全世界株式インデックスだという意見が多いのですが、これは、本当にこっちの方が期待できるというよりも、分散によるリスク低下の方が意味合いは強いです。
インデックス投資を勧める人のリスクヘッジで、米国一辺倒よちも世界分散の方が推奨するリスクを下げることができるので、言っているのだと思います。
本当に自分が投資するなら、多少リスクをとっても米国に投資するでしょう。
そっちの方がリターンは期待できますからね。
本音と建前はしっかりと見極めなければ、自分の資産は増えませんからね。
自己責任である以上、他人の話も半分で聞いて、自分で判断しなければなりません。
■NASDAQ100に代わる商品はこれ?
そんな中、いろいろ考えていると、今もクレジットカード積立している商品がありました。
それが、SBI・V・全米株式です。
これは、S&P500と違って、全米株式ということで、米国まるごと投資です。
ETFとしては、VOOとVTIの違いなのですが、VOOはS&P500で、VTIは米国まるごとになります。
VOOのS&P500とVTIは同じような動きをするってことで、一緒に持っても意味が無いというツッコミが大きい投資先ではあるのですが、実はVTIの方が上位概念なので、VOOになかなか採用されなかったテスラ株の恩恵が受けられていないという解釈もあります。
なので、VTIを買った方が分散は効いているし、リターンも高かったという時期もあるのです。
とはいえ、VTIは超小型株も混ざっているので、いわゆる規定できない株式も含まれてしまいます。
これは個人の感覚の差ではあるのですが、VTIよりもVOOの方が好きっていう人もいます。
私としては、うーん、どっちも好きって感じです。
両方、メリット、デメリットありますからね。
よって、今はクレジットカード積立をVTIでやっていたのですが、これを新NISAでも引き継いで行こうかと考えています。
■今時点の新NISA積立戦略
一ヶ月前までは、新NISAではVTIのSBI・V・全米株式は買うのを止めておこうかと考えていたのですが、NASDAQ100のあの荒さを見ていると、この指数商品を50%程度持つのはちょっと気が引けるので、40%まで下げようと思います。
その分、VTIの方を購入して、さらに、S&P500もNASDAQ100と同じ金額で積立したいので、SBI・V・S&P500もNASDAQ100に合わせます。
そのように考えた結果、下記のグラフのようになりました。
グラフ内は投資信託の商品になっているので、見方が難しいのですが、ETFで言うと、SBI・V・S&P500がVOO、SBI・V・全米株式がVTI、NASDAQ100がQQQになる感じです。
つみたて投資枠はS&P500だけで占めておいて、最大の120万円までこれで積立します。
それだけだと、毎日4500円しか積立できないので、残りの500円は成長投資枠で積立をします。
同じ合計金額の5000円をNASDAQ100も購入して、こちらは成長投資枠になります。
この2つで毎日1万円の投資をやっていきます。
あとは、毎日100円ずつ、微々たるものですが、日本株のアクティブとインド株インデックスを購入します。
これは成長のお楽しみって感じですね。
そして、クレジットカード積立として、SBI・V・全米株式のVTIを毎月5万円積立を継続していきます。
これは成長投資枠で購入していこうと思っています。
ということで、年間は340万円を超える形になりましたので、残り18万円程度の枠が残る計算になります。
年間360万円は埋めたいですが、暴落時のスポット買い枠として残しておこうかと思っています。
新NISAスタートまで、まだ5ヶ月ちょっと残っています。
まだまだ先はありまし、機会損失的にいうと、早く投資した方が良いような気がしますが、非課税枠で購入した方が有利なので、あと半年は我慢ですね。
米国もいつリセッション入りするか分かりませんから、いまいきなり全力投資するのもリスクが高いです。
最近のニュースでは軟着陸のソフトランディングの可能性が出てきましたが、こればかりは一寸先は分からないので、過剰なリスクを取らずに、しっかりと新NISAの準備をしていきたいと思います。